都市の道路が向いてる方角を調べられるインタラクティブ地図

Road Orientations Interactive Mapは、都市の道路の方角を円形のヒストグラムにまとめたインタラクティブ地図です。 360度を64分割し、それぞれの方角を向いた道路の長さをカウントしていくと、表示中の都市がどの方角に向いた道路をどれぐらい持っているか、が右上に表示されます。 東京都心部を表示すると、こんな分布に。どの方角にも同じぐらいの長さの道路が存在する、つまり、特に方角など気にせず、ランダムに近い方角に道路が伸びているというのがわかります。 対して、京都を表示してみるとこんな結果に。ほとんどの道路は東西・南北に向いていて、それ以外の方角に向いた道は非常に少なそう。 こちらは札幌。札幌も碁盤目の街という印象でしたが、こちらは京都と違って東西南北の向きには向いてないのですね。また、場所によって四方の方角が異なっていて、集計結果としては多い方角は8つ出てくるのがわかります。 右下の検索ボックスで、世界中のどの場所でも表示できるのがいいですね。 この地図、OpenStreetMap のデータを使ったMapboxのサービスを使って描画されています。表示されている地図の範囲の道路データから方角と距離を取り出し、集計するのはコンパクトな JavaScript で済んでいます。 # 作者はMapboxの中の人のようです 作者のウラディミール・アガフォンキンさん(Vladimir Agafonkin)は、アメリカの主要都市について同様の円形ヒストグラムをまとめたVizual Statistix

HomeCourt – バスケットボールのシュート結果を画像認識で自動記録するアプリ

HomeCourtは、スマートフォンのカメラを使ったバスケットボールの練習支援アプリケーションです。打ったシュートをリアルタイムで追跡し、結果をまとめてくれます。 シュート練習が映っているアプリの画面の右上に、シュートの企図回数や成功数、コート内でのシュート位置がリアルタイムで更新されていますね。 このアプリ、コートの外側に三脚でスマートフォンを固定設置して、3ポイントラインやゴールなどを認識させると、その後に打ったシュートの位置や結果が判定されます。また、シュート時の動画をスローモーションで見返したり、それをコーチと共有する機能もあるそう。 こちらが統計結果の表示画面例。コートのどの地点からシュートを試みて、その結果がどうだったかがわかりやすく表示されていますね。距離や角度ごとの成功率や、成功率が経時でどう変化してきたかも出てくるので、得意・苦手の把握や自分の成長の度合いの確認に使えそうです。 ラインの線の色、背景に木などが無い屋内コートが良い、ボールは標準的な色、十分な明るさ、など、より良い認識のための条件はいくつもあるものの、こういった結果が画像/動画認識技術の進歩によってスマートフォンレベルで動くようになったのはすごいですね。 ウェブサイトには利用者として大学チームのロゴも多数表示されていて、実際の練習に使われているようです。効率よく上達を目指すために、こういった支援ツールが中高生の部活などにもどんどん普及していくかもしれないですね。 https://itunes.apple.com/app/apple-store/id1258520424?mt=8 via

州境が違ってたらアメリカ大統領選の結果はこう変わっていた? という地図

Random states of Americaは、州単位で代議員数を奪い合うアメリカ大統領選挙の過去のデータを使った思考実験です。 アメリカの大統領選挙は、2大陣営(まれに第3陣営)が争う部分は簡単でわかりやすいものの、州ごとに争って州の代議員を勝った方が総取りするところはわかりにくく、実際に全得票が少ない方が勝ったりすることもありますね。 このインタラクティブ地図では、群の集まりからランダムに新しい州を作り、合衆国をその架空の州で分割しています。州の形が異なると、その州の中での民主党・共和党の強弱も史実とは別の結果になってしまったりして、得られた代議員の数も変わります。 # 州の名前は中に含まれる群の一つを使っているそうです。なお、首都ワシントン特別区・ハワイ・アラスカに関しては、他と孤立しているとしてそのまま使っています。 実際に結果大差がついたドール氏やケリー氏の負けが覆るようなことはありませんが、ランダムな区割りを何度か繰り返すと、アル・ゴア氏やヒラリー・クリントン氏が勝利していたケースが簡単に出てきます。 [追記] と思っていましたが、下のように最近6回とも民主党が勝っていた区割りも生成されました。区割りが選挙結果に与える影響は、かなり大きいんですね。 ただ、実際の選挙運動では、今ある州の中の情勢を見てどこに予算や応援などのリソースを投入するかを選択し、その結果として接戦州が多数出てきているわけで、もし本当にこのような州の再編があったとしても、そこで行われる大統領選の結果はこの地図で予測したようなものにはならないでしょうね。 この地図、群の集合から新しい州分けを提示する、というアイデアのところが面白いですね。日本でも市町村単位で組み替えて同様の県境を表示してみると、いつもの見慣れた列島がなんだか知らない別世界の国に見えたりするかもしれません。 via Maps

ポテトチップスの空気量を調べたインフォグラフィックス

How Much Air is in Your Bag of Chips?(チップスの袋の空気量)は、14種類の有名なポテトチップスを購入し、その袋の中のどれぐらいが空っぽか、というのを計った調査と、その結果のインフォグラフィックスです。 59%が空気というチップスから、19%が空気というものまで、14品種のポテトチップスの空気の割合が並べられています。平均は43% ということで、スーパーでポテトチップスを買っても、半分近くは空気だということですね。 それぞれのパッケージの価格や内容量もあるので、空気が多いものが量が少ないというものではないでしょうけど、袋を開けてみてがっかりするのが嫌なら、空気率の低いブランドを選ぶのがいいのかもしれません。 測定方法は、同じ商品を2セットずつ買って、水に沈めて水位の変化でパッケージの体積を計測、次に空気を吸いだしたものを同じく水に沈めて計測、2回の平均を取った、ということです。 ヘンリー・ハーグリーブスさん(Henry Hargreaves)が2015年に同様の調査を公開していたそうで、今回のインフォグラフィックスも参考にしたそうですが、二つの調査結果を比べると、70%が空気だった2015年の調査からすれば、今回の空気の割合は43%と、だいぶ改善したようです。もし、これらの調査結果が報道されたことで、空気を増やし続ける動きにブレーキが掛かったのだとすれば、消費者にとっては良い調査でしたね。 via Bored

「機械に解雇された」人の体験談

The Machine Fired Meは、イブラヒム・ディアジョさん(Ibrahim Diallo)がブログに綴った、突然会社から解雇された時の体験談です。 3年契約で半年以上働いていた会社で、突然以下のようなことが起こったということです。 ある朝、現職を紹介してくれた転職業者から「大丈夫か?」とメッセージ 社員証がオフィスの入り口でエラーになった(なじみの守衛に通してもらった) 翌日、駐車場のゲートが社員証で開かない(係員のカードで入った。翌日からはUberで通勤に) 上司に壊れた社員証の再発行を依頼。臨時の当日社員証を印刷してもらう JIRA にログインできなくなる。同僚は入れて、自分のユーザー名に(inactive)と表示されてることに気づく。上司は驚き、アカウントの復旧をどこかへ依頼 転職業者から「あなたが解雇されたというメールを受け取った」と連絡 翌朝、臨時社員証が発行できなくなった、と守衛に言われる。上司下まで迎えに来る 部長に「自分は解雇されたのか?」と訊く。部長は笑ってどこかへ電話、今日中にはすべて直ってるので仕事するように、と 自席のWindowsが自動で再起動され、ログインできなくなった。仕事用のCentOSマシンで作業する 部長は「明日も出社するように」と言ってくれたが、翌朝は自分のLinuxマシン以外のあらゆるアカウントにログインできなくなる ランチ時に、顔なじみの守衛2人がやってきて、無理やり社外に追い出される 上司も部長も、ディアジョ氏を建物外へ出せ、という脅しのようなメールを受け取る 続く三週間、自宅から上司や部長よりもっと上の人たちがやりとりするメールの議論をCCで受け取り続けるが、誰もこの問題を解決できない 3週間経った後で、転職業者から「また出社できるようになった」と連絡を受けますが、3週間家にいた分の給料は無し。 会社の説明では、一度解雇プロセスに入ってしまうと、システムが次々と解雇のための手続きを自動的に進め、カードを無効にしたりアカウントを止めたりするようになっているということ。一つの処理が次の処理を呼び出し、途中で止めることはできなくなっていると。 止められたアカウントを復旧する方法もないので、ディアジョ氏は「新しい契約社員」として採用されなおすことに。最初の入社時に書かされたあらゆる書類を、もう一度書く羽目になったそう。 解雇のプロセスが決して止まらない自動作業だったことは置いておくにしても、なぜそれが誰も問題にしていないディアジョ氏に襲い掛かったか、という点については、採用直前にこの会社がより大きな会社に合併された際の、レイオフされた前任のマネージャーの作業放置の結果、ではないかということだそうです。 ディアジョ氏は結局、良く貢献もし周りから感謝もされていた職場で、捕まった泥棒のようにビルから追い出されるという体験をしました。その影響で、なぜそんなことになったかという経緯を周囲に説明したり、一部の人たちからは距離を置かれたりしたりして、最終的にはしばらくしてその会社を退職、今の会社に移ってしまいました。 昨年身の上に降りかかったこの一連の体験をやっと落ち着いて話せる気分になったそうで、今回ブログで公開した、ということです。 What I called job security was only an illusion.

これがホントのドレスコード

https://twitter.com/jessie__wu/status/887440669102551041 柄に使われているコードはminify された Lodash らしいです。 redditによると、このミニスカートを含めた同ブランド monokai の服やグッズは naughty {gits] というオンラインショッピングサイトで売られていて、上のミニスカートは $44.95

The Guts Game – お腹に飲み込んだ温度センサーを調整して相手と競うゲーム

まだ試作段階のようですが、新しいUI(ユーザーインタフェース)を追及しているという Exertion Games labs による他にない入力方法のゲームが、小さな温度センサーを飲み込んで競う、胃腸温度ゲーム The Guts Game 。

飲み込んだピルの温度センサーで測った温度が、お互いのスマートフォンアプリに表示されます。ピルの長さは23mmということ。腰回りにはピルからの温度情報を電波で受け取る中継器を巻く必要がありますが、体の外側で計る温度計などに比べると、日々の行動や運動などによる測定エラーや温度の誤差を少なくできたということ。

スマートフォン上のゲームでは、この体内温度を上げたり下げたりする目標が提示されて、対戦する二人のプレイヤーのどちらがその目標温度に近づけられるか、を競います。

ピルが胃にあるまでは、温度操作は比較的簡単だそうです。温めたければ温かいものを食べればいいし、冷やしたければ冷たいものを飲めばいい。

しかし、腸に入ってくると、その方法では温度調整ができなくなります。運動や、サウナ・プールなど体全体を違う温度に置かないと、腸の中の温度は変えられないのだとか。

これまでに協力者を含めて14名がプレイしたそうです。今のままのゲームではそこまでやってみたい人は増えないようにも感じますが、体内の温度センサーを入力に使う、という前例から、今後アイデアをうまく使ったゲームやサービスを考える人が出てくるかもしれませんね。

via Exertion Games Lab

Ruby on Rails に影響を受けたPHPフレームワーク(2005)のその後

ブログの過去記事 Ruby on Rails の PHP 移植プロジェクト で、「Ruby on Rails を PHP で」という触れ込みで2005年当時に売り出していた3つのフレームワークを紹介していました。

その3つのフレームワークが現在どうなっているかを調べました。

CakePHP

13年後の今も健在ですね。最初のとっつきやすさから人気が出たのと、日本語に紹介する人が多く熱心だったこともあって、一時期は一番人気のPHPフレームワークでした。今は PHP 7ベースということ。

Biscuit

2005年当時のBiscuitはリンク切れとなっています。元の作者はその後 Ruby 使いとなったままのようで、Biscuit や PHP についての言及はブログにはありませんでした。

Biscuit Linkという別のPHPフレームワークがあり、作者のCarlosさんは1994年生まれ。Biscuitフレームワークに「インスパイアされ」て作ったフレームワークと自己紹介にあります。

PHP on Trax (旧名 PHP On Rails)

独自ドメインは無くなっていましたが、GitHub 上にソースコードはあります。直近の更新が2014年。PHP5ベースでパッケージ管理はPEARです。

[動画] 「ダイヤモンドは永遠」

「ダイヤモンドは永遠」(Diamonds Are Forever)は、架空のダイヤモンド・オンラインというwebサービスで、ダイヤモンドの婚約指輪を購入する、というドラマ仕立ての動画です。

とあるカップルは、オンラインで婚約指輪を注文します。注文したダイヤモンドの状況をPCやスマートフォンから追跡できるトラッカー機能がついていて、いろいろな通知を受けることになります。

「おめでとうございます。少年奴隷のキンウェイがあなたのダイヤモンドを掘り始めました」「クール!」

「キンウェイは反政府軍のヤクブにダイヤモンドを引き渡しました。ヤクブは怪我しているキンウェイをダイヤモンド鉱道へ戻しました」

「ヤクブはダイヤモンドを内戦で組織的に地元市民を殺戮するための武器や現金と交換しました」

このあとダイヤは、密輸業者によって南アフリカから持ち出され、その船も海賊に奪われ、海賊は偽のダイヤモンド証明書をゲットし、ベルギーのダイヤ会社へ送られます。

パキスタンのサッカーボール工場とか、アフリカのコーヒー豆農園やチョコレート農園とか、先進国で気軽に買えるものの背後に児童労働や搾取が存在する、というニュースは良く見ますね。ダイヤモンドにもそういう経緯で流れてきたものと、そうでないものがあるのでしょう。

ダイヤモンドの発掘や流通に関わる人たちの悲惨な状況を、幸せそうな日常生活の中で受け取り、それを「クール」とか「そうでなくてはね」みたいに淡々とスルーする様子が、サイコパスのようで恐ろしくもあります。

動画は、消費者が生産・流通の過程をトラッキングできるという最近ありがちなオンラインショッピングの機能をうまく使って、搾取の存在をうまく啓発しているなと感じました。

Phantom Islands – 実は存在しない、とわかって地図から消えた島をまとめた世界地図

Phantom Islandsは、一度は地図に載っていたのに現在の地図からは消えてしまった、存在しなかった島を集めたインタラクティブ地図です。

「嘘の多かった探検家の手記から信じられ、一時は日付変更線がその島にあわせて変更されたりもしていた島」、「アメリカとメキシコの国境策定時に、有利に領海を得ようとメキシコが必死で確認しようとした島」など、それぞれの存在しない島の成立事情は興味深いです。

プトレマイオスの世界地図にあったインド沖のタプロバナ島があるなら、徐福伝説の蓬莱島も有ってもいいのかなと思いますが、あまりに古い時代の情報だと地図上の位置も元々あやふやだし、こういった地図の形に一緒にまとめるのは難しいかもしれないですね。

サイトは音が鳴るようになっていて、選んだ島の様子にあわせたBGMや、鳥や虫の鳴き声や、波や風の音が鳴ります。といっても存在しない島なので本当はそんな音は鳴ってないのですが。

via Maps Mania

超大陸パンゲア上での日本の場所を特定できるサイト

イアン・ウェブスターさん(Ian Webster)の制作したAncient Earth globeは、太古からの地球の大陸移動をブラウザ上で閲覧できるというサイトです。

昔の大陸の地図に、今の国境の線が引かれていて、2億年前の大陸のどの部分が、今どの大陸や島になっているのか、というのを追うことができます。右上の検索ボックスに”Japan”など地名を入れると、今その場所になっている当時の陸地の位置が表示されます。

# 学問的に今までわかっている範囲での予想、であることはもちろんですが

キーボードの左右のカーソルキーで、年代を移動することができて、これで連続で切り替えていくと、大陸がどのようにわかれて、今のような大陸の配置になったのか、が見て取れます。

ウェグナーの指摘した海岸線の形の類似しているところの人には興味深い大陸移動説やパンゲアですが、現在の地名や国名から太古の昔の位置を見ることができると、世界のいろいろな場所の人にとっても興味を喚起することができるかもしれないですね。

via The Verge

World Cup Calendar Blocker – ワールドカップの試合時間にフェイクの予定を入れるため(だけ)のサイト

World Cup Calendar Blockerは、サッカーの試合の予定時間に、適当に作られたそれっぽい用事を追加するためだけに用意されたウェブページです。

6月18日 19:00 イングランド対チュニジアの試合時間にあわせた「バザーでデイブの手伝い」というスケジュールを、ワンクリックで Apple, Google, Outlook, Yahoo のカレンダーアプリに登録することができます。(クリック先でどう登録するかは、各アプリ依存です)

これを使って自分の公開カレンダーに予定をいれておけば、ワールドカップ観戦を誰かに邪魔される心配はなくなりますね。

この時期だけに絞った、しかし意外と需要はありそうな、手軽で便利なサービスではないでしょうか。

ただし、このサイトはイングランド代表専用となっています。列挙されている試合はすべてイングランド代表の試合と、決勝までの(作者がイングランド代表の試合に違いないと思っているだろう)試合のみ。

akky's work blog