Aileen – 周囲のWiFiデバイスをカウントしてその場の人数を記録するツール

Aileen は、WiFi の電波から周囲にあるスマートフォンなどのデバイスを数え、記録するためのツールです。 WiFi がオンになっているデバイスのMACアドレスを使って、周囲にあるデバイスの数を記録し、時系列データなどをダッシュボードでまとめて表示します。(MACアドレスはハッシュ値のみ保存されます) Aileen は、利用者として NGO による人道的な活動を想定しているということ。たとえば、難民キャンプでの人の出入りや活動を見守る、といった使い方です。キャンプの中にいる難民の数の変化をより正確に計ることで、サービス提供側の人員計画などを立てやすくすることができるのだとか。 先月にはコードがオープンソースで公開されており、WiFi 情報を収集して利用するというセンシティブな目的に対し、正体不明の第三者のツールに頼らずに済むのが利点だということです。 また、難民キャンプなどでは常に安定したインターネット接続が使えるとは限りません。そのような利用シーンを考え、Aileen を動かすPC自体はインターネット接続が無くても動けるようになっています。複数台を設置してデータ収集している場合は、ネットに接続した時点で情報を送信するそうです。(ハッシュ化された個々のMACアドレスを送信するのではなく、集計した結果のみを送るそうです) 今月には、ギリシアのレスボス島にある実際の難民キャンプで、2セットが試験運用を開始しているそう。 難民といえども、今は普通にスマートフォンを持っているのだろうと思います。むしろ情報収集等のために無いと困るぐらいかもしれません。デバイスを持たない人もいますが、スマートフォンの存在から人数を計るというのは、人手を掛けずにすむ効率的な方法なのかもしれないですね。 日本に今難民キャンプはありませんが、プライバシーへの配慮がされていることや、オープンソースとして動作の仕組みが公開されていることから、NGO

ReplyASAP – 父が息子に作った、絶対返事させたい人向けメッセージアプリ

ReplyASAP は、スマートフォン向けの新しいメッセージアプリです。 このアプリを入れた状態で相手からメッセージが届くと、スマートフォンの画面がこんな状態になります。 読んだことを確認しない限り、他のアプリを起動中でも、音量をゼロにしていても、構わずに大音量が流れ、画面には相手からのメッセージが表示され続けます。 父が息子のために開発 ReplyASAP は、WhatsApp や LINE のような汎用的なメッセージアプリというよりは、家族間など近しい人の、ごく限られた状況で使われることを想定して作られています。 開発者はイギリスのニック・ハーバートさん(Nick Herbert)。彼は、息子のベンの中学校進学を機にスマートフォンを買い与えたのですが、息子に連絡を取ろうとしてもそれが気づかれないということが多々あったそうです。ベンはスマホでゲーム中かもしれないし、通知音を切っているかもしれない、さらに悪いことには、友達といる時に父親からの電話に出たくないのかもしれません。 しかし、どうしても連絡を取りたい時や、相手が必ずメッセージを読んだことを確認しておきたい時があります。そんな場合のために、とニックさんが開発したこの ReaplyASAP は、日常使いのメッセージアプリとは別に入れておく、緊急時のアプリというわけです。 アプリ詳細 Android 版がリリース済で、iPhone 向けは開発中とのこと。Android 版では、スマートフォンの設定がどうであっても音声を鳴らすことができるそうですが、iOS 版はそこまでの権限をアプリに与えることができないとかで、アプリがバックグラウンドで起動してないと強制的に音を出すことはできないそうです。 電話の電源を切っていれば、さすがに鳴らす方法はありませんが、この場合でも電源が入ったらすぐに通知が鳴り続けるそう。 送信者は、相手がメッセージを読んだかどうかや、相手の現在位置情報を知ることができます。これは相手が同じこの ReplyASAP

腕に巻く方式のフィットネストラッカーがトイレットペーパーの心拍数を検出

中国版ツイッターの Weibo ユーザーが「Xiaomi のフィットネスバンドがトイレットペーパーの心拍数を表示した!」という話が話題になっていたそうで、中国メディアの Abacus が実際に検証しています。 Xiaomi Mi Band 3 をトイレットペーパーに巻いたところ、 心拍数81と出てますね。 黄色いマグカップでも出る。 Apple ウォッチや Android Wear でも無生物の心拍数は表示されてしまうようで、シャオミのバンドだけが悪いわけではありません。 https://www.youtube.com/watch?v=wwhb3IFX_DM これらの心拍数チェッカーは、光を皮膚の表面に当てて、反射してきた光を解析することで脈拍数を調べているそうで、人の腕と同じように光を反射する物体については、間違って脈拍を計ってしまう、ということ。トイレットペーパーや黄色い陶器・バナナなどがそういう性質を持っているんですね。 via

Linuxのソースコードコメントからf*ckを消してhugにしようと提案するパッチが議論を巻き起こす

ヤルコ・サッキネンさん(Jarkko Sakkinen)がリナックスDRM開発者メーリングリストに提案した33行のパッチは、コメント中のfuckをhugに置き換えるというだけのもの。提案の変更箇所は以下となり、変更内容はたとえばこんな感じです。 In order to comply with the CoC, replace **** with a hug. Jarkko Sakkinen

NSFW画像検知APIの優劣比較

NSFW(Not safe for work = 職場閲覧不適)画像、わかりやすい言い方だとエロ画像ですが、画像を渡すとその画像がエロかどうか判定してくれる API というの、結構たくさんあるんですね。 なぜこの種のAPIに需要があるかというと、ユーザー投稿型のwebサービス運営において、広く見せられないような画像を投稿されることが運用の大きな障害となるからでしょうね。悪意のあるユーザーや考えなしのユーザーによって法に触れたりサービスのイメージが悪化するような画像を投稿され、さらにそのことがソーシャルメディアで喧伝されたりすれば、サイトの評判に関わります。 Facebook や twitter のような超大手なら、画像の判定もいくらでも内製できるでしょうが、そうでない小さなサービスでは、多少お金を払ってでも簡易に判定を外部に任せたいところでしょう。 …と、書いていたら、Tumblr が(おそらく Apple に

各種個人情報が(アメリカの)サービス経由で何度漏洩したか確認できるサイト by New York Times

ニューヨークタイムズが面白い可視化ページを作ってます。

これまで、様々な企業やサービスがユーザーから預かった個人情報を漏らしたり盗まれたりしています。ニューヨークタイムズはそのような事例のニュースを横断的に調べて、過去に何度ぐらい自分の情報が漏れたのかをカウントしてくれるというページを作ったのです。

「賃貸やクレジットカードの作成をしたか?」(クレジットレポート)、「政府系の求人に応募したか?」「これらのウェブサービス(AOLやeBayなどの超大手も)に登録したか?」「健康保険サービスを受けていたか」「(表示されている時期に)クレジットカードやデビットカードで、これらのホテルに泊まったり、これらの店舗でものを買ったりしたか?」などをクリックで答えると、左側には住所やクレジットカード、電話番号やパスワード、などが、それぞれ何回流出されたか、がカウントして表示されます。

対象はアメリカのサービスばかりですが、twitter や LinkedIn、Uber など日本からも多く使われているサービスも含まれていますし、マリオットやハイアットのホテルチェーンに日本やその他の旅行先で泊まり、カード払いした人もいるでしょう。

まあ、流出したことがわかっても、パスワードとかなら変えればいいですが、氏名や生年月日などは流出を無かったことにもできないんですけどね。

日本でも類似の個人情報流出は起こっているので、こんなようなまとめがあれば、素性のよく分からないサービスに色々な個人情報を入力したりする前に、ちょっと考えるようになるかもしれません。

SmartNūdge – 上げられた便座を自動的に戻し「男女の仲たがいを救う」デバイス

Kickstarter で募集開始された SmartNūdge は、男性が上げた便座を自動的に戻す、女性のための電子デバイスです。

BGM が… 荘厳です。

トイレの便座を戻さないことでケンカになるカップルもいるという話はよく聞くところで、海外でもそれは同じようですね。プロジェクトの副題に「あなたの(男女)関係を救う」とあることから、デバイスが解決しようとする課題も直球で明らかです。

早期申し込み時の価格は $29(3200円) 。この価格ではあと数個ですが。今回の募集では $49(5407円) までのプランがあります。世界中へ発送してくれるそうなので日本からも入手可能。

この価格で作って送れるのは安いな、と思いますが、動作原理を見るとかなりシンプルだとわかります。単3電池4本をセットし、便座カバーの裏に両面テープでつけたデバイスのすることはというと、便座を上げたら(=振動を検知したら)、90秒待って突起を起こす(すると、突起の先の便座が落ちる)。これだけ。

うちは男も座るルールなので関係ないのですが、家でも立っておしっこしたい男性は、「ジーンズ一本の値段」で家の中の不和の芽を未然に摘めるわけで、費用対効果の高いガジェットではないでしょうか。

Geekologie

オープンソース化された結婚式のウェブサイト(GPLライセンス)

Oath社のソフトウェア・エンジニア、ラムさん(Ram)が結婚一周年を記念して GitHub で公開したのは、彼が自身の結婚式のために製作したウェブサイト。

デモサイトも公開されていて、動く様子を見ることができます。

サイトは、二人の出会い(大学の同級生だそうです)、結婚式前後のイベント、参列者がインスタグラムに投稿する際のハッシュタグの案内(その写真はこちらで見られます)、婚約式の写真、結婚式場の地図、が、モダンなレスポンシブデザインで提供されています。

結婚式のウェブサイトのフォーマットとしては、この式が挙げられたインドでもどこでも大きく変わらないと思うのですが、コンテンツ内のメヘンディ、ハルディなどインドの結婚式独特の行事の案内や、そのドレスコードの説明などは興味深いと思いました。新郎新婦にウコンを塗りたくる儀式っていったい…

参加不参加の表明(RSVP)は Google Sheet とメールで、ホスティングは GitHub Pages で実現されていて、同じものを完全に無料で動かすことができます。

ライセンスはGPLv3ということで、これから結婚式を挙げるエンジニアの人は、これをベースにして作るのもいいかもしれませんね。

via Hacker News

Forever Pizza – ピザアーチストの作るピザの置き物

Forever Pizza(永遠のピザ)がオンラインで一般販売されています。

本物のピザ(ペパロニピザやチーズピザ)をレジンで閉じ込めた $200(2万2070円) の逸品。家族経営のピザ屋育ちというバックグラウンドを持つニューヨーク在住のアーチスト、シュテフ・マンティスさん(Steph Mantis)さんのアート作品で、2012年に「真夜中に突然の侵入者を迎えても防御に使える」というお題に対しマンティスさんが考えたものです。

# レジンのブロックは確かに硬そうで人を殴れば痛そうです

依頼を受けて可能な時に製作されていたようですが、量産の目途がたったのか、オンラインサイトで誰でも注文できるようになったということ。

誰が200ドル(2万2070円)でこれを買うのか、と、アートに詳しくないので思ってしまいますが、今注文しても1月まで発送できない、と販売サイトにあるので、売れてるのかもしれません。

via Geekologie

Gmail の文章サジェスト機能、ジェンダーバイアスの強化を避け性別の人称代名詞を(当面は)避けることに

次を予測して文章を提案してくれるスマートコンポーズ機能

Gmail の実験機能の一つに、スマートコンポーズ(Smart Compose)という機能があり、Gmail の言語設定を英語にした上で設定でオンにすると使えるようになります。

この機能は、途中まで入力した文章を基に、全文を予測してグレーの文字で提案してくれるという機能です。

日ごろから日本語入力でIMEを使っている我々にしてみれば、入力時にある程度先を提案してくれる(たとえば、「おは」と書いたら「おはようございます」が候補に出る)のは英語圏の人たちよりもなじみ深い仕組みかと思います。Gmail の Smart Compose は、それを文の終わりまで拡張したようなものになります。

実験機能でオンにしないと使えないとはいえ、Gmail から送られるメッセージの11% でこの機能がオンにされているということで、英語圏のヘビーユーザーは結構使っているのかもしれません。

データ学習から提案される ‘he’ や ‘she’ のバイアス

ところが、Gmail の担当チームは、このサジェストが ‘he’ や ‘she’ といった三人称の人称代名詞を、既存データのバイアスに影響されて選んでしまうことに気づいてしまったそう。

「私は来週投資家に会うつもりだ。君も…」 と書こうとすると「…に会うかい?」と、必ず「彼」が出てきたというのです(「投資家」の場合)。

Google が持っている膨大な文章データから自動生成するとそうなる、ということで、特定の職業の性別を男女どちらかに推定しまうことに Google 自体の罪があるわけではありません。多くの人々が内包しているバイアスなのでしょう。

しかし、このようなサジェスト機能をみなが使い続けると、サジェストがまた次に生み出される文章のバイアスを強化してしまう可能性がありますね。バイアスの無い she/he の提案が今は難しいと考えたチームは、さしあたりこのような提案になる場合は提案そのものをしないという決定を下したそうです。

via Reuters via TheNextWeb

インスタグラム・ストーカー。2年間に渡って自撮り写真が真似て再現されていた

スコットランドの21歳の大学生クロエ・コーワンさんが、大学の同級生が彼女のインスタグラムの投稿を、なんと2年間にもわたってモノマネし続けていることに気づいて恐怖した、というニュースを Daily Record が報じています。

モノマネといっても、ツイッターのいわゆるパクツイのような、画像をそのままコピーしたとかとかではないですよ。

クロエさんがソーシャルメディアに上げた写真と、同じような恰好で同じポーズを撮った写真が、この同級生ハニー・バスラさんのアカウントに、早い時はたったの数時間後に、掲載されていたそうです。

インスタグラムのアカウント名も、クロエさんの chloecowan17xo に対し、honeybasra18xo と、フルネーム+数字+xo(キスとハグ) きっちり真似てきています。写真に添えたコメントも、オリジナルとまったく同じ内容。

クロエさんは、この人を同じ大学の学生だとは知らなかったそうです。また、クロエさんのアカウントをフォローしていないことから、真似すべき画像は別アカウントを使って観察していたのではないかということ。

クロエさんの姉リンジー・コーワンさんが、Facebook でこの(オリジナル-コピー)の写真を40組ほども掲載してソーシャルメディアのリスクを訴えたことからニュースとして広まりました。(この投稿はリポーターが家に押し掛けてきたので削除した、そうです)

https://twitter.com/thisisheatherc/status/1064650043460853762

Daily RecordMammamiaなどが、掲載されていた写真を多数載せていますが、その似せっぷりにはびっくりします。真似しきれてないロケーションや小物ももちろん多いのですが、数時間で撮影して投稿していたとすると、この情熱はいったいどこから来るのかと恐ろしくなりますね。

有名人であれば、ソーシャルで発表した写真を真似して再現するようなファンは珍しくありません。真剣に再現しているファンから、冗談レベルなものまで。しかし、有名人でもない他人に対してやるのは、いったいどういう動機なのか、謎です。

このモノマネアカウント、話が大きくなった後に削除されてしまったということで、今のところ本人に取材したりしているメディアはまだ無いようです。

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