一年中快適な気温21℃で暮らしつつアメリカを周るための地図

天気ブログ Brian B's Climate Blogのブライアンさんがデータから作って公開した北アメリカの地図は、「華氏70度(摂氏21度)の場所を辿りつつ旅行できる地図」(70°F Road Trip) 人が一番快適な温度を21℃と(仮に)決めて、快適な温度を外れずに移動すると、たとえばこんな旅程になる、というわけです。冬のテキサス、夏のアラスカはいい気候なんでしょうね。 気温が21℃の地域をアメリカの地図にプロットして、一年を見せた動画がこちら。 https://www.youtube.com/watch?v=W8GmL8BEtPU もうちょっと高い気温が好きな人のために、記事の最後では80℉(27℃)版の地図も追加公開されています。 日本は南北に長いので、例えば「桜の咲いている場所を追いかける」とかやれば同じ気温の土地を北上して暮らすことはできそうです。南下の時に桜のようにわかりやすい目印って何かあるでしょうかね。 旅館などを渡り歩くにしても、キャンピングカーなどを使うにしても、とてもお金の掛かりそうな話ですが。 via

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長い長いロープの模様が作るデジタル時計

ドイツのアーチストフェリックス・ヴォレイターさん(Felix Vorreiter)が作った時計Flux 1440 は、とても長いロープの上に描いた黒いマークが、一分ごとにデジタルな数字になって時間を表示する、というデジタル時計です。 プーリーを使って5段に並べられた細いロープに書かれた黒い模様が、一分に一回だけ時刻を浮かび上がらせます。 動いている様子を映した2分間の映像。2分間なので、動画中に時刻ができあがるのは2回だけです。 https://vimeo.com/31476781 こちらはメイキング映像。 https://www.youtube.com/watch?v=bX8dJ5mO02I 1秒ごとに1.3cmちょっと巻き取られるロープ、元々の意図通りに一日=1440分を表示しようとすると、1175m 、つまり1.2キロメートル近くの長さが必要となります。 ステップモーターをArduinoで制御したこの作品では、1.2キロメートルのロープを引くのは無理だったようで、1日ではなく2時間分の時刻を刻むだけとなっているそうですが、それでも100メートルに360セットのパターンが必要で、思いつき以上にたいへんそうな制作だったんだろうなと思われます。 via

Pokémap – Pokemon Goのポケモン・ジム・ポケストップを可視化する勝手ツール

アメリカ人をトリコにし、任天堂の株価を倍に押し上げた位置情報ゲーム「ポケモンGo」、日本での今日のリリースが2ちゃんねる経由マクドナルドからのリークで延期になった、とかいう話も(本当かどうかわかりませんが)流れて来たりと、これから日本でも熱くなりそうなところです。 Pokémapは、Ahmed Almutawaが始めたばかりのツール開発プロジェクトで、ポケモンGo に出てくるポケモン達、アイテムを得られるポケストップ、奪いあうポケジムなどゲームを簡単に進められるようにする重要情報を、Google Mapベースの地図に表示してしまうというPython製ツールです。 現在のツールはプログラマでないとセットアップがたいへんそうな作りになっていますが、こんなツールで地図が見えてしまうと、一般のユーザーとの競争はかなり簡単になってしまうのではという心配もあります。 各データは Niantec 社のサーバとの通信を見て取得しているようなので、早晩、通信方法が変更されたり、暗号化されたりするのではと思いますが、熱心なユーザー&開発者が2日間で50人近く contributor として集まったそうで、GitHub 上のプロジェクトページでは一時的にプルリクエストを受け付けませんという表示がされています。 via The

The Floppotron – フロッピー・ハードディスク・スキャナー等総動員でスターウォーズのテーマを鳴らす

フロッピーディスクの駆動音でリズムを取る、ぐらいの工作はよくありましたが、大量の周辺機器を使って組み上げたオーケストラは初めて見ました。 今どきPCについてないことも多いフロッピードライブが並ぶさまは圧巻です。 https://www.youtube.com/watch?v=Oym7B7YidKs オーケストラの構成は以下の通り。 フロッピードライブ 64台 ハードディスクドライブ 8台 スキャナ

サスペンスかSF風のBGMをブラウザで作れるサイト

Jake Albaugh さんが公開した Musical Chord Progression Arpeggiatorは、楽譜や楽器の素養が無くても、和音の要素をばらしてそれらしく弾いてくれるというアルペジエーターを、ブラウザ上のJavaScriptで作ったというものです。 いろいろなスイッチを適当に変えれば、一つとないオリジナルな曲ができあがります。どれも同じように聴こえてしまうオリジナルさではありますが。 自分の作った動画に他人の著作権が及ばないBGMを簡単につけたいというときなどに、こういう自動作曲のサービスは使い良いのではないでしょうか。 ブラウザ上でのインタラクティブな音を扱うオープンソースライブラリTone.jsを使っています。codepen.io上に置かれたソースがそのまま実行されているので、やる気があれば自分用に改造することもできるでしょう。 via

PostGhost – 政治家や有名人の削除されたツイートを記録するサービス

Post Ghostは、有名人など影響力のあるツイッターユーザーのつぶやきを記録しつづけ、削除や訂正があればそれを表示する、というサービスです。 一言で言えば「透明性」です。政治家の削除したツイートを見せるサイトは他にもあります。しかし、この選挙の年(アメリカのサービスです)に、有名人と政治家の境界線は曖昧になりがちです。ワンクリックで何百万人にも届く力を持つツイッターユーザーの公での発言を記録することは、公共の利益に叶うと我々は信じています。 In a word: transparency. Other sites show deleted tweets from politicians. But in

PDFで作られたブロック崩し

pdfファイルといえば様々な環境でなるべく同じに見えるようにレイアウトを固定した文書を配る時のフォーマットだと思いますが、そのpdf形式で作られたブロック崩しゲームが公開されました。

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(Chromeブラウザでのみ動作)

画面下の青い部分でマウスを動かすと、自機を左右に動かすことができます。

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Omar Rizwanさんによるソースコードおよび解説によると、PDFは仕様上はFlashやら音声やら動画やらJavaScriptやら、いろんなものを内蔵できるようになっているのだそうです。

ただ、ほとんどのPDFビューワーでは、そういった本流でない部分の仕様は実装していません。しかし、Chromeブラウザ内蔵のpdfビューワーでは、pdfがサポートしているJavaScriptの仕様のうちのいくつかが実装されているそうです。pdfからJavaScriptを呼び出せるというブログを見たRizwanさんは、使えるAPIだけを使って、ブロック崩しゲームを実装してしまった、というわけです。

このChrome pdfビューワの実装においても、データベースに接続するとか、接続されたモニターを検出するとか、外部リソースにアクセスするとか、そういったほとんどの機能は「サポートしない」となっていて、pdfの内部で計算をすることはできても、外部とのやりとりをする手段の多くは使えないのだとか。

この限定されたAPIから、テキストの背景色を動的に変えることはできないけれど、その枠の大きさと枠のスタイルは変えられる、ということで、ブロックの表示・非表示を制御したそうです。

また、マウスの正確な位置を検出する手段はないけれど、PDF作成時に配置したフィールドへのマウスカーソルの出入りは検出できるということで、これを使ってマウスの場所を取得しているそうです。

フィールドも後で追加することはできず、PDFに最初から持たせておく必要があるそうで、自機、ブロック、ボール、得点、残機のそれぞれを、大量のフィールドとしてPDF上に配置するスクリプトを書き、それでゲーム画面のPDFを生成させているということ。

Chromeブラウザ上のpdfビューワは、もともとGoogleがFoxitから買い取ったpdfビューワーを基にしたものらしいということで、Foxitの時代にその顧客がこの小さなJavaScriptセットを使っていたのではないか、とRizwanさんは推測しています。

via TheNextWeb

大量の画像素材で、有名人の顔を合成

素材画像販売の大手 Getty Images 、その大量に抱える素材を活用したクリエイティブで面白いプロモーションをすることがよくあるのですが (参考)、今回のプロモーションは、多数の一般人の顔写真素材を組み合わせて、誰もが知っているあの有名人の顔を作る、というもの。

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ウェールズ公や

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ドイツ首相アンゲラ・メルケル氏など。

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有名人の顔が少しずつできていく動画を観ていると、顔のパーツに関しては必ずしも同性でなくても似てる人がいる、というのがわかります。

多数の写真から、4か月の実験とテストを経て、有名人のと似たパーツを探しだしたということです。

機械学習などを活用して、機械にこういった写真を合成させることは今後どんどん簡単になっていくでしょうね。

本人の写真や映像をまったく使わずに、その人の表情や立ち居振る舞いを再現できるようになる未来もこのままいけば実現できてしまうわけで、そうなった時に肖像権とかはいったいどう判定されるのでしょうかね?

via Design Boom

スマートフォンと結婚した男性

ロスアンゼルスの映像ディレクター、アーロン・シェルベナクさん(Aaron Chervenak)は、先月5月20日にラスベガスにて一風変わった結婚式を行いました。お相手は、彼がこれまでで最も長い関係を築けているという「スマートフォン」です。

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「癒しを与え、落ち着かせ、寝かしつけ、心安らかな気持ちにしてくれる。それって僕にとっては恋愛関係そのものなんだ」

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「最初はハァ? と思いましたよ」「でもまあ、いいか、やろうよ」となったという、式を執り行った小ラスベガス教会のオーナーの話でも、「無生物と結婚しようとする人はそんなには多くないですね」ということです。

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YouTube動画のチャンネル所有者が、コンピューターセキュリティ企業のKasperskyで、最初にこの話が出てきたのもこの会社なので、新郎が映像ディレクターという業界人であることも併せて、話題作りのスタントっぽいところはあります。

しかし、「長い関係」と言っても、スマートフォンが古くなった時に困らないんでしょうかね。

via KTNV via Oddity Central

イギリスのEU離脱決定後、日本からの「イギリスとは」検索が急増。日本人はイギリスを知らなかった?

国民投票の結果によるbrexit(EU離脱)を受けて、イギリス人が”What is the EU?”(EUって何?)と検索した、という話が、笑い話的に報道されました。

EUからの離脱が何をもたらすのかを多くの英国民が分からないまま投票に臨み、結果を受けて慌ててネットで調べた様子が明らかになった

「EU離脱とは?」「EUとは?」 英での検索順位発表:朝日新聞デジタル

英国内のGoogle検索で最も多かった検索ワードには、「What is the EU?」(EUとは何か)や「What happens if we leave the EU?」(EUを離脱したらどうなるか)などがあった。前者は、国民投票結果が正式に発表された後、英国におけるEUに関する検索ワードで第2位だった。後者は、投票終了後に250%以上増加した。

英国、離脱確定後に「EUとは何か」のグーグル検索が急増 – CNET Japan

例にあげたこれらはまだ抑制的で上品な方で、まとめサイト等では「自分たちが何に投票したか理解していない馬鹿なイギリス人」的な取り上げ方をしているところもありました。

「イギリス」を知らない日本人?

ではその同じ時期に、日本人は何を検索していたのでしょう。同じGoogleトレンドで、「イギリスとは」と検索した人の変化が以下のグラフです。

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EU離脱の投票結果を受けて、「イギリスとは」との日本からの検索は、30倍ぐらいに増えています。こんなに「イギリス」が何のことか知らなかった人がいるとは驚きですね。「急増した」と言えば、まあそれ自体は嘘とは言えないかもしれません。

では次に、「イギリスとは」と「イギリス」の検索量を並べて見てみましょう

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実は、ほとんどの人は「イギリス(グラフの赤い方)」で検索していたことがわかります。「イギリスとは」が30倍に増えた、と言っても、青いグラフはそれが増えたかどうかもわからないぐらい、微々たる量だということがわかります。

ピークの6月24日でその比率は100:2、50倍。イギリスのニュースが話題の時に、イギリス関連のニュースやブログを見るために「イギリス」だけで検索する人がいることは特に不自然とは言えないでしょう。

いずれにしても、Googleトレンドでは「他の時期に比べてどれぐらい増えたのか/減ったのか」という相対的な量しか出てきません。

絶対量ならGoogle Adwordsを

では「イギリスとは?」と検索した人は実際何人ぐらいいたのでしょうか? Remy Smithさんが提案したのは、GoogleトレンドではなくGoogleアドワーズのキーワードプランナーを使った検証です。

こちらはAdwordsの利用者である必要がありますし、6月のデータはまだ出てこないので一工夫必要です。

「イギリスとは」「イギリス」で先月5月までの日本での検索量を調べます。

google-adwords-what-is-uk

すると、「イギリス」の検索が月間で11万回ぐらい、「イギリスとは」の検索回数は月間320回ぐらい、という結果が出てきました。

比率にして340倍は、Googleトレンドの方で出てきた50倍よりもかなり大きな値です。Google AdWordsのツールは、それを基に実際に広告を買う人のためのツールなので、どちらがより正確を期した数値を出しているかも想像できますが、仮に50倍の方だったとしても、「イギリスとは」で検索している人は多数派とは言えませんね。

そして、先月までの平常時で「イギリスとは」の検索が月間320回ぐらいなら、一日に10回。6月24日に普段の30倍の人が「イギリスとは」と検索したとすると、検索した人数は推定で300回、同一人物の複数回という可能性は無視して、まあ300人というところでしょう。

日本でグーグルを使っている人の300人が「イギリスとは」と検索した日が有ったからと言って、ニュースにするような話でもないですね。今回の国民投票のニュースで初めてイギリスという国を知った小学生あたりなら、そういう検索をするかもしれません。

面白すぎる話に注意

今回のニュースの元ネタは、他ならぬグーグル社の Google Trends 公式アカウントでした。

そのため、メディアの中には「グーグル社の発表によると」と言っているところもありましたが、一サービスのツイッター担当の一つのつぶやきでしかありません。興味深い結果ではありますが、元のつぶやきが注意深く「言っていない」ことが、広まっていくうちに付け加えられていった感じもありますね。

「EUという言葉を含んだ検索キーワードの中で2位」とは書いてありますが、それがどれぐらい多かったのかは、ツイートからは見て取れません。前述のRemy SmithさんのGoogle Adwordsのツールを使った推定では、「イギリス中でせいぜい1000人にも満たないだろう」ということでした。

イギリス人の「多くが」EUを知らなかった、みたいなニュアンスで書いているニュースを見た時に、「さて、本当にそんなことがあり得るんだろうか?」と思えるかどうかは、異国の市井の人を自分と同じような人間だろうと想像するか、自分とは何か違った人間だろうと想像するか、にも影響されるのではないかな、と思います。

参考: Stop Using Google Trends(Googleトレンドを使うな)

TraffickCam – 誘拐された時のために泊まったホテルの部屋の写真を送信しておくサービス/アプリ

アメリカらしい? 新サービス TraffickCam (human traffick = 人身売買、からか)は、性暴力目的の連れ去りや児童誘拐に対処するためとうたったサービスです。

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アプリやウェブサイトから、自分が泊まっているホテルの名前、部屋番号と一緒に、4枚の写真を撮って送ると、位置情報とあわせて、それらの情報がサーバーに蓄積されていきます。

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実際に誘拐等が発生した際に、当局がこれらの画像と位置情報を使って、連れ去られた人が最後にどこに泊まっていたか、それまでどう宿泊先を移ってきたか、を特定するのに使うのだそうです。

警察の協力でNPOが作ったこのサービス・アプリには、既に150万枚の部屋の写真が蓄積されているということ。数年前に実際に誘拐された被害者を警察が探す際に、このNPOのメンバーがたまたま映像に移っていたホテルがどこかに気づいて誘拐場所を特定できた、という事件があったそうで、それを参考にシステムを考えたということ。

誘拐された人の誘拐前の写真が有ったってどういう状況? とも思いますが、Facebook等で写真を公開したあと行方不明になった、とかですかね。

TraffickCam

カテゴリ: Utilities, Photo & Video
言語: EN
機種: iPad2Wifi, iPad23G, iPhone4S, iPadThirdGen, iPadThirdGen4G, iPhone5, iPodTouchFifthGen, iPadFourthGen, iPadFourthGen4G, iPadMini, iPadMini4G, iPhone5c, iPhone5s, iPhone6, iPhone6Plus, iPodTouchSixthGen
価格: 無料
バージョン: 1.0

開発者: Exchange Initiative
公開日: 2016年1月22日
評価(全バージョン):
(20人のレビュー)
評価(現バージョン):
(20人のレビュー)

スクリーンショット

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広く公開されたソーシャルネットに、位置情報をつけて自分の最新の居場所を発信し続けることは、誘拐などが日常的に起こっている地域では特に、危険なことでしょう。今回のサービスは、同様のことをソーシャル相手ではなく警察等に対して行う、という発想のもので、このサービスや警察が信用できるのであれば、身を守る手段、あるいは全般的に誘拐者に対して心理的に抑制を掛けるという意味、で、意味があるのかもしれません。

正直なところは、ちょっとピンと来ないんですが。この方向で、子供の見守り等がうまくできるサービスがあれば、日本でも需要があるかもしれませんね。

via Fox 2

サインフェルドのアパートをDOOM上で再現したファン

アメリカのシトコム史上1,2を争う人気だったというコメディドラマ「サインフェルド」の主人公ジェリー・サインフェルドのアパートを、DOOM2 上で再現した人が現れました。

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このアパートね。

4人のメインキャストも忠実に再現しているのですが、なにぶん元が殺伐としたシューティングゲームなので、その扱いはひどいことになっています。

作るのに100時間掛かった、というデータは、こちらからダウンロードできます

フィクションの中の建物や風景をファンが再現する、というのは、VRの普及とあわせてこれからも増えそうですね。日本でフィクションだけど誰もが知っている家、とかはどこにあたるんでしょうか。

JOHN ROMERO

3度目の父親育休から復帰しました。週3日勤務の社員ブロガーやってます