2012年5月16日 (水)

ソーシャルネットワークを避けてても、友達が使っていれば非メンバーの友人関係が推測できる、という研究

ソーシャルネットワークでは1+1=3になる(One plus one makes three for social networks)、というタイトルの研究が公開されています。

ソーシャルネットワーク上の会員は、しばしばプライベートな情報を公開することを選択します。そうして多少のプライバシーを犠牲にする代わりに、様々な機会や娯楽を楽しむことができるというわけです。私たちはここで、会員間で確認された友人関係と、会員から非会員へのメールアドレス情報という、一見無害そうに見える情報の組み合わせだけから、非会員と他の非会員の間の関係性を導けることを示します。機械学習により、ある会員が知っている二人の非会員が知り合いかどうかを、会員登録している人の割合や非会員のメールアドレスの登録割合を保守的に見積もったとしても、ROC曲線下の面積(AUC)が0.85以上にて推定できました。

Abstract

プライベートな情報をソーシャルネットワークに与えるのが嫌だ/不安だ、としてフェイスブックなどの登録を避ける人もいると思いますが、たとえ自分が登録しなくても、自分の知人達が登録していて、その知人が自分のメールアドレスをサービスに教えていたら、機械的にあなたの交友関係を推定できる可能性がある、というのがこの研究です。

下の図では、丸い点がそれぞれ人を表し、人と人との間がつながっている場合、それは友人関係を示しています。

黒い点が会員で、赤い点は、黒い会員がメールアドレスを登録している非会員で、緑の一方向の線でメールアドレスを知っていることを示しています。そうした時、機械学習により、赤い点と他の赤い点に関係(赤い線)があるかどうかを推定するという話。

Modelnetwork

フェイスブックに限らず、登録時にgmailやyahooメールなどのアカウントから、アドレス帳の情報を渡してソーシャルネット上で知人を探す、という仕組みがありますね。僕は怖いので使ってませんが。もし過去にメールをやりとりした人がアドレス帳をサービスに渡せば、自分が登録しなくても自分とその人の関係性は登録されるわけです。複数の人からそうやってメールアドレスで指されていれば、それを使ってジグゾーパズルの穴を埋めるように、自分がソーシャルグラフの中のどこに居るのか当てられても不思議はないということですね。

この記事では、ごくごく単純な友人関係とメールアドレスだけを使っていますが、ソーシャルネットワーク業者からすれば、これ以外にも誕生日や性別や住所など、参考にできるデータは大量にあるわけで、それらを駆使すれば、より精度よく、「まだ参加していない非会員」についても絞込みができるだろう、ということです。

上の図では人口の30%が会員登録している、というモデルですが、実際にそれ以上の割合で周囲の人がソーシャルネットワークに登録しているような人も増えていくでしょう。登録したプライバシー情報を何にどう使われるか心配だ、という問題は、単に「自分は参加しないから大丈夫」ということではなく、自分が参加しようとしまいと、ある程度節度を持ってデータを使ってもらうように求めていかないといけないのかもしれないですね。

via Staying Off Facebook Won't Protect Your Privacy

2012年5月 9日 (水)

ロボットの反乱をいち早く感じ、戦うためのライフハック解説動画

ゾンビや吸血鬼やその他の謎の動物たちよりも、いまにも起こりうるロボットの反乱に備えることが重要だ、と説く4分ほどのビデオです。

全編英語ですが、アニメーションがわかりやすいので大意は掴めるのでは。

ここで言っているロボットは、人間型やペット型のロボットもあれば、インテリジェントなスマート家電とかルンバなどの自動機械、最近の車など、コンピューターを積んだあらゆる家電や機械を指しています。

ロボット反乱の予兆を掴むには?

ロボットがその設計された目的外の動きをしだしたら注意ということです。目が赤く光ったり、うるさい回転ノコギリを出したりしたら要注意

反乱が起こってしまったら

直接殴るとかはロボットの土俵に載ることになります。

ロボットの予測を避けて、ランダムに動くことや、車の下、木の上、水の中など、いろんな環境に適応できる人間の長所を生かした場所に移動するのも、環境の変化に弱いロボットには有効。

ロボットを破壊するには

ちゃんと設計されたロボットには必ず停止スイッチがあるので、それを押すこと。ただし、止めたときに自分の方に落ちてこないかなど止まった後のことにも気を配る必要があります。

最後に、巨大歩行ロボットへの対策。足を、特に足の付け根側を狙って破壊するのが効果的です。

もっと詳しく知りたければ、自著"Robopocalypse"(ロボポカリプス)を読んでくれ、ということ。ビデオはこの本の宣伝、ということですかね。

Robopocalypse

via Watch this: Animated tutorial reveals how to survive the forthcoming robot rebellion | The Verge

2012年5月 8日 (火)

Snapchat - なお、この写真は自動的に消滅する。なiPhoneアプリ

iOS向けのカメラアプリSnapchatは、見たら消える写真を友人に送ることができるアプリです。

iPhone等で写真を撮ったら、何秒間相手に見せるかを最大10秒までで指定し、送信します。

受け取った相手は、その写真を一回だけ開くことができ、しかも指定の秒数が経ったら消えてしまい、二度と見ることはできません。

グループに送り、誰がその写真を開いて見たかも追跡できます。

Snapchatは、もともと写真を交換してコミュニケートするアプリということですが、チャット的に写真を交換する場合、その写真が未来永劫ウェブ上に残ってしまうのでは気軽に写真も送れない、という人達のために作られたようです。

スクリーンショット撮られたら意味ないのでは? という疑問には、いちおう、受け取った側がスクリーンショットを撮ったという記録が送信者に送られることにはなっているので、それが多少の抑止力にはなるかもしれません。でも撮られてしまっているのだから完全とは言えませんね。それに、別のカメラでディスプレイを写しちゃうこともできるわけだし。本当に残って困る写真は、やっぱり送らないのが賢いと思いますが、そうでない写真を軽く一時的に見せたいとかであれば。

デジタルデータを相手に送りつつ保存はさせない、写真に限らずそういう需要は高そうですが、この分野で何かブレイクスルーするものは出てきますかねえ。

アプリは無料。ダウンロードはこちら

via NYTimes.com via The Next Web

2012年5月 5日 (土)

語源別に英文を色分け、可視化で見えてくる英語の成り立ち

Etymology(語源)辞書というのがあって、ある単語がいつごろ、どうやって出来たか、どこから英語に取り込まれたかといった情報を調べられるそうです。

ブログIdeas Illustratedでは、単語の語源ごとに違う色で表示することで、英語の文章がどのような語源からの単語で成り立っているかを見せてくれています。以下は大いなる遺産からの一節。

Dickensetymologyvisualized

古英語、古フランス語、中英語、古ノルド語、アングロフランス語、ラテン語、アメリカ英語(Baseballとか)など、出自によって色分けされています。

マーク・トゥエイン(アメリカ)とチャールズ・ディケンズ(イギリス)の小説を比べて語源の割合と見るとか、法律文書や医学文書(やはりラテン語由来の単語が増える)、スポーツニュースなどでも分析をしています。小説一編や特定の作家に限らず大規模に統計を取ると、似たような単語から特定の国や業界の人がどんな単語選びをするかとかもわかるかもしれませんね。

世界に誇るキメラ言語である日本語でも、こういうのできそうですね。漢字やカタカナである程度どこから来たか表記で区別されていますが、それでもどのカタカナが何語由来か、とか漢字でも日本で作ったやつとか、個々にトリビアとして知っているものはあっても、こうやって可視化すると面白いかもしれません。

via Visualization of the Week: The origins of English - O'Reilly Radar

2012年5月 4日 (金)

ソーシャルメディアシューズ - ツイッターやウィキペディアなど有名webサービスをスニーカーに

先月、有名webサービスをイメージしたドレスのデザインが話題になっていましたが、シューズで同様のアイデアがあったんですね。

ツイッターに、

Webshoestwitter

ウィキペディア、

Webshoeswikipedia

ユーチューブのアクセントはそれですか

Webshoesyoutube

他にフェイスブック、Flickr、Google Buzz、Dribbbleなどのデザインもあります

足元で自分がよく使っているwebサービスを表明する、というのも面白いかと。

NIKEiDとかを使えば、カラーリングは似せられるものもあるかもしれません。色の種類とかは制約を受けそうですけど。

via Sneakers Inspired By Popular Websites

2012年5月 3日 (木)

優秀社員に「コストコで3分間好きなもの取り放題」のボーナスを与えたIT企業

巨大スーパーで「3分あげるから何でも好きなもの取りなさい」と言われたらどうします?

Whalesharkcostcoshoppingspree

アメリカ・クーポン情報サイトを運営するWhale Shark Media社が、今月のMVP社員アンジェラ・ウォンさんに与えたのは、会員制のディスカウントスーパー・コストコでの3分間掴み取り放題。

3分間でアンジェラさんがゲットしたのは、シャープの70インチ液晶テレビ3台、ニコンのカメラ10台、ダイソンの掃除機3台、自動掃除機ルンバを2台、HPのパソコン2台、ドン・ペリニョン1ケース、ビール10ケースなど。総額24,494.09ドル(約200万円)。

テレビは3台まで、電気製品は10種類まで、個々の商品は2000ドル(15万円)以内、レジに引換券を持って行くような商品=自転車とか宝石類はダメ、などというルールは設定されていたようです。

以下はその時の様子を報じる動画。

月間の優秀社員に200万円分のボーナスというのが割りに合うかどうかわかりませんが、今回に限って言えば、動画には会社のCEOやマスコットキャラクターも登場していますし、こうしてニュースとなって取り上げられていることから、200万円以上のマーケティング効果を上げているのでしょうね。

via Employee Of The Month Grabs $25k In Costco Shopping Spree « Uncrunched

2012年5月 2日 (水)

あなたは人間ですか?(Are you a human?) - ミニゲームによるCAPTCHA

ブログのコメント欄や会員登録時に使われるCAPTCHAは、自動登録や自動投稿のプログラムを排除して、人間だけにコメントや登録をさせるために使われます。ウェブサービスに登録することが多い人なら、いまさら解説しなくても日常的に見ているかもしれません。

歪められたアルファベットや数字を当てて入力するCAPTCHAが一般的で、入力に余分な手間が掛かったり、あまりにも変形がひどくて人間なのに正しい答えがわからなかったり、とイライラさせられることもありますが、これまでもCAPTCHAを面白くしようとしたり、CAPTCHAを有効活用しようとしたりというアイデアは出てきています。このブログでは、2006年に猫の写真だけを選ぶ子猫認証を紹介したり、2007年には文字を2セット入力させることでスキャナで読み取った難しい単語をユーザーに解かせるreCaptchaを紹介してきました。

今回ご紹介するwebサービス
Are you a human? (あなたは人間ですか?)
は、人間しか解けない簡単なゲームを提供することで、人間とプログラムの区別をする機能を各ブログ等に提供するというものです。

Areyouahumansample

ミニゲームはいくつかあり、たとえば、

  • 「顔を完成させてください」(福笑い)
  • 「冷蔵庫に食べ物だけを入れてください」
  • 「空を飛ばないものを地面に置いてください」
  • 「駐車場の空いているところに救急車を停めてください」

などといった簡単な作業が求められます。もちろん、成功しないと先へ進めません。

会社ブログの方は対応してなくて貼れなかったので、個人ブログの方のコメントで入れてみました(一週間ぐらいしたら外すと思います)。歪んだ文字を読むのよりはいいですが、ちょっとゲーム内容に他愛が無さ過ぎて、せっかくゲームなんだからもう少しやって面白いのがいいなあと思ったりもしますね。

これまで簡易なゲームによるCAPTCHAが無かったわけではありませんが、webサービスとしてパッケージ化し、主要なブログプラットフォーム上で誰でも簡単に導入できるようにしたところが新しいと言えるでしょうか。

via PlayThru offers playful captcha alternative | Ubergizmo

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