米Amazonがオンデマンド製本サービスを発表

19日、Amazon と100%子会社の BookSurge が、出版社向けに Print-On-Demand サービスを開始すると発表した。

出版側が書籍のデータを Amazon に預けておくことで、注文が入ったときに書籍を印刷して販売することができるようになるとのこと。

これはまず、絶版が無くなるしどんなマイナーな本でも対応できるので、ロングテールをさらに伸ばす効果があるだろう。他で品切れの本が Amazon でだけ買えるとなれば競合はきついだろう。

しかしそれ以上に大きいのは、取次ぎへの影響だろう。既にAmazonでも出版社から直接買い付けている本があるという話も聞くし、ますます中抜きが進むようになる。

「なか見検索」で、一部の書籍については本文のデータやページのスキャン結果がAmazon側に提供されていたとは思うが、Amazon が注文に応じて製本するとすれば、書籍のデータが Amazon 側に渡るということだ。さまざまな書籍のコンテンツを一手に集められれば、検索や統計機能を提供することでさらに他と差別化できるだろう。

データさえ出せば出版元になれるということで、今まで自費出版していた層にも広がるかもしれない。そうすると出版社の位置づけも磐石じゃないかもしれない。

そして、どうせ読者はブラウザで Amazon まで来てるんだから、ということで、集まってるデータをそのままオンラインで読めるようにすれば、一気に電子書籍も普及、ということだ。

この Amazon に対抗できるとしたら、Google Book Search で、検索側から書籍データにアプローチしている Google か。

万が一 Googlezon とかになっちゃうともう他はキツイだろうけど。

[追記]

ITPro で日本語の記事が出た

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