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2009年11月30日 (月)

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

著者とお会いした記念に自腹で買ったもの。ということでいつものいただきものとはちょっと違いますが

紙のノートを使う習慣はもう過去10年以上無いし、この先紙に回帰することもないだろうと思うので、正直言うと本のタイトルにはそれほどひかれませんでした。そのため、役割の異なるノート3冊をうまく使い分けることで仕事の効率を上げよう、という主題も、「デジタルだったらどうするか? 何に対応するか」というのを考えずにはいられなかったため、僕は直接対象とする読者ではなかったかと思います。

しかし、自分のやってる、パソコンや携帯電話、PDAだけで紙を使わない、完全デジタルな仕事のやり方が、紙のノートを使ったやり方より優れてると思っているわけでも、実はないのですね。単にデジタルが好きでしょうがないから、実際には不便だったり劣ったりする個所もあるのだろうけど目をつぶり、検索性とかデジタルの強いところを偏愛している自覚はあります。

僕らの世代、というか、上下20年ずつぐらいの大きな幅でそうなのかもしれませんが、紙で仕事をする人が少しずつ紙を使わなくなっていくという変化の中にあるのだと思います。その中で本書は、紙のノートで仕事を回していくための知見をひたすら追求し自ら実験してきた著者による、仕事のやり方本でした。(iPhoneやスキャナ活用など、本書でもデジタルに絡んでいるところはあります)

繰り返し行うことをミスなく実施するにはどうするか、アイデアを得るためのメモ取りはどんなものか、仕事の優先順位をうまくつけるには、嫌なことを先延ばししないようには、といった仕事の上での課題に対して、ノートとその他の文房具を活用して立ち向かうためのノウハウ本、という印象を持ちました。

僕自身はノートに戻らない誓いを立てているにせよ、一人の(おそらくたいへんできる)ビジネスマンが、仕事のやり方を考えて工夫してきたその結果を見るのは興味深い読書体験でした。今現在ノート派の人や、これからもノートだという方は、読んでみると面白いのではないでしょうか。


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