« 2010年6月 | メイン | 2010年8月 »

2010年7月

2010年7月29日 (木)

アナログなのに世界中の時間がわかる世界時計

Analogworldclock

デザイナーのGiha WooさんとShingoeunさんがデザインしたアナログ時計は、短針が一本あるだけですが短針の形が工夫されていて、同時に世界の各タイムゾーンの時刻がわかるというものです。

Analogworldclockclosedup

曲がった針についた12個の点のうち、自分のタイムゾーンの円周のところにある点を普通のアナログ時計のように読むと、何時かわかる、ということですね。

タイムゾーン一個に一都市のデザインなのでUCT+9は東京じゃなくてソウルになってますが。標準時から30分ずれているところとか、夏時間のところとかいろいろ実用には問題ありそうだけれど、あくまでデザインということで。

via Dezeen

2010年7月26日 (月)

高齢化していく世界の可視化

GEによる、世界の主要国の人口年齢構成をビジュアライズした情報ページOur Aging Worldというのが出ています。

Geouragingworld

左側にある「日本、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、アメリカ、韓国、中国」の中から、二つを選び、下のタイムラインの1950年~2050年から年を選ぶことで、その年の二つの国の年齢構成グラフを比較することができます。

また、タイムライン左端の三角の再生ボタンを押すと、1950年から2050年までの100年の変化(実績と予測ですね)をアニメーションで再生してくれます。

こうやって見ると、日本の高齢化はたしかに一番早そうなのですが、ドイツやイタリアもあまり違わない感じで遷移しそうなんですね。韓国や中国も将来的には老人の方が多い、今の日本のような形になっていくようです。

説明で触れられている国連の調査結果では、2050年までに60歳以上の人口が世界中で20億人を越えるのだそうです。2050年に60歳以上ということは、つまり1990年生まれより前ということだから、今の大人(成人)は全員が該当しますね。

via Exploration of our aging world

ホットケーキ裏返しマシーンの学習

イタリアの大学での研究で、ロボットにフライパンを持たせて、ホットケーキを裏返せるようにするという様子を撮影した動画です。

A robot learning to flip pancakes from Sylvain Calinon on Vimeo.

まず、4箇所に追跡マーカーを固定した人口ホットケーキ(この時点で何か大きく間違ってる気がしますが、まあ仕方がないでしょう)を用意して、

Pancakemarkers

フライパンの上下だけでそれを裏返す動作を、人間がロボットのアームを持って実演することで教えます。

Pancakeflipteaching

ホットケーキの位置を追跡するのは、マーカーを使ったモーションキャプチャー

Pancakeflipmotioncaptured

あとは、マーカーの動きと成否を見ながら、フライパンの動きを少しずつ補正していくことで、50回目には何度やっても裏返せるようになりました。

via Robot Learns to Flip Pancakes | Gadget Lab | Wired.com

2010年7月21日 (水)

木々の高さを世界全土で測定して作られたNASAの世界地図

Worldmapoftreeheight

森のあるところが緑に塗られただけの世界地図に見えますが、これNASAが発表したこれまでになかった地図だということです。

軌道上の衛星からのレーザーが、木々のてっぺんに当たった時の光と、地面まで行って反射してきた光のパルスの違いを計測するLIDARという技術を使うことで、世界中に生えている木々の高さを測れるようになったのだとか。7年間に渡って集めた2億5千万のレーザーパルス情報を処理してプロットしたのがこの地図だそうです。

ブラジルやインドネシアがとても濃い緑になっているのがわかりますね。日本も緑でいっぱいですが、世界には低い森もない地域が大きく広がっていることもわかります。北米の太平洋側、北カリフォルニアからシアトル、バンクーバーにかけての森は、巨木が多いために濃い緑色で塗られています。

今回集めたデータはもともと森を調べる目的で作ってなかったということもあり、10年以内に行われる次期プロジェクトではより精度の高い測定ができるようになるということ。

この研究は、排出された炭素がどのように森林によって吸収されているのか、といったことを解明するのにつながるのだそうです。

大きな地図はこちらで

via Boing Boing

2010年7月15日 (木)

WordPress.comの隠しAPIでスクリーンショットを撮る

サイトのサムネイル画像を作ってくれるサービスといえば、SimpleAPI ウェブサイトサムネイル作成APIがあり、僕も日本の人気サイトランキング500で使わせてもらっています。

今日見つけた記事は、アメリカの大手ブログプラットフォームであるワードプレス上に存在する隠しAPIに関する話で、このAPIを使うとURLからそのページのサムネイルやスクリーンショットを取れてしまうというものです。

URLを渡すとそのままページのサムネイルが表示される、とあるWordPressテーマがこの隠しAPIを使っていたようなのですが、あるブロガーがWordPressの創業者であるMatt MullenwegさんにこのAPIを使ってもいいのか尋ねたところ、こんな回答を得たそうです。

「使うのもリンクするのも自由だけど、オフィシャルなサービスではないよ。それ単体でビジネスにできるようなサービスじゃないんだけど、我々としては自分自身のサービス(WordPress.com)のためにその機能は維持しないといけないんだ」

ということで、いつか使えなくなっても文句は言えないのですが、無保証で使うのは構わないということです。

サムネイルに限らず、大きなサイズでの画像も作ってくれますので、スクリーンショット取得サービスだと言うこともできますね。

使い方はとても簡単で、隠しAPIのURLの後ろに、URLエンコードした対象のURLをつなげてアクセスするだけです。http://asiajin.com/blog/ で試してみます。

http://s.wordpress.com/mshots/v1/http%3A%2F%2Fasiajin.com%2Fblog%2F

が、こうなります(デフォルトでは等サイズで出るようなので、小さく表示しています)

'w'というパラメーターで幅を指定すると、小さいサムネイルから大きなスクリーンショットまで自由なサイズでページ画像が取れます。

自分のWordPress内からこのサービスを呼び出すためのプラグインBM Shotsというのも存在していて、これを使うと記法に従ってURLを本文中で書くだけで、よそのサイトのスクリーンショットを貼りつけることができます。

問題点があるとすれば、前述のいつサービスが動かなくなるかもしれないという点と、毎回表示のたびに外部(WordPress.com)の画像を読んでいるので、対象のURLのページが変わったり止まったりしたら、その最新の画像が出てしまう点、でしょうか。

最新のスクリーンショットを出したい場合はそれでいいですが、過去のある時点のデザインを取り上げてブログを書いたりしていた場合は、画像の方が本文と合わなくなってしまうこともありそうですね。このあたりは、今のページを記録したいのか最新のページを見せたいのかを考えた上で使うかどうかを考えるべきでしょう。

via Automated Website Thumbnails via WordPress.com

2010年7月13日 (火)

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」

いただいたもの

興味のあることや仕事でしなければいけなくなったことについて、少しずついろいろと「試してみる」という勉強法を薦める、ITエンジニア向けの自己学習の指南本です。

「つまみぐい」という言葉には手順立っていないというような悪いイメージもついてくるとは思いますが、真剣に順序立てて学習しようとした結果嫌になって途中でやめてしまうぐらいなら、どんな順番でも好きなところだけでも、できる範囲で少しずつやればいいんだ、という著者の考え方には共感できます。

かくいう僕自身も、英語ができるエンジニアということになっていますが、まともに英語の技術書を通しで読んだことなど記憶にありません。クラス名や変数名をつける時にオンラインの辞書を引いて、そのまま辞書の方が気になって数十分辞書をおっかけたりしているうちに、仕事で使う英語が少しずつ、それこそ何年もかけて身に付いたのだと思っています。そうやってそれている間は本来の仕事=プログラミングは当然止まっているのですけど、そういうちょっとした脇道もその人の総合的な仕事力につながっていると僕は思います。(思いたい)

他にも、ソーシャルブックマークの活用や、ブログ等へのアウトプットをすることで学んだ結果をまとめ、同時に他人の役にも立ちフィードバックを得てさらに成長するという手法、勉強会と独学の時間を適切に振り分けることで新しい知識を知り、それを吸収するサイクルを作る、など、これから社会人になる学生や、社会人になったけれど勉強法について迷っている人にとって役に立つアドバイスが含まれています。

それと、最終章「家族を持っている人の勉強の仕方」は、対象となる技術者や将来対象となるかもしれない技術者にとって考えないといけない重要なポイントですね。革命的な解決策が載っているというわけではありませんし、それは無理もないのですけれど、個人の自由な時間が減ってしまう状況にどうやって対処するのか、といったことへのアドバイスが載っています。個人的にもここは悩んでいる最中なので… 家族連れでも勉強会とか開発合宿ができる仲間がいるといいんですかね。


[書評に関する注意書き]

  • 貰って書いた本についてはその旨記述します
  • このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではありません。
  • もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうですが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではありません。
  • 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもありません。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなことも多々あります。

2010年7月12日 (月)

タイプライター・オーケストラ

アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンが1950年に発表した「タイプライター」という曲、テレビのBGM等でもよく耳にしますが、タイプライターを楽器とみなして楽曲に取り込んだのが特徴です。オーケストラで生演奏するときも、本物のタイプライターを使うみたいですね。こんなふうに

打ってる文字の内容はたぶんめちゃくちゃなんだろうと思いますが、それでも普通の楽器より難しいのではという速さですね。

1950年というともう60年前になりますが、タイプライターの楽器化はそこで止まってしまってるわけでもないみたいです。アメリカに「ボストン・タイプライター交響楽団」というオーケストラがあるのを見つけました。この動画だと6人のタイピストで構成されています。

オフィスで使うタイプライターだからか、みんなネクタイをして仕事するような格好ですね。こちらは別の演奏。昨年のクリスマス時のものです。

これだけパソコンとプリンターが普及した以上、本物のタイプライターもタイピストももう居ないのではと思いますが、アルファベット文化圏ではタイプライターに対するノスタルジーがありそうですね。こういったバンドの存在もそのあたりに支えられているのかもしれません。

このあと、オフィスや仕事をモチーフに新しいオフィス用品の楽器が出てくるとしたら、なんでしょうね?

2010年7月 6日 (火)

グーグルの世界各国でのシェア

Search Engine Feng Shuiによる、グーグルの各国での検索市場シェアを示した世界地図です。クリックでオリジナルの大きな画像に飛びます。

Googlesearchworlddomination

# 右下に各国の数値の参照元情報が書いてありますが、中国は2008年の、Google撤退前のものです。

こうやってみると、ヨーロッパとオセアニアでのシェアがすごいことになってますね。

via Digital Inspiration

ツイッターはなぜ日本でそんなに流行っているのか - Wall Street JournalのJapan Realtimeに寄せたコメントの補足

ウォールストリートジャーナルのオンライン版が、日本のトピックを扱うJapan Realtimeというコーナーを6月上旬から始めています。

このコーナー、日本のいろいろなニュースを英語で書かれていて面白いのですが、そこで1日に出たJapan, Champion At World Cup Tweeting(日本、W杯ツイートでチャンピオン)という記事の中で、コメントをさせていただきました。

記事は、ワールドカップ日本代表に関するツイッターの数が、秒あたりのつぶやき数でこれまでの記録を破ったことを受けて、ツイッターが世界の他の国よりも日本で受け入れられているようだということを伝えています。

今回は「日本の情報技術(IT)業界を英語で海外に紹介するブログAsiajinの代表」ということで質問を受けました。アジアジンの宣伝にもなるのでありがたいことです。

質問の内容は「どうしてツイッターはそんなに日本で流行しているのか?」というもの。

面白みがない回答だと思われたのか記事では取り上げられなかったのですが、僕が思う一番の理由は「日本ではFacebookが弱いから」だと答えました。世界の他の国では、ツイッターをやりそうな人とフェースブックをやりそうな人に分かれている部分で、日本は両方の層がツイッターに殺到したのでは、という意味でです。

最近は考えを少し変えたようですが、フェースブックはアメリカでのツイッターブームで利用者がどんどん増え、テレビ等でもツイッターの話が出てくるようになった頃から、ツイッターのことをかなり脅威と意識しており、ステータス情報の表示やそのデザインなどいろいろな面でツイッターに対抗しようとしてきました。

「Facebookがツイッターに流れそうになったユーザーを取り戻そうといろいろやっていたのに対して、日本では直接ツイッターの対抗になるようなサービスがなかった」「ミクシィを始め、各社マイクロブログを自社サービス内でも揃えているけれど、ツイッター的な機能を全体のメインに据えようとするところはなかった」「そのため、ツイッターのツイッター的なサービスに魅力を感じたユーザーは、他に有力な選択肢もなかった」というのが僕の論旨です。

海外の人、特にヨーロッパ語圏からの人と話す時になかなか分かってもらえないのが、日本ではFacebookが影響力を持ってないことです。アメリカ等では、何をするにしてもFacebookを意識したり、Facebookとの連携機能を入れたりというのを考えるようですが。

その他に理由は考えらえないか、と尋ねられたので、つぶやきは独り言みたいなもので読まなくても返事しなくてもかまわない、という考え方が、ミクシィの足あとに象徴されるソーシャルネットワークの密な関係性に疲れたユーザーを引きつけたのかもしれませんね、と話したら、こちらの説が面白かったようで採用され、しかもミクシィ社にコメントを求められています。ミクシィの方は「サービスの性格が違う」とコメントされたようですが、上で書いたように僕もそれには同意してるんですよ。ミクシィはツイッターに対抗するというより日本のFacebookになろうとしている気がします。それがいいことかどうかはともかく。

あとは、Twitter本家のモバイルサイトがDocomoのケータイ(=日本のケータイの半分)で使えなかったことや、日本の携帯専用のモバイル版が出たこと、モバツイなどサードパーティーの携帯版も活発なこと、なども説明しました。また、フェースブックの話から「フェースブックは日本で伸びるか」ときかれたので、減ることは無いと思うけど大変じゃないかとも回答しました。

有機発光ダイオード(OLED)を使ったAndroidの電池を2倍持たせるカラーハック

Singlecolorforlongerbattery_2

GoogleのNexus OneなどのAndroid機は、OLEDという技術を使った画面表示(有機ELディスプレイ)をしているそうですが、このOLEDでは赤・緑・青のそれぞれの色を別々に発光させることで色を表現するようになっているのだとか。

そこでJeff Sharkeyさんが考えたのが、「一色分だけのOLEDを点灯させて使えば、消費電力が減ってバッテリーが長持ちするのではないか? というもの。

記事中に単色で表示したときや、一色ではないけど減色して表示したときの消費電流の測定値が公開されています。赤色だけで表示した時に一番節電ができて、42%の電流で動作することから倍の時間持たせることができそうということ。

SurfaceFlingerと名付けられたパッチが公開されており、Froyo(Android 2.2)に当てることで設定画面でこれらの単色モードを指定できるようになります。使っているところの動画がこれ。

SurfaceFlinger effect modes on Android from Jeff Sharkey on Vimeo.

出先で電池切れを起こしてしまうのはモバイルユーザーにとってのよくある悩みですが、このようなソフトウェアを使えば、緊急時につかいにくいけれどもより長時間使い続けることができるというわけですね。

via “Night vision” hack on some Android phones almost doubles battery life

2010年7月 5日 (月)

ダンスで鳴らす、楽器であり服でもある Mix Kicks

Mixkickstitle

チャックの上げ下げでサンプリング音を選択し、左足をつけると音を鳴らし、右足をつけるとそれをループさせる、という操作の服Mix Kicksのバージョン1だそうです。演奏の様子を撮った動画がこちら

Arduino LilyPad, Bluetooth, Max/MSPが使われているそうです。服に内蔵したArduinoをスイッチとして、Bluetoothでコマンドをワイヤレスで飛ばし、演奏しているんですね。

ブースに居るDJじゃなくて、踊っている誰かが演奏をしていた、ということもそのうち起こるかもしれないですね。

via Mix Kicks: Wireless Wearable for Mixing Beats - Fashioning Technology

2010年7月 2日 (金)

図解: グーグル検索はどのように動いてるのか

かなり大きな画像ですね。じっくり読んでみたい方はリンク先で。

How Does Google Work?

Infographic by PPC Blog

クローリング、インデクシングからサジェスト、ローカライズ、フィルタリング、広告表示まで、検索ワードを入力してから結果ページが表示されるまでに行われているであろう処理が解説されています。

人気エントリ

RSS feed meter for http://developer.cybozu.co.jp/akky/ あわせて読みたい

著書

PHPxWebServiceAPIConnections.jpg

ブログ著者について

週三日勤務でこのブログを書き、残りの日は個人で活動しています