スマート・インターフォンの Ring に WiFi パスワード奪取のセキュリティホールあり

家のドアに取り付けて、室内だけでなくインターネット越しにスマートフォン等から来客や配達人の応対ができるというスマート・ガジェット Ring に、初歩的な設計ミスが見つかっています。

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こんな感じで、ドアの外に取り付けられる Ring は、中にカメラと電池、無線LAN機能を内蔵していて、来客が来たらネット経由で持ち主を呼び出してくれます。

ペン・テスト・パートナーズ(Pen Test Partners)が今回指摘した問題はこうです。

  • ドライバーで2本のネジを回し、 Ring の本体部分を取り外す
  • オレンジ色の「セットアップボタン」を押す(Ring 自身が WiFi のアクセスポイントAPになって、内蔵のwebサーバが立ち上がる)
  • スマートフォン等で見つかったAPに接続する
  • HTTP で /gainspan/system/config/network に接続する

すると、Ring が接続するように設定されている家庭内の WiFi SSID とパスワード情報が、プレーンテキストで返ってくるようになっていたそうです。つまりは、玄関の外にいる人から、家庭内の WiFi がアクセスし放題になり得るということ。

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「Ring は新レベルのセキュリティーを提供します(Ring provides a new level of security.)」というサイトの宣伝文句は、そういう意味では無かったはず。

Ring 社は、この問題を伝えられて2週間で、問題を解決したファームウェア・アップデートをリリースしたそうです。平文での保存とwebサーバでのアクセス機能を閉じたのだと思いますが、このアップデートを適用すれば、ここまで簡単に WiFi パスワードが抜かれることは無くなりそう。

しかし、暗号化されているにしても、家の外に剥き出しのデバイスの中のどこかに、家の無線LAN の接続情報が記録されていることには変わりがないですね。

屋外設置するものといえば、ウェブにつなげる監視カメラなどインターフォン以外にもあります。自由にアクセスできる屋外のデバイスには、室内に設置するものよりも十分な設計が必要なようですね。

なお、この Ring の値段は $199(2万1939円) 。ペン・テスト・パートナーズも、このスマートなドアベル自体の機能自体については「IoT デバイスにしては珍しく実用的だ」と評しています。

via The Register

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