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日経 IT Pro 記事で Ajax についてコメント

10 月 14 日の記事 GoogleとSunの提携で脚光を浴びた Ajax オフィス・ソフトの可能性 にて、 Ajax オフィスの可能性と有用性に関してコメントさせていただいた。

Ajax でマイクロソフトオフィスを再現できますか? という質問については、頑張ればそこそこはいけるが、完全に再現することはできないのでは、というように回答させていただいた。このあたりはクライアント系の Java が辿ってきた道筋でもある。技術者としてチャレンジングな課題で、作るのは楽しいかもしれないが、ビジネス的な意味があるかは疑問だ。

日本の業務系ウェブアプリケーションの雄ともいえるサイボウズにしても、デスクトップアプリケーションとの UI の統一性について何も考えてこなかったわけではない。長期にわたり、リッチクライアント技術の諸々を調査・検討してきているが、ここまでのところは特定の技術を広く採用するには至っていない。そこには優先順位やリソースの問題もあるし、ウェブアプリケーションの約束事を逸脱することによる不利益を考えてのものもあった。

ただし、全面的な Ajax 化ではなく、ちょっとした使い勝手を改善するための技術として Ajax などを取り込むことについては、今後重要になってくると僕は考えている。

たとえば、僕がアメリカでやっていたサイボウズオフィスの英語版 Share360 では、ユーザインタフェースを海外向けに作り直す必要があり、その際に DHTML/Javascript によるギミックをいくつか追加していた。これは主にサーバ側の負荷軽減を目的にしてのものだったが、利用感の上でも改善効果を出していると思う。狭義の Ajax は使っていないが、考え方としては同じ方向性にあるものだ。Share360 は基本機能が一世代前のもので、日本語のお客様に薦められる製品ではないが、UI については試用版で試してみていただいても面白いかと思う。

記事は、Ajax を活用したデスクトップ・オフィスの代替アプリケーションとして登場してきている中でも特に有力なものが多く取り上げられており、Ajax オフィスの現状を俯瞰するのに有用だと思う。

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ネットのこの人はどんな人? – OnlineReputation と Tagalag

コンセプト的に何か似ている二つの新サービスを見つけた。OnlineReputation.comTagalag だ。

OnlineReputationComLogo.gif

OnlineReputation.com では、とあるサービスにいるとあるハンドル名の人物に対するコメントを残すことができる。

たとえば、Yahoo の sports チャットにいる tncnewmedia は、「クールだけどちょっと変なやつ」みたいな情報を、登録したり検索したりできる。

どこかのサービス上で出会ったり、やりとりしている相手がどんな人か気になる、という場合に、相手のハンドル名をこのサービスの検索に放り込んでみることで、何か登録された情報が返ってくるかもしれない。

選択可能なサービスとしては、英語圏で有名なものが網羅されている。各社インスタントメッセンジャー、掲示板、ブログサービス、マッチングサービスなどだ。

Yahoo! オークションなどの評判システムを、各サービスの枠を超えて収集しようという試みだ。評判を付加する仕組みがないところで出会ったユーザに対しても、情報を提供し、共有することで危険に備えたりできる、というあたりがこのサービスの目的だろうか。

TagalagLogo.gif

Tagalag のほうは、eメールベースで登録した人たちが、他のメンバーについて自由にタグを与えることができる。

たとえば、Ruth という人は、
dustin から見て「ブロガー」で、Aneel は彼を「オタク」だと思っている。また、Ruth は逆に Aneel に「会ったことがあり」、dustin とは「一緒に住んでいる」。

また、所在地情報の登録があれば地図(Google Maps 利用)上に人を表示させることもできる。

これらを組み合わせることで、「アトランタ近くの開発者」といった人の検索ができるようになる、という構想のようだ。(まだベータであり、開発者とその知人ぐらいしか登録はしていないっぽい)


考え方としては面白いが、ちょっと考えただけでもトラブルも多そうだ。

  • 人物評価が誤爆されたりとか
  • 名誉毀損とか言われて訴えられるとか
  • プライバシー侵害だと訴えられるとか

そもそも、特に Tagalag のほうでは、誰が誰にどんなタグをつけたか丸見えなので、正直な評価じゃなくて当たり障りの無いようなことしかつかないような気もするし。

どちらのサービスも、十分な情報が集まって初めて機能するだろうから、そのレベルまで到達できるかどうかだが、実際難しいんじゃないかなあ。

はてなブックマークのコメントを使って、相手に直接(コメントやトラックバックで)言わずに間接的に批評を行う、というのが流行っていると聞くが、これらはさらにそれを推し進めたようなサービスだな。書いたものじゃなくて人物自体を評価しちゃうわけだから。

こんなシステム上で自分のことがあれこれ悪く書かれたたら相当凹むだろうなあ。

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ビデオ対応 iPod 発売

新 iPod が発表された。

それにあわせて、 iTunes のほうもバージョン 6 が出て、ビデオのオンライン購入や新 iPod とのシンクもできるようになった。

一ヶ月前に、アップルの動画配信サービス – iTunes 5 に隠された動画販売メニューからで予言した 3 点のうち 2つは実現したわけだ。

最後の一つ(iPod nano の動画対応)については、今考えてみると無くても不思議はないな。次々と新しい iPod を売りつけたほうが儲かるわけだし。

追記: iPod nano のアップグレードによる動画視聴は「できない」とのこと。

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Bloglines がキーボードショートカットに対応

s で次のフィード、 f で次のフォルダ(グループ)に移行、
j と k で、前のエントリ、次のエントリに飛ぶ

ぼーっと読み進めていくときは、これだけで十分かも。今までマウスで操作しててあまり困ったと思わなかったけど、使ってみるとこういう操作ができることは RSS リーダーとして必須かもしれないと思った。

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Web リミックスの依存度とリスク

del.icio.us の populicio.us 遮断と Web2.0 リミックスの限界
で書いたあと、フォローを忘れていたが、del.icio.us でブックマークされた中から人気のある URL を抽出して見せてくれるサービス populicio.us は、そのあと数日のうちに復活していた。

del.icio.us の新しいページ内容に追従してデータを取るように、populicio.us の作者ががんばったのだろう。

わざとじゃないにせよ、del.icio.us が派生サービスの populicio.us を邪魔しているのは残念、という話もあったが、これに対して、オバサンジョなどが「ページは API ではない(ページ内容をスクレープしてデータを取るのはリミックスではない)」と反論していた。

まあそれはそうだ。API はプログラムに対して公開されたインタフェースで、仕様変更や停止があれば予告がほしいし、できれば後方互換性も保ってほしい。ウェブページは人間様が目で読むためだから、デザイン変更は読者のためで、それでロボットが動かなくなったとしても保証しきれるものではない。

今回の騒動は、del.icio.us がちょうど populicio.us のような機能を追加したのと同時に起こったために、del.icio.us 側が意図的な遮断を憶測されたもので、通常なら非難されることもなかっただろう。

さて、API 公開には責任があり、ページデザインには無いとすると、その中間にあるマイクロフォーマットはどうだろう? hReview などのマイクロフォーマットをサポートするように、ウェブサイトや CMS が対応していたとして、とうぜん、それらを収集しにきて再利用する他サービスが登場することになる。

一旦マイクロフォーマットに対応したら、途中でそれを停止したり、別のマイクロフォーマットに乗り換えたりすると、サイトによっては影響が大きいかもしれない。この場合は、ページの変更ではあるが、やはり API と同様の配慮が期待されるだろう。

API, マイクロフォーマット、スクレイピングについて、リミックスする側は、なるべく保証されたインタフェースを使うようにしなければならないし、そのインタフェースの変更がどれぐらい保証されているのか、もし記述があるなら確認し、データが取れなくなったときにどうするか、も設計しておくべきだ。

コンテンツ提供側としては、インタフェースの変更情報を RSS で通知し、利害関係者に購読してもらう、というのがいいのかもしれない。

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Google のタグ機能

Insider Google の Google Adds Tagging が教えてくれた。 Google パーソナライズ検索にタグ機能がついた。

Google Personalized Search や A9 などの、検索履歴を覚えてくれるサービスは、あまり使っていないんだが、ベータ版のページへいってみる。

ウェブの検索でページを検索し、検索結果で表示されたページに行くと、検索履歴に Google 経由で飛んだ URL が記録されていく。この各履歴に、gmail や Google Reader でおなじみの 星マークがついている。これをチェックすると、その検索結果を注目したことになり、同時に “Edit” というリンクが現れる。

この Edit を押すと、この URL についてカンマ区切りでタグを設定できるようになる。設定したタグは左ペインに分類表示される。

また、Edit でタグを書くとき、すでにつけたタグがあれば入力補完もしてくれるようだ。

これまでも検索履歴を使っていた人であれば、ブックマーク機能が追加された、といっていいが、検索履歴機能自体がベータ版で、まだあまり使われていないのではと思うため、これがただちに他のブックマーク系サービスの脅威になるとは思えない。

が、検索に加え、gmail, RSS Reader などパーソナライズされたサービスがどんどん増えてきて、これらを使っていけば Google の提供するサービスの中に滞留している時間は長くなっていくだろう。Google Maps で見せたようなやりすぎともいえるインタフェースの洗練化をしてベータを外してきたら、「どれか一つ」で売っているサービス、たとえば del.icio.us なんかだが、が苦しい立場に追い込まれることもあるのかもしれない。

最近読んだ ヤフーCEO:「グーグルもポータルらしくなってきた」 を思い出したが、パーソナライズには慎重だった Google が、パーソナライズサービスを加速化しているのは間違いない。

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