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New Tong Wen Tang – ブラウザ上で簡体字⇔繁体字変換するChrome拡張

中国語のウェブサイトを調べないといけなくなった時に、ロシア語とかアラビア語等と違って、漢字のおかげでなんとなく大意が掴めるのは日本人にとって少し楽なところだと思います。

しかし、それが中国本土の方のウェブサイトだった場合、画数の多い漢字を中心に簡体字で書かれているため、それが元々どんな漢字だったのかわからず、判読率が下がってしまうという問題があります。

また、日本人でも歴史や小説、映画等で知っているような固有名詞なども、簡体字で書かれているせいで見落として気づかなかった、ということも起こります。「刘备」と出ていてもなんだかさっぱりわかりませんが、「劉備」なら誰の事かわかる、とか。

その点、台湾や香港で使われている繁体字のページなら、日本語の漢字と同じや似ているものも多いのでずっと推測しやすいですよね。New Tong Web Tang は、簡体字と繁体字を切り替えて表示してくれる、というChromeブラウザ拡張です。

ページ上で右クリックから変換を指定すると、ページ上にある簡体字の漢字を、対応する繁体字の漢字へと変換してくれます。変換の前後で、中国語(簡体字)Wikipediaの「日本」の冒頭は、こんな風に変換されました。

設定によっては、自動的に常に一方へ変換させるようにもできます。

この拡張機能、ソースコードもGithubで公開されています。他にも同様の機能を持つChrome拡張はいくつかありましたが、ユーザー数はこれが8万人超と多いようです。

# ユーザーが多いから必ず安心、と言うわけでもないですが。とても少ない拡張よりは監視の目も多いでしょう

繁体字に変換した後の文章を見ると、それでも日本人的にはわかりにくい(日本語と字形が違う)漢字も多いので、もっと良いのは簡体字を対応する日本の漢字に変換してくれるツールなのかもしれないなと思いました。

写真などの画像を無数のセルで出来たエクセルのシートに変換できるツール Google Spreadsheet Art

よくGoogle Spreadsheetsマクロによる凝ったツールを公開しているブログ Digital Inspiration のAmit Agarwal さんが、また面白いツールを公開してくれました

写真などの画像ファイルを表計算ファイルへと変換するツール Google Spreadsheet Art です。

view-from-cybozu-tokyo

これが元ファイル。300×300のサイズにあらかじめ縮小してあります。

Google Spreadsheet のツールファイルをブラウザで開いて、自分のGoogle Drive にコピーします。

google-spreadsheet-art-1

[Spreadsheet Art]メニューから、1. アップロードを選択、

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このツールで取り扱える画像ファイルの種類とサイズが注意として出てきます。

google-spreadsheet-art-3

画像ファイルのアップロードが終わると、多数のセルの中に色を表す数字が入っています。これが、元の画像ファイルのピクセルから取ってきた色の情報ですね。

google-spreadsheet-art-4

続いて、メニュー2番の「色を適用する」を実行。ちょっと時間が掛かります。

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1で取得した色で実際にセルの色が表示されるようになりました。

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全セルのサイズを小さくするのは、手動でもできますが、メニューの3番「セルを調整する」も用意されています。セルのサイズは、今回は2にしてみました。

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Google Spreadsheets 上に、アップロードした写真が再現されました。これを[ファイル]-[形式を指定してダウンロード]から Excel 形式で保存すると、Excelでも見えるようになります。

google-spreadsheet-art-8

できあがったファイルがこちら。

view-from-cybozu-tokyo.xlsx

元の画像ファイルが44KBだったところが、917KBとなりました。予想していたよりは小さい。

単純な作業を膨大にこなして作られたものが驚きになるというのは、他にもマッチ棒や10円(0.09ドル)玉、レゴなどで色々あると思います。しかし、デジタルな結果を作るのであれば、結局それはツールでできてしまうんだなあ、と。

公開されているGoogle Spreadsheetsのマクロは、現時点でのものは目を通し、怪しいコードは入ってないと思いました。何年にも渡っていろいろなツールを公開しているブログなので問題はないと思いますが、公開しているファイルやマクロを後から書き換えることは簡単ですので、自己責任でお試しください。

Pokémap – Pokemon Goのポケモン・ジム・ポケストップを可視化する勝手ツール

アメリカ人をトリコにし、任天堂の株価を倍に押し上げた位置情報ゲーム「ポケモンGo」、日本での今日のリリースが2ちゃんねる経由マクドナルドからのリークで延期になった、とかいう話も(本当かどうかわかりませんが)流れて来たりと、これから日本でも熱くなりそうなところです。

Pokémapは、Ahmed Almutawaが始めたばかりのツール開発プロジェクトで、ポケモンGo に出てくるポケモン達、アイテムを得られるポケストップ、奪いあうポケジムなどゲームを簡単に進められるようにする重要情報を、Google Mapベースの地図に表示してしまうというPython製ツールです。

pokemap-top

現在のツールはプログラマでないとセットアップがたいへんそうな作りになっていますが、こんなツールで地図が見えてしまうと、一般のユーザーとの競争はかなり簡単になってしまうのではという心配もあります。

各データは Niantec 社のサーバとの通信を見て取得しているようなので、早晩、通信方法が変更されたり、暗号化されたりするのではと思いますが、熱心なユーザー&開発者が2日間で50人近く contributor として集まったそうで、GitHub 上のプロジェクトページでは一時的にプルリクエストを受け付けませんという表示がされています。

via The Verge

英文を絵文字混じり文に変換する Chrome 拡張 Emoji Translate

GoogleのエンジニアMonicaさんによる、ブラウザ上で表示されているページの英文を絵文字に翻訳してくれるChrome拡張が Emoji Translate です。

emoji-translator

左がオリジナルのページで、右が Emoji Translate ボタンを押した後の表示。これは Windows のChromeなので、絵文字は白黒で表示できない絵文字が多数四角(いわゆる豆腐)になっていますが、Mac 版のChrome だとカラー表示されるでしょう。

emoji-translate-sample

絵文字で表せるような単語だけが変換されるのですが、絵文字に慣れている人なら、全部英語で書いてあるよりも絵文字交じりの英文の方が大意がわかったりするかもしれませんね。

7月17日がいつのまにやら「世界絵文字デー」になっていたようで(絵文字の意味や絵文字規格の動向を解説しているサイト Emojipedia の人が提唱したそうです)、英語メディアではここ数日絵文字関連の記事が多数出てきています。ほとんどの記事はまだ「エ-モ-ジというのは日本語で絵の文字という意味で…」みたいな書き出しですが、この勢いだと emoji という言葉は完全に英語化しそうですね。

via VentureBeat

Skypeチャットの履歴を保存する

Skypeといえば、元々のコンセプトであるP2P方式から、中央サーバ型への移行が少しずつ進んでいるみたいですね。

昔はSkypeを始めた頃まで無限にチャットログを遡れたのですが、ある時点からはこちらも制限が掛かり、大昔のチャットログにはアクセスできなくなってしまいました。

さて今回、スカイプのチャットルームの過去の発言からちょっと複雑な検索をしようとして、準備として「全選択→コピー→エディタに貼り付け」しようとしたのですが、どうしても発言一個分しかコピーされてきません。昔はできたと思うので、Windows版クライアントの仕様が変わったんでしょうか。不便です。

クライアントからチャット履歴が取れないとなると、他の方法を使わないといけません。チャットログのファイルはディスク上にあり、sqlite形式のファイルみたいなので、sqliteのDBが開けるツールなら何でも使えば開くことはできます。

汎用のsqliteクライアントでもいいのですが、Skyperiousは、スカイプのチャットログに特化した、過去ログを閲覧・加工するためのツールです。

skyperious

一対一でチャットした相手や、グループチャットの一覧が出て、選択すると過去ログが表示されます。コピーも自由ですし、ファイルへの書き出しもできます。

skyperious-stats

緑のiマークを押すと、チャットの統計情報も出してくれます。グループチャットで良く発言している人の発言の数や割合、ファイルの送受信数、良く使われている単語、などが見られます。

GithubにはPythonのソースコードも公開されており、一応ツールのソースを確認することができます。(とはいえ、配布されているバイナリだけに何か入ってても責任取れないので、利用は自己責任でよろしく)

マイクロソフトがSkypeクライアントの機能を削ったのにも彼らなりの理由は何かしらあるのでしょうけど、TwitterやFacebookなどでも自分のデータは書き出せるように(いろいろなユーザーが要望したのが効いて)なっていますし、自分のチャットログは自分のものだ、というのはそんなに不思議な感覚ではないと思うんですよね。できればこういったツールに頼らなくても自由に使えるように、公式クライアントが改善されるといいのですが。

via Ask Ubuntu

Jaasta – eインクによる配列自由・表示自由のキーボード

Jaasta Keyboard は、e-インクを使って自由にキートップの表示内容を切り替えられるというキーボードです。

Black_blackKeyboard_Angle

ごく普通に見えるこのキーボードが、

Slider_5

Adobeイラストレーター用のキーボードや、

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顔文字キーボードなどに変身するというわけです。

exploded model

キートップの中がe-inkになっていて、この表示内容を書き換えられるということですね。

アイデア自体は特に新しいわけではなく、たとえば2008年に発表された、有機ELディスプレイをキートップに組み込んだロシアのOptimus Maximus がありますね。(日本で買った方のレビュー)

optimus-popularis

今はMaximus は売り切れで、液晶のキートップを使って少しキーの数も減らしたコンパクトキーボードのOptimus Popularis が売られているようですが、値段が$150(1万6628円)0 。

それに対して、まだクラウドファンディングによる出資者募集前の段階ではありますが(要注意ポイント)、 Jaasta の予定価格は$299(3万3146円) 。

OLED やLCD を使った Optimus は当然カラー表示や高速な表示の切り替え(Popularis は秒間10フレーム以上ということ)に対応しているわけですが、その分キーボードとしてはかなり高価です。

キートップに色やアニメーションまでは必要ないと思うなら、価格もかなり違いますし、こちらのe-ink の方が電池も長持ちするし、部屋が明るければキーもはっきり見えていいかもしれません。

via Technabob