「ツール」カテゴリーアーカイブ

BlurPage ウェブページ上のセンシティブな情報にぼかしを掛けるブラウザ拡張

BlurPage は、ブラウザで表示されているウェブページの好きな個所をぼかすことができるツールです。Chrome と Firefox 用が提供されています。

ウェブフォームに入れたクレジットカード番号や、SNSでのプライベートなメッセージなど、ワンクリックで選ぶとボカシが掛かります。それだけといえばそれだけ。デモの動画があります。

有料ツールで、Gumroad で $14.99(1540円) を払うと一生使えるそうです。Product Huntでは、「無料のツールでもできるんじゃない?」という突っ込みが入っています。スクリーンショットを取るツールでボカシを掛けられるものも多いですし、ひと手間と言えばひと手間で済む話ではあります。

でもまあ、たくさんスクリーンショットを撮り、その際にいろいろ隠さないといけないという仕事の人がいれば、$15(1650円) 払っても構わない、かもしれません。単機能で代替があったとしても、とりあえず値段をつけて世に問うてみるというのもエンジニアの個人プロジェクトではありでしょう。

Hacker Tab – GitHubのtrendingプロジェクトをブラウザの新規タブに表示するChrome拡張

新たに公開されたHacker Tab Chromeブラウザ拡張は、ブラウザの新規タブで表示されるページを、Google検索ではなく GitHub のホットなプロジェクト(trending)に差し替えてくれます。

プログラミング言語/集計期間を選んで絞り込むこともできます。

拡張機能のソースコードはこちら。GitHub の trending の取得にはこちらのスクレイピングライブラリを使っているようです。

ブラウザのタブが表示されるたびにチェックすることになるので新たな面白いオープンソースプロジェクトの発見につながるかもしれませんね。

go-license-detector – オープンソースのライセンスを判定してくれるツール

go-license-detector は、プロジェクトのドキュメントファイルをスキャンして、そのプロジェクトがどんなライセンスかを推定するというツールです。SPDX で400種類近くに分類されている多種多様なライセンスの分類名(identifier)の形でライセンス情報を返します。

従来のツール

Ruby製のLicenseeでは、ライセンスファイルの存在や、既知のライセンスファイルとの一致度を見て、オープンソースのライセンスが何かを判定しています。GitHub 自身も、各リポジトリのライセンスを判定するのに利用しているそうです。

他にもいくつか、Google の licenseclassifier などライセンスを推定するツールはあるのですが、go-license-detector は以下の特徴があるそうです。

  1. 誤判定があっても、「不明」という結果を少なくする方向の検出
  2. Golang による高速な処理
  3. GitHub の人気トップ1000リポジトリ(手動でライセンスが判定されている)をできるだけ当てられることを目指す
  4. SPDX の分類に従う

精度比較

ブログ記事では、既存の各ツールとの判定精度の比較をしています。902のソースコードを判定し、ライセンスがあるものに関して99%という高率の判定結果、また、判定の速度もとても優秀ということ。

現在は LICENSE や READEME など、一定の種類の名前でライセンス情報を探そうとしていますが、それらのファイルについて既存のライセンス文書との一致をみるにしても、単なる一致ではなく単語のゆらぎやミススペルなどまでケアしているようです。

何か一つオープンソースのプロジェクトが有ったとして、そのライセンスが何であるかを当て、それを信じて利用するというよりは、多数のリポジトリをまとめて分析するような用途に向いているのかなと思いました。

via Detecting licenses in code with Go and ML · source{d} blog

ASCII TV – テキストアニメーション映画(スターウォーズep4とか)を再生するwebサーバ

オープンソースで公開された ASCII TV は、ASCII文字で構成された「映画」をターミナル上で再生できる Golang 製の http サーバです。

サンプルとして、スターウォーズ・エピソード4 (のASCII映画)をターミナルから以下のコマンドで再生できます。

$ curl https://asciitv.fr

ここで再生される19分弱のASCII版スターウォーズは、2012年に telnet で再生する ascii-telnet-server が公開された際にもデモ用に使われていたものです。もともとは、http://www.asciimation.co.nz/としてサイモン・ヤンセンさんが制作したもの。

telnet版の呼び出しは以下

$ telnet towel.blinkenlights.nl

再生の様子はこんな感じになります。

ASCII TV はスターウォーズのテキストファイルを呼び出すようになっていますが、データさえ用意して差し替えれば、他のASCII映画やアニメーションをターミナルから再生することができます。

ASCII版スターウォーズほど気合の入ったものは、ちょっと見つかりませんでしたが。

via Hacker News

オープンソース化された結婚式のウェブサイト(GPLライセンス)

Oath社のソフトウェア・エンジニア、ラムさん(Ram)が結婚一周年を記念して GitHub で公開したのは、彼が自身の結婚式のために製作したウェブサイト。

デモサイトも公開されていて、動く様子を見ることができます。

サイトは、二人の出会い(大学の同級生だそうです)、結婚式前後のイベント、参列者がインスタグラムに投稿する際のハッシュタグの案内(その写真はこちらで見られます)、婚約式の写真、結婚式場の地図、が、モダンなレスポンシブデザインで提供されています。

結婚式のウェブサイトのフォーマットとしては、この式が挙げられたインドでもどこでも大きく変わらないと思うのですが、コンテンツ内のメヘンディ、ハルディなどインドの結婚式独特の行事の案内や、そのドレスコードの説明などは興味深いと思いました。新郎新婦にウコンを塗りたくる儀式っていったい…

参加不参加の表明(RSVP)は Google Sheet とメールで、ホスティングは GitHub Pages で実現されていて、同じものを完全に無料で動かすことができます。

ライセンスはGPLv3ということで、これから結婚式を挙げるエンジニアの人は、これをベースにして作るのもいいかもしれませんね。

via Hacker News

Cookiesの利用許可を訊かれなくするブラウザ拡張 I don’t care about cookies

I don’t care about cookies(クッキーなんて気にしないよ)は、ヨーロッパのウェブサイト(や、ヨーロッパからもアクセスされるアメリカ他のウェブサイトでも)で最初に訪問した際によく出てくる、「cookies を使ってもいいかな? Yes / No 」というポップアップ等のダイアログを消してしまうブラウザ拡張機能です。

クロアチアのダニエル・クラドニクさん(Daniel Kladnik)が開発し、公開したこのブラウザ拡張、ChromeFirefox、。AdBlock Plus/uBlock など、多くのブラウザ環境に対応しています。

動作例

通常状態でアクセスすると、こんな風に画面の半分を「Cookie 使うよ」という警告で埋めてしまうようなサイトに対して、

拡張をオンにしてアクセスすると、こんな風になります

意味があって同意を求めているのだから、自動的に無視なんてすべきではない、という意見もあるかとは思いますが、ほとんどのサイトでこのような警告には考えずに承認して先へ進んでいる人も多いのではないでしょうか。どうせ承認するのなら、最初から飛ばしてしまうこの拡張、仕事の効率化と言えなくもありません。

サイトごとに一度承認すればいいだけ、ではあるのですが、PCを新しくしたり、ブラウザを乗り換えたり、何かの不調で cookies を含んだ履歴を削除したり、いろんな理由で承認した記録がなくなってしまうこともあるでしょう。

この拡張が自動的に承認している、わけではなく、承認を尋ねるダイアログを見えなくしているため、本来の手順を迂回してアクセスしてるという見方もできますが、このような cookies 使用の同意を取ることにどれほど意味があるのか、疑問に思っている人も多そうです。

ソースコード

閲覧したウェブサイトの情報をアクセスする拡張機能なので、インストール時にはいろいろ権限を要求されます。念のためインストール前に Chrome 版のソースコードを眺めてみましたが、(今のバージョンでは)特に怪しいところは無さそうです。

サイト毎にcookie警告の表示方式は多岐に渡っていて、どうやって警告を抑制してるのかなと思ったのですが、ソースコードを見るとたいへんな力業だとわかりました。サイトごとに、警告に関する CSS セレクタ名などを持っていて、マッチするものを表示させなくしています。また、ページ遷移などがあるものについては、個別に対応コードを用意しています。つまり、拡張がすでに知っているサイトの cookies 警告を止めているわけです。

参考

EUはクッキーの読み書きでユーザの承諾を義務化–ヨーロッパのインターネット業界は墓場になるね | TechCrunch Japan

欧州「クッキー法」、対応が必要なクッキータイプ:あなたのサイトは大丈夫? | DIGIDAY[日本版]