「ネットのマーケティング」カテゴリーアーカイブ

カーネルサンダースは死して皮を残す。皮はバレンタインプレゼントに

米KFC が reddit でバレンタインデーにちなんだプレゼント企画を開催していたようです。その名も「カーネルサンダースの毛皮ラグ(Colonel Sanders Bearskin Rug)」争奪戦

KFCがバレンタインデー用に特別に製作したこのラグ、redditers の3名だけが入手できるようですが、その条件は

  1. この画像のフォトショップ改造コンテスト (psd形式の素材も提供)
  2. この画像をテーマに素敵なストーリーを書くコンテスト
  3. 抽選

の三つ。

当選者は、この素敵なラグの他に、フライドチキン一式、好きな動画サービス購読のためのギフト券$160(1万7721円)、一年間の間、毎月一回 KFC でデートする権利、も貰えるそうです。

KFC のチーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)は、The Daily Meal に対し「私はデートのエキスパートではありませんが、バレンタインデーにフライドチキンを食べるよりもロマンティックなことがあるとしたら、人類史上最も偉大なチキンのセールスマン、カーネル・サンダースの人造毛皮の上でフライドチキンを食べることでしょうね」と答えたそうです。うっかり「人造」って言っちゃてますが、最近は本物の毛皮を使うことに風当たりが強いですから、マーケティングとしても無難なところでしょう。

日本でもKFCの店頭に剥製が飾ってあるのを見かけますが、毛皮のラグは見たことありませんでしたね。

via The Daily Meal

サムスン、アップル村の人々にGalaxy S9を無料で配る

オランダのアップル(Appel)村に行って、知り合いづてに50台の最新スマートフォン Galaxy S9 をプレゼントして回ったそうです。

アップル村に乗り込む、サムソンの「切り替えチーム」の一行

Appel は、オランダ語の Apple だそうです。人口312人のうち、出会った50人に無料のS9 、50台を配ったことで、「アップルコミュニティのみなさんにサムソンへ切り替えてもらった」そうです。

日本に林檎村とかそういう地名のところがあれば、サムソンに連絡するといいことがあるかもしれません。

バーガーキング、テレビCMを人工知能(AI)に作らせる?

米バーガーキングが、100% AI作成による広告制作プロジェクト Agency of Robots(ロボット代理店)を開始したというリリースです。

「ハイエンドの計算機資源とビッグデータを活用し、ニューラルネットワークによる先進パターン認識で数千のファストフードCMや業界・競合リサーチを解析することにした」ということ。

既にAI製作によるCMが公開されています。冒頭はどれもノイズの混じったコンピューター音とともに「AIで作成されたものです」という断りで始まり、「ここでバーガーキングのロゴ(を出す)」で終わるもの。

ワッパーを食べる二人の男性と、王様の被り物

「あなたと同様に」を繰り返すCM

「チキンサンドイッチはまるで鳥のような味」

「チキンこそ新時代のポテトだ」

「AIの力で、よりゴールを狙えるクリエイティブの製作が可能となった」と締めていますが、AdAgeでは、よくジョークリリースを出しっぱなしなバーガーキングなので、これも流行のAIをダシにした、もちろん人間の作った動画なのでは、と分析しています。

VRを使った「ヘリから賞金掴み取りチャレンジ」

これは見てて楽しい。「ステージに設置された縄ばしごを登って、上の賞金袋を取れたら200ドル(2万2151円)プレゼント」という、そのままなら簡単そうなゲームを、VRヘッドセットを被らせることで全く違う体験としています。

しかし、VRの中では、挑戦者は高い所を飛ぶヘリコプターから吊り下げらげ、暴風・雨・火山の噴火が次々と襲い掛かってきます

暴風!

横殴りの雨!

噴火した火山から多数の岩が!

挑戦者も楽しいだろうけれど、周りの参加者もとても楽しそう。

「同じ $200(2万2151円) 貰うなら、こんな苦労するよりも我が社でスマートフォンを売りましょう」という趣旨のプロモーションらしいのですが、このゲーム常設であったら、お金払ってでもやりたい人は多いんじゃないでしょうか。

VR を活用したこういったゲーム、遊園地等でも今後は増えるかもしれませんね。

via Geekologie

[動画] 「ダイヤモンドは永遠」

「ダイヤモンドは永遠」(Diamonds Are Forever)は、架空のダイヤモンド・オンラインというwebサービスで、ダイヤモンドの婚約指輪を購入する、というドラマ仕立ての動画です。

とあるカップルは、オンラインで婚約指輪を注文します。注文したダイヤモンドの状況をPCやスマートフォンから追跡できるトラッカー機能がついていて、いろいろな通知を受けることになります。

「おめでとうございます。少年奴隷のキンウェイがあなたのダイヤモンドを掘り始めました」「クール!」

「キンウェイは反政府軍のヤクブにダイヤモンドを引き渡しました。ヤクブは怪我しているキンウェイをダイヤモンド鉱道へ戻しました」

「ヤクブはダイヤモンドを内戦で組織的に地元市民を殺戮するための武器や現金と交換しました」

このあとダイヤは、密輸業者によって南アフリカから持ち出され、その船も海賊に奪われ、海賊は偽のダイヤモンド証明書をゲットし、ベルギーのダイヤ会社へ送られます。

パキスタンのサッカーボール工場とか、アフリカのコーヒー豆農園やチョコレート農園とか、先進国で気軽に買えるものの背後に児童労働や搾取が存在する、というニュースは良く見ますね。ダイヤモンドにもそういう経緯で流れてきたものと、そうでないものがあるのでしょう。

ダイヤモンドの発掘や流通に関わる人たちの悲惨な状況を、幸せそうな日常生活の中で受け取り、それを「クール」とか「そうでなくてはね」みたいに淡々とスルーする様子が、サイコパスのようで恐ろしくもあります。

動画は、消費者が生産・流通の過程をトラッキングできるという最近ありがちなオンラインショッピングの機能をうまく使って、搾取の存在をうまく啓発しているなと感じました。

担当者を責める404ページ

emailcenter404 Not Found ページが英語圏の巨大掲示板 reddit で話題となっていました。

「この受け入れがたい失敗に関して、我が開発チームの誰かに罰が与えられるべきです」

というメッセージと共に、Lukeさん、Jamesさん、Martinさん、Chrisさんの4人の誰を責めるべきか選んでくれ、というボタンが出てきます。

誰か一人を選ぶと、

選んだ人に「おまえは解雇だ!」というメッセージと、うなだれた当人の写真に。選ばれなかった3人がいい顔してますね。

「彼は暇な時間がいっぱいできたから、クリンゴン語検定の勉強がはかどるね」と。ここのメッセージも選んだ人によって変わります。

# なお、このエラーページは responsive デザインで、ページ幅が少ないモバイル端末等では、このネタは表示されません。PC で見てください

reddit のコメントで出てた、同じ種類の他の404ページも紹介します。

What Uni?404ページ。4人並んでるところといい、だいぶ上の例と似てますね。「誰を責めるか?」でボタンを押すと、その社員の失業に絡めたネタのメッセージが出るのも同じ。

スポーツ・イラストレイテッド404ページでは、

「どうしてこんなことに? エドがまたやらかしたからだ」というメッセージと共に、エドさんの写真が出され、「解雇」「もう一回チャンスをあげる」を選ぶボタンが表示されています。

3つのサイトとも、ユーザーが満足できなければ「解雇」しちゃう、という作りになっているところ、もちろん本当に解雇するわけもないんですが、ジョークとしてはキツイですね。そういうジョークをやっても大丈夫な会社・社風なんだよ、というアピールもあるのかもしれませんが。

via reddit