「イギリス」タグアーカイブ

イギリスの交通違反の悪質な地域を可視化したインタラクティブ地図

イギリス交通違反多発地域(The UK's Driving Offence Hotspots)は、交通違反のデータを基に、どの地域(警察管轄)で交通違反が多いかを可視化した地図です。

上は、速度超過違反を選んだ場合。運転手1万人あたりの違反件数が多いほど、濃い赤色で表示されるようになっています。

7つのカテゴリー別の地図と、全部を合わせた総合の地図を選ぶことができます。総合で1位となったのは、南西部のエイボン・サマーセット地域。個別にみるとスピード違反で1位の地域のようですが、スピード違反の件数が他の違反よりも桁違いに大きいのが効いているように見えます。

免許不携帯と不注意運転の両方で1位なのはスコットランド。運転中の携帯電話利用はロンドンが1位、あたりは、なんとなくイメージからわかる気もします。信号無視の件数が2位以下を引き離して多いレスターシャーは、なんかあるんですかね。

2016-2017年度のデータを各警察署などから集めたということで、データも公開されています。公開データを使った可視化で、注意喚起としてもいいですね。

via Maps Mania

イギリス中の自転車事故などを地図上で一望できるwebサービス

Bikedata は、イギリスにおける自転車に関するデータを地図上にプロットした、インタラクティブな情報地図です。

この画面では、道路のどの場所で自転車事故が発生したことがあるか、が、ピンクのマーカーで示されています。

通勤やツーリングの計画を立てる時に、事故が頻発するところを知って避ける、といった使い方もできるでしょうね。スマートフォンアプリなどで、事故の多い場所に近づいたら注意をうながす、みたいなものを作ったりもできるかもしれません。

サイトでは、事故の他にも、交通量、自転車の盗難、駐輪場、サイクルレーンの写真、など、様々な自転車に関するデータを表示することができます。

さらに、このサイトのソースはGPLv3 で公開されています。

元データは国によるもの

イギリス政府のデータ公開サイトに、道路の安全データ(Rode Safety Data)というのがあり、ここではSTATS19 という書類で報告された2005年から2014年までの事故のデータが公開されているようです。

100Mぐらいあるデータを見てみたら、こんな感じで緯度経度や日時、事故の状況を表すフラグを持つレコードが大量にあるCSVファイルでした。

こういったデータが公にされているのはいいですね。このデータを API 化して自転車事故について Cyclestreets.net が提供し、それを Google Maps APIなどを使って可視化したのが今回のサービス、ということになります。

via Maps Mania

英語の求人文章から「男性的」「女性的」な表現の偏りをチェックしてくれるサイト

イギリス内閣府とNPO団体 の共同運営するAppliedは、ジェンダー差別や人種差別を廃し、公正で多様性のある採用ができるような支援機能を多数持つ求人サイトだそうです。

そのような機能のうちの一つ、あなたの書いた求人の文章のジェンダーバイアスをチェックしてくれるオンラインツールは、デモとして無料公開されています。

試しに、ネットに公開されているシニア・プロダクトマネージャー募集のサンプルを与えてみたところ、こんな判定が出てきました。

男性的(masculine)と判定された単語は、

  • leader (リーダー)
  • confident (自信いっぱいの)
  • analyze (分析する)
  • lead (リードする)
  • leadership (リーダーシップ)

女性的(feminine)と判定された単語は

  • responsibilities (責任)

求人広告に書かれた文章は、その職務のことだけでなく、企業組織やその文化についてのヒントを応募者に与え得るそうです。Applied は、男性的な言葉ばかり並べた募集の文面は女性の応募を遠ざけ、結果的に多様性の無い組織を作ってしまう、と主張しています。求人を書くときに、無意識にどちらかの性の人物を想定して、言葉を選んでしまっていないか、ということでしょうね。

他にも同様の注意を呼び掛けているサイトはあり、バイアスの少ない文章が求人で重要、という考え方はAppliedだけの発想ではなさそうです。

サービスは最低プランが無料から始まるフリーミアムで、ユーザー1人で使うだけなら無料である程度使えるようです。

海外に支店があったり、グローバライズした製品やサービスを売ったりしなければいけない日本企業では、英語で求人しなければいけない、という状況もあるでしょう。英語で正しく文章を書くだけでも大変ですが、文章に含まれる微妙な偏りや差別については、文法的な正しさとはまた違った知識や経験が必要そうですし、このようなツールに一回かけてみて、あまりに一方的な判定結果が出た場合はちょっと考えてみる、というのは安全のためにもいいかもしれないですね。

via New Scientist

イギリスのEU離脱決定後、日本からの「イギリスとは」検索が急増。日本人はイギリスを知らなかった?

国民投票の結果によるbrexit(EU離脱)を受けて、イギリス人が”What is the EU?”(EUって何?)と検索した、という話が、笑い話的に報道されました。

EUからの離脱が何をもたらすのかを多くの英国民が分からないまま投票に臨み、結果を受けて慌ててネットで調べた様子が明らかになった

「EU離脱とは?」「EUとは?」 英での検索順位発表:朝日新聞デジタル

英国内のGoogle検索で最も多かった検索ワードには、「What is the EU?」(EUとは何か)や「What happens if we leave the EU?」(EUを離脱したらどうなるか)などがあった。前者は、国民投票結果が正式に発表された後、英国におけるEUに関する検索ワードで第2位だった。後者は、投票終了後に250%以上増加した。

英国、離脱確定後に「EUとは何か」のグーグル検索が急増 – CNET Japan

例にあげたこれらはまだ抑制的で上品な方で、まとめサイト等では「自分たちが何に投票したか理解していない馬鹿なイギリス人」的な取り上げ方をしているところもありました。

「イギリス」を知らない日本人?

ではその同じ時期に、日本人は何を検索していたのでしょう。同じGoogleトレンドで、「イギリスとは」と検索した人の変化が以下のグラフです。

google-trends-what-is-the-uk

EU離脱の投票結果を受けて、「イギリスとは」との日本からの検索は、30倍ぐらいに増えています。こんなに「イギリス」が何のことか知らなかった人がいるとは驚きですね。「急増した」と言えば、まあそれ自体は嘘とは言えないかもしれません。

では次に、「イギリスとは」と「イギリス」の検索量を並べて見てみましょう

google-trends-what-is-the-uk-and-uk

実は、ほとんどの人は「イギリス(グラフの赤い方)」で検索していたことがわかります。「イギリスとは」が30倍に増えた、と言っても、青いグラフはそれが増えたかどうかもわからないぐらい、微々たる量だということがわかります。

ピークの6月24日でその比率は100:2、50倍。イギリスのニュースが話題の時に、イギリス関連のニュースやブログを見るために「イギリス」だけで検索する人がいることは特に不自然とは言えないでしょう。

いずれにしても、Googleトレンドでは「他の時期に比べてどれぐらい増えたのか/減ったのか」という相対的な量しか出てきません。

絶対量ならGoogle Adwordsを

では「イギリスとは?」と検索した人は実際何人ぐらいいたのでしょうか? Remy Smithさんが提案したのは、GoogleトレンドではなくGoogleアドワーズのキーワードプランナーを使った検証です。

こちらはAdwordsの利用者である必要がありますし、6月のデータはまだ出てこないので一工夫必要です。

「イギリスとは」「イギリス」で先月5月までの日本での検索量を調べます。

google-adwords-what-is-uk

すると、「イギリス」の検索が月間で11万回ぐらい、「イギリスとは」の検索回数は月間320回ぐらい、という結果が出てきました。

比率にして340倍は、Googleトレンドの方で出てきた50倍よりもかなり大きな値です。Google AdWordsのツールは、それを基に実際に広告を買う人のためのツールなので、どちらがより正確を期した数値を出しているかも想像できますが、仮に50倍の方だったとしても、「イギリスとは」で検索している人は多数派とは言えませんね。

そして、先月までの平常時で「イギリスとは」の検索が月間320回ぐらいなら、一日に10回。6月24日に普段の30倍の人が「イギリスとは」と検索したとすると、検索した人数は推定で300回、同一人物の複数回という可能性は無視して、まあ300人というところでしょう。

日本でグーグルを使っている人の300人が「イギリスとは」と検索した日が有ったからと言って、ニュースにするような話でもないですね。今回の国民投票のニュースで初めてイギリスという国を知った小学生あたりなら、そういう検索をするかもしれません。

面白すぎる話に注意

今回のニュースの元ネタは、他ならぬグーグル社の Google Trends 公式アカウントでした。

そのため、メディアの中には「グーグル社の発表によると」と言っているところもありましたが、一サービスのツイッター担当の一つのつぶやきでしかありません。興味深い結果ではありますが、元のつぶやきが注意深く「言っていない」ことが、広まっていくうちに付け加えられていった感じもありますね。

「EUという言葉を含んだ検索キーワードの中で2位」とは書いてありますが、それがどれぐらい多かったのかは、ツイートからは見て取れません。前述のRemy SmithさんのGoogle Adwordsのツールを使った推定では、「イギリス中でせいぜい1000人にも満たないだろう」ということでした。

イギリス人の「多くが」EUを知らなかった、みたいなニュアンスで書いているニュースを見た時に、「さて、本当にそんなことがあり得るんだろうか?」と思えるかどうかは、異国の市井の人を自分と同じような人間だろうと想像するか、自分とは何か違った人間だろうと想像するか、にも影響されるのではないかな、と思います。

参考: Stop Using Google Trends(Googleトレンドを使うな)

ダブル・ベーコン・チーズバーガーに改名した男

ロンドンのサイモン・スミスさんが法的に改名したのは、Double Bacon Cheeseburger、そう、ダブルベーコンチーズバーガーです。

Bacon Cheezeburger and Fries at T.G.I.Friday's

名前は他人につけられたものなので、人の個性としては一番重要じゃないところだよ」だそうです。

(英Express誌)
(英Express誌)

フィアンセのイザベラさんは、結婚したとして夫の姓を名乗るかどうかはまだ決めていないんだとか。(イギリスは同姓も可、別姓も可。改名できるぐらいなので手続きすれば新姓も可のようです)

一方、バーガーキングが早速このチーズバーガー氏を招待し、氏の特別な日に氏の夢のハンバーガーを作って振る舞う権利をプレゼントしようとしているのだとか。

とある改名事務所によれば、昨年イギリスで改名した人の数は85000名にのぼるということです。

ほとんどの人はありふれた名前へと改名しているそうですが、リオネル・メッシさん、クリスチアーノ・ロナルドさん、ウェイン・ルーニーさんなどもいるそう。

このダブル・ベーコン・チーズバーガー氏は、チーズバーガーがファミリーネームなんですかね。

via The Times, Metro News

SpeakEmoji – 音声→絵文字変換アプリ

SpeakEmojiは、音声で入力した言葉から、それにマッチした絵文字への翻訳ツールです。ブラウザ・iPhone・Android アプリが提供されています。

マイクから英語のセンテンスをしゃべると、うまくいけば対応する(?)絵文字のテキストを返してくれます。これをツイッターやフェイスブックに張り付けて送れば、絵文字で会話できますね。

speak-emoji-pc

こちら説明動画

わざとらしいイギリス英語ですが、ドメインもco.uk だしイギリスの会社ということをアピールしているのでしょう。絵文字を使うとクールになれて、子供たちに無視されることもなくなるそうですよ。

via TheNextWeb