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アメリカが滞在ビザ発行に個人のSNSアカウントを要求する動き

TheNextWeb のレポートによると、アメリカの官報で非移民向け査証の発行にあたって収集する情報を追加しようとする公告本日掲載されたそうです。

アメリカ国務省領事局のこの提案では、移民ではない滞在者ビザの申請フォームで、「過去5年間に利用していたソーシャルメディアのアカウント名」を記入させようとしています。その利用目的は「本人確認」や「事前調査」のためということ。

他に、過去5年間の電話番号、メールアドレス、海外渡航歴、どこかの国から退去させられたことがあるか、親戚にテロリストがいるか、なども訊ねるということ。親戚にテロリストがいる人が申請書にそう書くかなあ。

公告はこれから60日間の提案期間に入り、その間パブリックコメントを募集するということです。

しかし、Facebook や Twitter のアカウント、誰も強制されているわけではないので、「持ってません」「使ってません」と言えばそれで終わりのような気もします。アメリカで Facebook の登録率がたいへん高いのは知っていますが。

そして、こんな情報を集めて、本当に Facebook の履歴などを調べるつもりなんでしょうかね?

Shello – 女性専用ソーシャルネットワーク

という新サービスだそうです。jello(ジェロ)のように「シェロ」と呼ぶということ。

登録して他の会員とつながり、グループに参加してチャットをする、という点ではよくあるソーシャルネットワークと同じようです(なにぶん女性専用なので試せませんが)。「女性間のつながりと友情を育み、共通の話題や体験を共有する」のが立ち上げの動機ということ。

ネット利用者の本当の性別なんて確かめようもないし、自己申告で女性専用という事にどれぐらい意味があるんでしょうね。発言小町や化粧品レビューサイトなんかは、実際のユーザーの男女比から女性専用に近いことになってたりするのではと思うのですけど、女性しかいないことでコミュニティに興味を持つ女性も、いるのかもしれません。また、レディースデーや女性専用車両、男性しか会員になれないゴルフ場などに対して差別性があるという意見の人もいますし、もしこのアプリがうまく離陸したらそれはそれで、女性に限定するというコンセプトが論争を起こすかもしれません。

2015年にリリースされたCitySocializerというソーシャルアプリを出した会社によるアプリということなので、既存のアプリ資産を使って別の方向性を試しているのかもしれないですね。

Shello

カテゴリ: Social Networking, Lifestyle
言語: EN
価格: 無料
バージョン: 1.4.0

開発者: CitySocialising Ltd
公開日: 2017年8月11日
評価(全バージョン): 評価なし
評価(現バージョン):
(2人のレビュー)

スクリーンショット

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子供が映っている写真は自動的に限定公開にしたい、とフェイスブックの中の人が語る

「フェイスブック10年間のイノベーション」というイベントでフェイスブック副社長(日本語の副社長ほどは高い役職ではありません)のジェイ・パリクさんが語ったところによると、親が自分の子供の写真をフェイスブックへアップロードして、それがフェイスブック全体に公開する指定となっている場合に、「知人限定じゃなくていいんですか?」と警告することが将来的にできるだろうということです。

GoogleもFacebookも、利用者が撮影してアップロードした写真の中の人物の誰が誰かを特定することに一生懸命になっています。いずれは動画の中に映っている人を特定したりもできるようになるでしょう。

巨大なネットサービスに、居場所や友人とのやりとりだけでなく顔や表情まで読み取られ、広告のターゲットとなっていくのは不安もあります。ユーザーのためになることにも使えるんですよ、という言い訳用であっても、子供のプライバシーを守るための機能も検討してくれるのはいいかなと思います。

広告収入をユーザーと分ける新SNS、tsū(ツー)で最初の収入が来た

昨日ご紹介した、広告からの利益の9割をユーザーに還元するというソーシャルネットワーク tsū(ツー) で、最初の収入が報告されてきました。

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4セント! 4円(0.04ドル)ぐらいですね。

この tsū 、常時右上に収入が表示されるというエグい作りになっております。銀行のアイコンをクリックすると、毎日の収入のグラフのページに遷移。

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ではこの4円(0.04ドル)を実際に入手するには? Redeem ボタンをクリックすると、住所入力の画面となりました。さしあたりは小切手を送ってくるようですね。(ドル建てのチェックを日本国内で貰っても、換金するのに数千円掛かります)

年間$600(6万8146円) を越えたユーザーは、社会保障番号(SSN)を運営者に伝える必要もあるようで、とりあえずはアメリカのユーザーしか想定していないようです。まあこのあたりはGoogle AdSenseやAmazonアフィリエイトの立ち上げ時も同様でしたので、日本のユーザーが増えれば日本向けの対応も出来てくるでしょう。

とりあえず、広告収入が本当に来るかどうかを確かめたかったので、これで満足。友達と雑談しているだけで収入が来るのは、Facebook に全部持っていかれるよりは良いですが、それも皆がこちらを使えばの話ですね。

たぶんこのサービスは、順調にユーザーが増加したとしてですが、このあとGoogle AdWordsやAdSenseが遭遇したような、プログラムや発展途上国の人力を使って不正に広告売上を上げようという利用者の壮大なインチキが展開されるのではないかなという気がします。

リリースと同時に7億円(616万ドル)の出資を受けた発表をしているので、そのお金の一部は対策に回されるでしょうけど、運営やユーザー数増加に対するサーバーの増強にもお金が必要ですし、何より広告売上の1割しか手元に残らないので、資金の燃える早さも早そうです。

当初から指摘する人たちもいますが、人を紹介して収入が増えるという仕組みがマルチ商法に似ている、という点も気になります。広告収入を分けているだけなら、後から来た人も自腹で何かを出しているわけではないのですが、紹介するために友達を騙したり、勝手に登録したり、といった行動をとる人がでてくれば、マルチ商法と同じようなトラブルが出てこないとも言い切れません。

それらを乗り越えてFacebookの対抗、あるいはもっと小さくても固定のユーザーを掴んで続けてやっていけるかどうか。

# 僕からの招待で登録してもいい方はこちらからどうぞ

売上の9割が書き手に入るという新ソーシャルネットワーク tsū 登場

フェイスブック対抗、で出てくるソーシャルネットワークとしては、先月 Ello をご紹介しました。個人情報を売らず、プライバシーを大事にする代わりに、便利機能を有料で売るというモデルでした。

昨日21日火曜日に(時差があるので実際には今日でしょうね)公開された tsū(ツー) は、それとは違う方向性でフェイスブックと差別化しようとしているソーシャルネットワークサービスのようです。

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tsū ではフェイスブック同様に広告は表示され、そこからの収入が運営にも回されるのですが、広告収入の9割は利用者に還元されるのだということです。

サイトでは、「サイト上でコンテンツを作っているあなたがたが何の見返りも受け取れないのはおかしい。あなたの作ったコンテンツをあなたの観客が読んでいるのだから、あなたが受け取れるべきだ」と謳っています。

個人情報や広告についてはもう仕方が無いとして諦めるにせよ、自分の書いたものを友達が読んでるのだから、書いたユーザー本人にも利益をわけますよ、ということですね。プライバシー重視の過去の対抗馬とは、たしかに方向性が違います。

というわけでアカウント作りました。アカウント名が「5文字以上」と言われてしまったので、残念ながらいつもの @akky ではなく、@tokyo としました。

使ってみたい方はこちらから登録できます。

http://tsu.co/tokyo

# 紹介者にインセンティブがあります。僕に良いことがあると嫌な方は、検索で他の方の紹介を探して、そちらから登録してください

メニューは英語で、言語の切り替えも(まだ)無さそうですが、登録画面には特に難しい項目はないでしょう。

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生年月日はデフォルトで表示されます。後で設定で非公開にはできますが、webサービスに本当の誕生日を入れるような方は注意してください。

登録してログインすると、トップバーに $0.00(円) という金額表示が。直裁です。クリックすると自分の収入がグラフで表示されます。

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アクセス解析も最初から提供されていて、自分の各投稿の閲覧数や被いいね!数などがわかります。

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Re/code によれば、tsū は既に7万ドル(795万390円)の出資を受けているそうです。

フェイスブックのような大きなサービスになれるかどうかは、現状ではまったくわからないとは思いますが、お金をインセンティブにすることで乗ってくるユーザーはいるでしょうし、もともとコンテンツをお金で売っていて、既にファンが多数ついている有名人や作家にとっては、フェイスブックなどよりもこちらが流行してくれたほうが直接収入になる可能性もあります。

[追記 2014-10-24] 初日の広告収入が計上されました

via New Social Network Tsu — Which Pays Users Who Post — Raises $7 Million(7億9503万9000円) | Re/code

Ello – 新たなFacebook対抗ソーシャルネットワーク

Ello という新しいソーシャルネットワークサービスが招待者のみのベータ運用で始動しているのだとか。

今日あたりは、ツイッターやフェイスブック上の英語圏で「誰か Ello に招待してくれないか?」というメッセージが多数飛んでいるようです。

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招待されてないので中には入れていませんが、マニフェストによれば、Ello は「広告主に支配されていないソーシャルネットワーク」を目指すもののようです。

「投稿・友達・フォローのすべてが追跡・記録され、広告主がそのデータを買い取るようなソーシャルネットワークでは、あなた自身が売買される商品なのです」というのは、Facebookなどについて良く言われるところです。

Ello は利用者が商品にならないネットワークを目指すということ。現在は広告が載っているフェイスブックやツイッターなども、最初は広告が無かったではないか(=人気が出たら広告載せるんでしょ?)という想定質問に対しては、広告が嫌いで Ello を始めたし、ユーザーページには大きく「アカウント削除」ボタンを置いてあるので、Ello の方向性が望ましくない方へ変わったと思ったらいつでも退会してほしい、と言っています。

では広告やデータ販売無しにどうやって運営するつもりなのか、ですが、有料での追加機能を販売することを検討しているようです。ユーザーに合わせたさまざまな異なる小さな機能を売ることで、大多数のユーザーが無料で使い続けられるようにしたいとのこと。

過去のFacebook対抗ソーシャルネットワーク

「フェイスブックの良くないところを解消した新しいソーシャルネットワーク」はいくつも出てきましたが、一番ニュースになったのは Diaspora でしょうか。ニューヨークの学生4人がクラウドファンディングで立ち上げた Diaspora は、利用者のプライバシーを尊重するという触れ込みで多くのニュースで取り上げられました。オープンソースベースで開発が続けられ、今はコミュニティ管理となっているようです。複数のDiaspora サーバを建てて、それを既存の Diaspora ネットワークにつなげる分散型です。

OneSocialWeb は、開発はアクティブではないが、続いてはいる模様。こちらも分散型のネットワークです。

Anybeat (旧 Altly )は匿名性を売りに立ち上げられましたが、CEO のdmitry Shapiro さんがGoogle の Google+ チームに移籍し、閉鎖。ドメインは別のスタートアップの予告サイトに転送されてしまっています。

プライバシー重視、広告無し、匿名性保証など、フェイスブックに対する不満から対抗サービスを作るというのは定期的にニュースになりますが、ここまで多くなったフェイスブック利用者にとって、既にそこに友人たちのネットワークが存在するという点を考えると、そのためだけに別の新しいネットワークに移るのはなかなか難しいでしょうね。プライバシーや匿名性などについても、それほど気にならないとか、仕方が無いと思っている利用者が実は多数派なのかもしれません。

さてこの Ello は伸びるのでしょうか。もしそれなりの人気を博すことがあったとしても、日本に入ってきた時には名前で困りそうだなあ。