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ソーシャルメディアに「人生の残り時間」を表示するブラウザ拡張

Social Media Death Clock (ソーシャルメディア死の時計)は、ソーシャルメディアサイトの目につく場所に、あなたの余命を表示するという Chrome ブラウザ拡張です。

作者のアンソニー・モリスさん(Anthony Morris)は「ソーシャルメディアで時間を浪費している間にも、自らが不死でないことを意識せよ(Remind yourself of your mortality while you waste away on social media)」と書いており、ソーシャルメディア・サーフィンのやりすぎをいましめるツールということのよう。

拡張をインストールして対応しているソーシャルメディアサイトにアクセスすると、まず「誕生日をセットするよう」言われます。拡張のアイコンから誕生日をセットしてください。すると、

ツイッターの鳥アイコンがあった場所に、☠️(髑髏マーク。絵文字にこんなのあったんだ)と一緒にあなたの余命が表示され、ずっとカウントダウンを続けます。

こちらは reddit 。ロゴの部分が変わります。現在の対応サイトは

  • ツイッター
  • フェイスブック
  • YouTube
  • インスタグラム
  • リンクトイン
  • reddit
  • VK (ロシアのFacebook的なSNS)

ソースを見たところ、平均寿命を80歳として計算しているようですね。100まで生きるつもりの人はソースコードの書き換えが必要でしょう。

毎日のようにアクセスしている人にとって、サイトの左上のサービスロゴは不要な情報ですね。ツイッターを使ってるのはわかりきってるからツイッターのロゴや reddit などのサービス名に有意義な情報量はありません。

余命の情報がいいかはともかく、長時間使っている人なら自分の役にたつ情報をカスタマイズ表示しておく場所としてはありかもしれません。

via TheNextWeb

BlurPage ウェブページ上のセンシティブな情報にぼかしを掛けるブラウザ拡張

BlurPage は、ブラウザで表示されているウェブページの好きな個所をぼかすことができるツールです。Chrome と Firefox 用が提供されています。

ウェブフォームに入れたクレジットカード番号や、SNSでのプライベートなメッセージなど、ワンクリックで選ぶとボカシが掛かります。それだけといえばそれだけ。デモの動画があります。

有料ツールで、Gumroad で $14.99(1540) を払うと一生使えるそうです。Product Huntでは、「無料のツールでもできるんじゃない?」という突っ込みが入っています。スクリーンショットを取るツールでボカシを掛けられるものも多いですし、ひと手間と言えばひと手間で済む話ではあります。

でもまあ、たくさんスクリーンショットを撮り、その際にいろいろ隠さないといけないという仕事の人がいれば、$15(1650) 払っても構わない、かもしれません。単機能で代替があったとしても、とりあえず値段をつけて世に問うてみるというのもエンジニアの個人プロジェクトではありでしょう。

Uncover Harassers – #MeTooされた有名人の名前をハイライトするブラウザ拡張

Uncover Harassers は、セクシャルハラスメントの告発を受けたことがある有名人のリストを保持し、ブラウザのニュース記事などでその有名人が出てきた時にハイライト表示するというChromeブラウザ拡張です。

例として出てくる画像では、一年前に5人の元生徒らから告発された人気俳優ジェームズ・フランコ氏(James Franco)を例に使っています。左が通常のニュース記事なら、名前の部分が赤くハイライトされて目立っています。

さらに、ハイライトされた名前に対して、どのような告発がいつ有ったか、といったソースを辿れる情報も表示されます。

氏名やニュース概要、ソースのURLなどの情報はすべて拡張のソース内にありました。これとツールチップのTippy.js、ハイライターのmark.js が同梱されているだけなので、とりあえず今のv2.3.0 はおかしな動きはしなさそうです。データの更新でバージョンが上がる作りなので、先のことはわかりませんが。

気になる名簿の根拠ですが、タイム誌によるこちらの特集記事やニューヨークタイムズの記事を参考としているそうです。タイム誌の記事では、ハーヴェイ・ワインスタイン氏に対するMeToo告発の後に告発を受けた、実に142人もの有名人が列挙されています。

載ってない告発された有名人については、フォームで受け付けて更新するということ。

作者のサリム・ハックさん(Sarim Haq)は、一か月ほど前にジェームズ・フランコ氏の出演した映画「ディザスター・アーティスト」の感想をフェイスブックで書いた際に、友人にフランコ氏のMeToo騒動について初めて教えられ、ひどい行為をしたことを認識せずに有名人の宣伝に加担してしまうことを問題と感じ、サイドプロジェクトとして Uncover Harassers を作り始めたそうです。

サリムさんは TheNextWeb の取材で出た「告発された、ではなく有罪になった人のリストであるべきでは?」という問いに対し、「告発された(accused)」と表示する線は逸脱していないのと、その人物に対してそのような疑義がありニュースになっている、という事を示しているだけである、と答えています。さらに知りたければリンク先から自分で調べられる、ので良し、というスタンスのようですね。

via TheNextWeb

Cookiesの利用許可を訊かれなくするブラウザ拡張 I don’t care about cookies

I don’t care about cookies(クッキーなんて気にしないよ)は、ヨーロッパのウェブサイト(や、ヨーロッパからもアクセスされるアメリカ他のウェブサイトでも)で最初に訪問した際によく出てくる、「cookies を使ってもいいかな? Yes / No 」というポップアップ等のダイアログを消してしまうブラウザ拡張機能です。

クロアチアのダニエル・クラドニクさん(Daniel Kladnik)が開発し、公開したこのブラウザ拡張、ChromeFirefox、。AdBlock Plus/uBlock など、多くのブラウザ環境に対応しています。

動作例

通常状態でアクセスすると、こんな風に画面の半分を「Cookie 使うよ」という警告で埋めてしまうようなサイトに対して、

拡張をオンにしてアクセスすると、こんな風になります

意味があって同意を求めているのだから、自動的に無視なんてすべきではない、という意見もあるかとは思いますが、ほとんどのサイトでこのような警告には考えずに承認して先へ進んでいる人も多いのではないでしょうか。どうせ承認するのなら、最初から飛ばしてしまうこの拡張、仕事の効率化と言えなくもありません。

サイトごとに一度承認すればいいだけ、ではあるのですが、PCを新しくしたり、ブラウザを乗り換えたり、何かの不調で cookies を含んだ履歴を削除したり、いろんな理由で承認した記録がなくなってしまうこともあるでしょう。

この拡張が自動的に承認している、わけではなく、承認を尋ねるダイアログを見えなくしているため、本来の手順を迂回してアクセスしてるという見方もできますが、このような cookies 使用の同意を取ることにどれほど意味があるのか、疑問に思っている人も多そうです。

ソースコード

閲覧したウェブサイトの情報をアクセスする拡張機能なので、インストール時にはいろいろ権限を要求されます。念のためインストール前に Chrome 版のソースコードを眺めてみましたが、(今のバージョンでは)特に怪しいところは無さそうです。

サイト毎にcookie警告の表示方式は多岐に渡っていて、どうやって警告を抑制してるのかなと思ったのですが、ソースコードを見るとたいへんな力業だとわかりました。サイトごとに、警告に関する CSS セレクタ名などを持っていて、マッチするものを表示させなくしています。また、ページ遷移などがあるものについては、個別に対応コードを用意しています。つまり、拡張がすでに知っているサイトの cookies 警告を止めているわけです。

参考

EUはクッキーの読み書きでユーザの承諾を義務化–ヨーロッパのインターネット業界は墓場になるね | TechCrunch Japan

欧州「クッキー法」、対応が必要なクッキータイプ:あなたのサイトは大丈夫? | DIGIDAY[日本版]

Safebook – 無害化されたフェイスブック

Chrome拡張 Safebook を使うと、フェイスブックを使うことで発生し得るメンタルヘルス、プライバシー、民主主義などに関する被害を防ぐことができるそうです。

この拡張を入れてアクセスした Facebook のトップはこんな感じ。

「Safebook はコンテンツ抜き Facebookです。全ての画像、文章、動画、音声は隠されます」

テキストはそこにあり、ページ全体を選択すると読めなくもありません。投稿や検索ボックスもそこに残されていて、がんばれば発信もできるのかもしれませんが、打った文字も読めないので書き込むのもかなり困難かと思います。

しかし、作者のグロッサー氏は、この状態からテスト投稿をすることができ、そこでも多数のイイネを貰ったそうです。心温まる交流ですね。

氏はこれまでにも、新着通知や友達のイイネ数などを完全に隠してしまう Facebook Demetricatorアイコンや画像を隠して文章コンテンツだけを楽しめる Textbookイイネや怒りなど6種類のリアクションボタンをランダムに選ぶことで、Facebook や友人に感情を読み取らせなくする Go Rando、といったFacebook の使い方を変えるようなインパクトのある拡張機能を発表しています。

Fuzzify.me – フェイスブックでどんな広告のターゲットにされてるか一覧・管理できるブラウザ拡張

オープンソースのブラウザ拡張fuzzify.meは、Facebook が表示するターゲット広告の種類や内容を把握しやすくし、必要であればターゲットから自分を外すこともできるツールです。Mozillaフェローのハン・ド・チー・ダックさん(Hang Do Thi Duc)らが開発・公開したものです。

拡張は Firefox 向けと Chrome 向けが提供されていて、GitHub でソースコードも公開されています。拡張機能のインストールには、Facebook にアクセスした時の情報を与える必要がありますが、これは機能を考えると仕方のないところでしょう。

広告ブロッカーが入ってると動きません。また、シークレットモードでも動作しません。

拡張を入れてからフェイスブックを開くと、広告の上下に紫の線が表示されます。

数分間フェイスブックのタイムラインを眺めてからFuzzify.me のボタンを押すと、専用のタブが開き、表示された広告がずらずらと列挙されます。

それがターゲット広告であれば、広告のスポンサー名や写真・本文の他に、「フェイスブックがこの広告を自分向けに表示した理由」がグレーのボックス内に表示されます。たとえば「プロフィールや位置情報から、日本に住む18歳~60歳と判断して出した」「likeしたページやクリックした広告の種類から、テクノロジーに興味があると判断して出した」といったもの。

これらのターゲット化の根拠情報は、実は通常のFacebookサイト上で、広告の右上のメニューから「このメッセージが表示される理由」を選べば読めるものです。

この拡張機能が何か特別なことをして読めるデータというわけではないのですが、自分でどれが広告か認識し、メニューからわざわざ開いて見に行くのと、こうやって一覧して表示されるのでは、使い勝手は全く違うものになりますね。まあ、Facebook や広告主としてはあまりチェックしてほしい情報ではないのかもしれませんが。

拡張からは広告設定のページに飛び、複数の被ターゲット状態をチェックボックスでまとめて削除することもできるようになっています。

via Venture Beat