「ペン」タグアーカイブ

ペンや筆の動きを推測してコピーできるロボットの研究

ブラウン大学のコタニ・アツノブさんらの研究 Teaching Robots To Draw(ロボットに描き方を教える)は、手書きの文字や絵画をロボットに真似させるというものです。

漢字を含め、ギリシャ語、タミル語、ヒンディー語など様々な文字について、文字のフォントや書き順情報を知っているわけでもなく、書いている途中の様子を見るでもなく、書かれた結果から書き順を推測して、同じような結果になるように書くのだそうです。

動画のデモを見ると、書き順は必ずしも人間が書いたオリジナル通りでもなく、しかし書き終わった結果はオリジナルと似ている、という感じですね。

今の結果としては、単純なコピーや写真の方が複製として優秀なのでしょうけれど、書き順を再現できるということは将来的に契約のサインを真似たり、タッチを含めた名画の複製ができたりする可能性がありますね。まるっきりの複製ではなく筆致が似てるということから、亡くなった書家や画家の新作(風)、みたいな作品もそのうち生まれ得るのかもしれません。

via Tech Explorist

身の回りの色をスキャンして使えるペン Cronzy

クラウドファンディングサイトIndiegogoで募集が始まった Cronzy は、身近にある様々な色を取り込むスキャナと、その取り込んだ色を使って描くことができるボールペンが一体となったガジェットです。

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スキャナ部およびペン部分は1600万色以上を再現できる、と謳っています。1600万色という単位、昔のパソコンのカタログで見たような懐かしい数ですが、24bitカラーということなんでしょうか。

ペン本体にはインクカートリッジを持ち、このインクをペンの内部で混ぜ合わせて色を作るようです。

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こちらの動画でプロトタイプを使っている様子が公開されています。

動画の02:00から、色の切り替えに40秒、さらに前の色のインクを使いきるまで捨て紙に5秒ぐらい描いていますね。切り替えにはそれなりの時間と手間が掛かってしまうようです。

このブログでも、2009年にColor Picker Penという同様のアイデアのコンセプトモデルについてご紹介したことがあるのですが、7年経った今、そのアイデアが実現しようとしているわけですね。

クラウドファンディングのガジェットなので、まだ宣伝文句通りに動くのか、本当に完成して入手できるのか、は保証されませんが、ちょっと無理そうだったアイデアが実現されるかもしれない、というのを目の当たりにできるのは嬉しいですね。

via The Verge

Jackpen – イヤホンジャックを使ってスマートフォンをペンにするアイテム

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イギリスで発売されたペン Jackpen は、非常に短く、また、イヤホンの穴にぴったりはまるサイズのボールペンです。

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ペン側を外に出してさせば、スマートフォン部分がペンの本体となり、普通のボールペン同様、紙などに字や絵を書くことができます。

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3本セットで£3.99 (630円(6ドル))ということです。

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ちなみに、日本にもこういうタイプのはあったようで。

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いずれ紙を完全に使わなくなれば、これらの商品も需要がなくなるでしょうけれど、今はまだ、探さなくてもそこにペンがある、方うれしいのかもしれませんね

via Mail Online

誤字を振動で伝えるハイテクペンLernstift

クラウドファンディングサイト Kickstarter に登場した Lernstift は、間違ったスペルを書いたら震えてそれを教えてくれるというペンです。

子供が宿題をしていて、気づかずに次々と間違った綴りの単語を書いているのを見た発案者の妻が、「この子には間違えるたびにすぐに教えてくれるペンが必要ね」と思ったのが発端だったとか。

ペンにはモーションセンサーが内蔵され、ペンの動きにあわせて持ち主がどんな字を書いたかを認識します。

lernstift-inside

ペンには、綴りの間違いを指摘してくれる Orthography(正字法)モードと、筆記体の読みやすさを判定してくれる Calligraphy(書道)モードの二つがあります。また、技術的な延長線上には文法をチェックするモードも考えられ、いずれは追加できるだろうということです。

対応言語は、まずドイツ語と英語、続いてヨーロッパの主要諸語が予定されているということですが、文字認識ソフトウェアのトップ企業から40言語以上のデータをライセンスしているということで、より多くの言語に対応したいということです。

フィードバックを早く得ることで、間違いを早めに正してより早く習得することができそうですね。人類があと何年ペンと書き文字を使い続けるかはわかりませんが、移行が済むまでは、子供たちもまだまだ手書きと綴りの技能を練習しないといけないですし、面白い商品ではないでしょうか。

via Lernstift – A pen that reacts to spelling mistakes | Ufunk.net

身の回りの色をそのまま使えるペン color picker pen

[追記 2016-08-03] クラウドファンディングレベルではありますが、このコンセプトをまさに実現しようとしているガジェット Cronzy が発表されています

韓国のデザイナーJin Su Parkさんが考えた、カラーピッカーペンというコンセプトモデルだそうです。

ペンのおしりにつけられたスキャナで読み取った色を、3色のインクで調整しならがペン側で書けるということ。

コンセプトと言っているので、実際にこの製品が実現できているわけではないとは思いますが。コメント欄では「RGBのインクじゃ白地に色を再現できないのでは」というツッコミがはいってたりしますし。

Colorpickerpenredscreenshot

ただ、この機器のアイデアはいいかなと思いました。最近だとタブレットとパソコンで絵を描く人も多いでしょうから、実物のインクを混ぜ合わせるなんてことをしなくても、スキャナで取り込んだ絵を次の着色に使う、とかできれば十分なのかも。と書いてたら、そんなことは既にいくらでもできてそうな気がしました(あまりこのあたり詳しくないので)。やっぱり、紙にペンでこういうのができる道具も、いずれ実用化されるといいかも。

Colorpickerpengreenscreenshot