「ロシア」タグアーカイブ

Googleがロシアのスパマーからɢoogle.comドメインを奪取

昨年末に話題になっていた、google.com の先頭の “g” が小さいけど大文字の “ɢ” に置き換えられたニセドメインに関する係争が解決しました

ICANNに委託された仲裁機関 Forumに掲載された採決は、この ɢoogle.com ドメインを使って世界中のサーバのログにURLを残し、アクセスを通じてマルウェアを配布しようとしていたロシア人 Popov Vitaly 氏から、Google 社がドメインを取得できる、という結論になっています。

採決はおりたものの、当該のドメインはまだ旧所有者の手にあり、アクセスするとGoogle社を批難するロシア語の主張が掲載されたページに遷移しますのでご注意を。

今回の場合、Chromeブラウザでは ɢoogle.com は怪しいドメイン名と判定されて、そのままではなく Punycode 形式で表示される仕様になっていたようです。他のブラウザでも同様の機構はあり、ブラウザで見ている分には騙されることもなかったのだろうとは思います。

しかし、今回仕掛けが見つかったサーバログの閲覧ツールとかアプリ内でドメイン名だけを切り出して表示するなど、そこまで親切なフィルタが無かったり効かない場合もあるので、この良く似た字を使ってなりすます行為も簡単には無くならないでしょう。

via Mareeg

なんでも自動化するエンジニアが残していったライフハック・スクリプト

ロシアの掲示板に出ていた、職場での小さなことをなんでも自動化していたハッカーの話が英語に翻訳され、Hacker News等で話題になっています。

xxx(ハンドル名): オーケー、ビルド担当エンジニアが転職で辞めちまった。本当にターミナルに住んでるようなやつだった。わかるだろ、Vimが大好きで、.dotファイルで図を描いて、Markdownでwikiに投稿するようなタイプさ… もし何か、そう何でも、90秒以上掛かるようなことがあったら、スクリプトで自動化しちゃうんだ。

xxx: そういうわけで我々はここにいて、彼の、そう、「遺産」を見てるところだ。

xxx: きっと気に入ると思うよ。

xxx: smack-my-bitch-up.sh(アバズレをしばく.sh) – 「遅くなる」というSMSを彼の妻(を指してるのは明らかだろう)に送る。文字列の配列からランダムに理由を選ぶ。cronジョブで動き、そのジョブは夜9時以降にSSHのセッションに彼がログインしていたら発動するんだ。

xxx: kumar-asshole.sh(ろくでなしクマー.sh) – “Kumar”氏(我々の顧客企業のデータベース管理者だ)からのメールを受信箱からスキャンする。「助けて」「問題」「すいませんが」といったキーワードを探し、もしそれらが見つかったら – 顧客サーバにSSHでログインし、運用サーバを直近のバックアップに巻き戻す。そして「大丈夫だ。次は気をつけてくれ」と返事をする。

xxx: hangover.sh(二日酔い.sh) – 特定の日(訳註: コードを見ると平日)にセットされたまた別のcronジョブ. 「気分が優れない/家から働くよ」のようなメールを自動で送る。定義済みの配列からランダムに「理由」を追加する。朝8時45分にサーバ上に有効なセッションがなければ起動するようになっている。

xxx: (優勝はこれだな) fuckingcoffee.sh(*ピー*コーヒー.sh) – きっかり17秒(!)待って、コーヒーマシンにSSHでセッションを開き(コーヒーマシン上でlinuxが走り、ネットに繋がってSSHDが走ってるなんて知らなかったよ)、なんか謎のデータを送る。何かのバイナリだ。どうも、それによってマシンが中サイズのハーフ・カフェ・ラテをカップに淹れるのにそこから24秒(!)かかるんだなこれが。淹れ終わるタイミングは、まさにヤツの机からマシンのところまで歩くのに掛かる時間だったんだよ。

xxx: なんてこった。俺もこのスクリプトを使うぞ。

WTFPLライセンス下での翻訳。(英語記事のリンクはshellスクリプトを指していますが、GitHubにあるファイルでは .sh は空で .rb に実体があるものもあるので、どちらがオリジナルかはわかりません)

shellやRubyで書かれているスクリプトがGitHubに公開されていて、すでにPython移植版を書いて上げているユーザーもいます。ここにいろんな同様のスクリプトが増えていくかもしれないですね。要ウォッチかもしれません。

[追記]

なるほど

そして HTCPCP (Hyper Text Coffee Pot Control Protocol) なんてプロトコルも。

ubiquitous coffee machine
(CC license: Evan Bench)

via Business Insider and Venture Beat

自撮り棒で闘うロシアの新格闘術 mpd fight

スマートフォンで自撮り写真(セルフィー)を撮る為のセルフィー棒を使って身を守る格闘技を、モスクワの武術学校が開発したそうです。

selfie-stick-martial-arts-2

(image from YouTube)

この自撮り棒格闘術は、monopod(カメラ用の一脚)から、mpd fight と名付けられたそうです。動画にて、発表会の様子が報道されています。

自撮り棒を持ってうろうろしている時、観光などで知らない街にいることも多いでしょう。また、自撮り棒が必要ということはグループではなく一人きりの可能性も高いです(グループでも自撮り棒、という人もいますけど)

そのうえ、観光地で自分の写真映りなんかを気にしていたりするのですから、周囲がよく見えなかったり、警戒が足りなかったりしていても不思議ではありません。

そんな状況で突然襲われたり、カバンを持っていかれそうになったりした場合に、手元にあってすぐに武器にできるものといえば、やはり自撮り棒だろう、ということですね。

自撮り棒を相手の局部や喉元に打ち込んだり、投げたり掬ったりの補助に使ったり、基本的には警棒を使っての格闘とそんなに違わない気もしますけど、教室の宣伝としてはうまいと言えるのではないでしょうか。

via Atlas Obscura

「一方ロシアは鉛筆を使った」のおみやげエンピツ

2006年に「秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: 一方ロシアは鉛筆を使った の真相」というブログを書いたことがあります。「NASAが宇宙で(無重力下で)使えるボールペンの開発に苦労していた時、ロシア人は鉛筆を使った」というよくあるコピペが本当かどうかについて調べたものです。

# 真実を知りたいかたは上のリンク先へどうぞ

そんな都市伝説を受けて存在するのが、この「ロシアの宇宙ペン(Russian Space Pen)」。共産主義の赤色に塗られた… 鉛筆ですねこれは。

パッケージの裏には、ソ連の国旗のマークと共に、例の「NASAが最初に宇宙に人を打ち上げた時…」のエピソードがつづられています。

鉛筆一本をパッケージして$3.49 (300円)とは、これ作った人はやり手だなあ、と思いますが、この鉛筆、MITの博物館の売店でも売っているらしいです。MIT博物館のお土産として渡されたら、またこのロシアの鉛筆の話を信じてしまう人が増えてしまいそうですね。

インターネット地図 – ロシアからやってきた、世界のウェブサイトの勢力と距離を現すインタラクティブ地図

ロシアのInternet Mapは、ウェブの世界をGoogle地図のスタイルで表現した、ネット世界地図ともいうべきサイトです。
# スタイルだけじゃなくてGoogle地図のコードも使っていますね
自動翻訳と英語の紹介から類推すると、サイトの訪問者数がそのドメインの大きさに対応し、サイト間の関係が強いとサイトが近くに配置されるように作られているということです。
トップは全世界を表示してますが、
Internetmaptop
右下の紫っぽい部分が日本語ウェブになります。左下の黄色の部分は中国語。右上の赤がロシア、中央下の黄色はブラジル(ポルトガル語)。
Internetmapjapan
中央に大きなヤフージャパン、その左にはグーグルジャパン(co.jp)が見えます。
Internetmapyahoojapanlarge
縮尺はもっとずっと拡大できて、ヤフージャパンを大きくすると、ヤフージャパンに関連が近いと判定された他の小さなサービスたちが見えてきます。
左上の検索ボックスから直接ドメイン名で探すこともできます。
Internetmapakimotojp
僕の個人サイトを表示して、少し拡大していくと、日本語と英語の星雲の中間あたり、いろいろな言語のドメインが散らばっているあたりにありました。海外のサービスやニュース元にリンクすることが多いからかもしれません。
Internetmapakimotojpsmall
小さくてまったく見えませんが、上の図の中央あたりに位置していました。
では、このウェブ銀河で米国・英語の中心部から最も離れた周縁部にある日本語のサイトってどんなのだろう、と思って端っこにあるサイトを見ると、日刊スポーツとかスポニチとかスポーツ新聞のサイトが多いよう。記事としては海外のスポーツとかも取り扱っているでしょうけれど、英語のサイトにリンクするとかはまずなさそうだからかもしれません。
日本語以外に、イタリア語・トルコ語・ペルシア語(イラン)なども、まったく同じ色ではないですが紫系の色のようで、言語の多様さに対して色数が足りてない感じなのはちょっと残念。
この地図の元データは2011年の終わりの情報で、196ヶ国、すべてのドメインから35万個以上のサイトが網羅されているそうです。
さて、あなたの使っているサイトはどのあたりにあって、どんなサイトの近所でしょうか?
via Visual Map Of The Internet And Websites' Connectedness | Geekologie