「入力デバイス」タグアーカイブ

マルコフ連鎖キーボード – 入力結果でキー配列が動的に変わる

markovkeyboard は、キーボード配列の新しい提案です。なんと、一字タイプする事にキー配列が変化します。

ツール本体は emacs lisp のコードで、emacs の IME として読ませて起動します。

一文字タイプすると、これまでの文字列から次に来そうな文字をより打ちやすい箇所に配置した「新配列」にキーボードが変わります。

ドキュメントによれば、”the”をたくさんタイプする人なら、ホームキーで’t’を打つと、同じキーが次に’h’に変わり、次は’e’になるだろう、ということ。なるほど。予測がうまくはまる文章を打つなら、ホーム付近のキーだけで文章が書けるようになったりするのかもしれませんね。

ガイド無しに打てるとは到底思えないので、下半分に「現在の」キー配列を表示して使ってみました。…これは苦しい。自分の環境のせいかもしれませんが、一文字打ってガイドのキー配列が切り替わるのにも数秒掛かることがあり、これで楽々と文章が入力できるようになるには時間が掛かりそうです。

# この markovkeyboard を試すために、ひさしぶりに Emacs を起動しましたが(というか、インストールから始めました)、昔あんなに使ってたのにほとんどのコマンドを忘れててたいへんでした。

既存の文章を使ってマルコフ連鎖データを用意するツールも同梱されているので、自分の過去の文章を食わせれば、より正確な予測がされるということです。

個人的には初めてT-Code方式を見た時を超える衝撃でした。機械に人間はどこまで寄り添えるのかというチャレンジ精神を感じます。

キートップが液晶やeインクになってて表示を切り替えられるキーボードも今はありますし、キーボード上で直接キーを確認できたら、ちょっとは使い物になりますかね?

via Hacker News

ヘルカウチ – マルチプレイヤーゲーム内蔵ソファ

今年のGDC(ゲーム開発者カンファレンス)で展示されていたという Hellcouch 、カウチ型のゲーム機です。

カウチの中に囚われた小悪魔を、3つの場所に座ることで解放するというゲーム内容。座った場所に応じて、底のLEDが光ったり音が出たりするので、それをヒントに解法のための「聖なる尻の儀式」を探す必要があります。

制作者たちは紹介動画の中で「尻を入力デバイスにしたゲームはそう多くはない」と言っていますが、確かに多くなさそうです。

カウチという、人が集まるところに置いてあるのが普通の家具で、座るだけというわかりやすい入力手段を持たせると、見知らぬ人たちが集まった時のアイスブレイク用などに使えるゲームというのも考えられるかもしれませんね。

via VentureBeat

目が見えなくてもレーシングゲームができるようにする研究

コロンビア大学博士課程のブライアン・A・スミスさんが開発しているRacing Audio Display(RAD)は、音の情報だけでビデオゲームを遊べるようにするためのユーザ・インタフェースです。

コースに対する車の角度によって変わる音と、次にどちら向きのどんなカーブが来るかという音声情報の2種類によって、コースをはみでたりせずにコーナーをうまく回ることができるということです。このシステムにょって、目が見えているプレイヤーとそれほど違わない速度を出せ、よく練習した人ならタイムを上回る場合もあるということ。

研究紹介の動画では、画面を横にして隠しても、まったく影響なくレースを続けることができています。

ヘッドフォンから聴こえている情報、をこの動画で体験できるわけではないのですが、実際にどう聴こえるのかも知りたいですね。

研究の今後では、レーシングゲーム部分にライバル車を登場させた上でゲームができるようにしたり、アドベンチャーゲーム、ロールプレイングゲーム、ファーストパーソンシューティングゲームなど他のジャンルにも同様の仕組みを組み込んだりすることだそうです。

via GamesBeat

SymGym – ジムのトレーニング機をゲームコントローラーにして、遊びながら筋肉をつける

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SymGym は、トレーニングマシンの腕や足の部分を動かすことでゲーム操作ができるという、運動コントローラーです。

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「エクササイズは退屈です。ルームランナー(treadmill)やエアロバイクを使ってるあいだ壁をずっと眺めてるのに飽きた我々は、トレーニングにエンターテインメントを取り入れて楽しめるようにしたいと思いました。これこそがワークアウト(トレーニングする、と、解決する)です」

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ゲームがパックマンなのはどうなんだ、と思います。いや、面白いゲームで名作でもありますが、これを長時間遊ぶために運動するかなあ。

手の動き、足の動きがそれぞれゲームのコントロールに連動する、ということなんですけど、パックマンだと、腕と足がそれぞれ上下と左右に対応してるんでしょうか。直観的ではないので慣れるまでたいへんそう…

デモ用に選ばれただけで、もっとこの形のコントローラーに向いたゲームが用意されるんでしょうね。

この会社はアメリカのシカゴにあり、近いうちにSymGym を備えたトレーニングジムを開設する予定らしいです。料金は一回$15(1650円) を予定しているということ。

ネットワーク通信機能もつけて、友人とゲームのハイスコアを競うようにもなっているそうです。将来は、同時に対戦できるようなゲームも検討しているのだとか。

via Bit Rebels

Motix – キーボードから手を離さずにマウスカーソルを操れる、空中指モーションキャプチャ・デバイス

IBMのノートパソコンのキーボードの中央部に付いていたトラックポイントは、ホームポジションに手を置いたままでマウスカーソルを動かせるということで一部の人にとってはマウスやトラックボールよりも人気のある入力デバイスでした。

ThinkPad X60 pointing stick - Wikipedia

トラックポイントと同じようにキーボードの上に両手を置いたままでカーソルを操るデバイスとして新たに登場したMotix は、ポッチを指で動かす代わりに、キーボードから持ち上げた人差し指の位置や動きをモーションセンサによって読み取ることで、ユーザーの指示を受け取るというものです。

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スペースキーの手前には位置合わせのパッドを貼り、自分の普段の指の場所にあわせた読み取りができるようにします。

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キーボードの奥側にはモーションセンサ。Kinnect の小さいやつ、といった感じでしょうか。これで人差し指一本、あるいは二本同時の動きを読み取るそうです。

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上の動画はMotix 社自身によるデモですが、有名技術ブログ The Verge のブロガーが CES の会場で本日使ってみたという動画がこちら。

いきなり快適に使える、という感じではなく、それなりの練習が必要そうです。

今年の年末出荷予定の購入予約が、ハードウェアとソフトウェアのセットで150ドル(1万6500円)。実際に試さずに買ってしまうのは勇気が要るかなとは思いますが、売り文句どおりに動くのであれば、前述のホームポジション維持と省スペースという2点からは、期待の持てる入力方式かなと思います。

via The Verge

鉄拳ピアノ – ピアノを格闘ゲームのコントローラに。闘いながら音を鳴らす

Geoggrey “McCool” Guterl さんのプロジェクト Tekken Piano は、ビデオゲームのコントローラを電子ピアノに置き換えてしまうというもの。

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電子ピアノからのMIDI出力を、arduino 経由でXBOX360 に接続しています。インタラクションデザインのプロジェクトとして一学期掛かって制作したそうです。

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ゲーム内のキャラクターを操作するとピアノとしての音も鳴るので、操作の結果が音楽としても聴こえます。音の割り当てを工夫すると、音楽としてももっと聴けるものになったりするかもしれませんね。

via Guy Plays Tekken With Electric Piano For Controller | Geekologie