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プログラムはロックだ。あるいはロックがプログラムだ。プログラミング言語Rockstar

rockstar-js は、Rockstar言語の JavaScript によるトランスパイラ実装です。

Rockstarプログラミング言語とは何か? 言語仕様書にあるように、「1980年代ハードロック・パワーバラードの歌詞に大きく影響を受けた、歌詞として通用するプログラムが書けるようにデザインされた新言語」です。

FizzBuzz の実装は、サンプルコードからたとえばこんな感じになるということで、


Modulus takes Number and Divisor
While Number is as high as Divisor
Put Number minus Divisor into Number
(blank line ending While block)
Give back Number
(blank line ending function declaration)
Limit is 100
Counter is 0
Fizz is 3
Buzz is 5
Until Counter is Limit
Build Counter up

これだと、英語の文章風といってもまだ「あ、プログラミング言語だな。FizzBuzz 書いてるんだな」となりますが、言語仕様を活用してロック風に書いた例では、こんな風になってきます。


Midnight takes your heart and your soul
While your heart is as high as your soul
Put your heart without your soul into your heart

Give back your heart

Desire is a lovestruck ladykiller
My world is nothing
Fire is ice
Hate is water
Until my world is Desire
Build my world up
If Midnight taking my world, Fire is nothing and Midnight taking my world, Hate is nothing
Shout "FizzBuzz!"
Take it to the top


歌詞だと思って訳してみました。

真夜中がお前の心と魂を奪う
お前の心が魂と同じ高みにある時
魂のない心をお前の心に注げ

心を取り戻せ

欲望は恋に落ちた色男
俺の世界には何もない
炎は氷
憎しみは水
俺の世界が欲望ならば
その世界を築きあげろ
真夜中が俺の世界を奪うなら、炎なんてなんでもない
真夜中が俺の世界を奪うなら、憎しみなんてなんでもない
“FizzBuzz!”と叫べ
それを頂へと高めよ

任意の小文字の単語に冠詞や”my”, “your”をつけると変数になるとか、代名詞は直近に定義された変数を参照するというルールに、true/false でなく right/wrong, +/- の演算のエイリアスとして”Build up”/”Knock down”が使えるとか、加減乗を”with”/”without”/”of” でも表せるとか、ドラマティックな歌詞を書けるようにする仕様が用意されています。

たくさん数値が出てくるとロックっぽくないので、数値も任意の単語の語の長さなどで表現できるようになっています。

これで、”boolean heart = true;”みたいな文を、”My heart is true”と書けたり、”int i = 16;”が”Sweet Lucy was a dancer”(a=1, dancer=6 文字で16)と書けたりするわけですね。制御構文も用意されていてループも書けるので、慣れてくれば前述の2つ目のような、実にロックっぽい動くプログラムが書けてしまう、ということ。実際手元で変換したコードが、ちゃんとFizzBuzz として動きました。

rockstar-js は、JavaScript製パーザ・ジェネレータPEG.jsで作られています。言語仕様のメモには「ミートローフの歌詞に意味があるように見えるようなプログラミング言語があったら面白いだろう?」とも有ったので、Meatloaf の曲の歌詞を食わせてみたのですが、I’d の “‘” でパーズエラーになるなど、実際には言語仕様を良く読み込んでかなりの腕前が無いと、ロックの歌詞として読めつつもちゃんと動くプログラムを書くのは難しそうです。

言語仕様の方のリポジトリには、Python インタプリタのプルリクエストも投げられており、Rockstar言語がより多くの環境で使えるようになるかもしれませんね。

求人票に出てくる Rockstar

英語圏のIT業界の求人募集では、「突出した才能を持った人」という意味で、”Wizard”(魔法使い)、”Guru”(導師)らと並んで、”Rockstar”求む、などと書いてることがあります。まあ、使い古されてちょっと飽き飽きされている表現なのかもしれません。実際、向こうの求人サイトを検索してみると、Rockstarたくさん出てきます。何千件も

dylanbeattieさんがRockstarの言語仕様を作って公開した主な動機の一つは、

もし Rockstar を実在する(無意味な)プログラミング言語にできたら、リクルーターや人事マネージャーは二度と「ロックスター・プログラマー求む」って書けないだろう?

だそうです。そんな突出した人材を欲している企業に、この Rockstar 言語を覚えただけの人が求職してきても困るでしょうね。

via Hacker News

1980年代のアマゾンがどんなサービスだったかを紹介する動画

「ワールドワイドウェブ(WWW)の不思議」という1980年代のテレビ番組で、当時の Amazon 社のサービスを紹介している動画が見つかったようです。

「パソコンで行けるデパート」であるアマゾンを使うのに必要なのは、モデムとインストールディスクだけ。

初回はお店のデータベースのダウンロードに、モデムをピーガーと言わせながら15分ほど掛かりますが、2度目からは1分以内に起動するそうです。

アマゾンのトップは、アドベンチャーゲーム風のエレベータ。買いたいもののカテゴリーを選ぶと、そのカテゴリーのページに移動できます。

各メニューのタイトルの一文字目がブリンクして、そのキーを押すと移動できる、というあたりのギミックも昔懐かしい感じ。商品の型番を手で入れないと見られないのは、マウスとリンクが当たり前の今の時代からみたらだいぶ不便そうです。

アマゾンといえばユーザーレビューは外せません。ちゃんとレビューを見ることもできます。ヤニー・ローレルさんはこのテレビが気に入らなかったようですね。

3:30 頃からは、アマゾンprime の紹介(あったんだ!)。送料無料やレンタルビデオ店で使えるクーポンの他に、音声応答サービス Alexa が紹介されています。

Alexa の番号に電話を掛けると、なんでも答えてくれるそうです。デモによると、掛け算の答えを訊いたり、今の大統領の名前を訊いたり(ロナルド・レーガン!)、モーニングコールを予約したり、テレビ番組がどのチャンネルでやってるかお訊いたり、音声でいろんな手伝いをしてくれるようです。

# Amazon の前身である Cadabra.com 社の創業は1994年、ウェブの登場は1991年です。念のため

via Laughing Squid

80年代レトロタイトルジェネレーター

MTVとかで出てきていたような懐かしい感じのタイトルが作れるジェネレーター Retro Wave 。英語圏のtwitterでちょっと流行ってるそうです。

retro-wave-generator-top-screenshot

背景画像とフォントを選び、3行の短いテキストを書いて「Go」を押すだけ。

retro-wave-go-cybozu-go

3つの解像度でダウンロードしたり、各種ソーシャルへ送れます。

retro-wave-generator-error-with-japanese

日本語はエラーになってしまいました。こんなフォントでは英数字以外はやっぱ無理か。

https://twitter.com/Electivirus/status/783829073868926976

retro-wave-here-something-special

ただただ懐かしい感ありますが、80年代に生まれてなかった人たちがどんどん社会に出てきているこの時代、一周まわって評価されたりすることもあるかもしれません。

via TheNextWeb

[イラスト] スターウォーズが80年代の高校ドラマだったら?

これはうまい。
Star Wars 80s Highschool Re-Designは、映画スターウォーズがもし80年代アメリカの高校を舞台にしていたら、というDenis Medriさんの連作イラスト。
Highschoolstarwarslukeleia
あの特徴的な髪型がヘッドフォンに
Highschoolstarwarsc3pur2d2
人間にするにしても、Nerdy(オタクっぽく)なりますね
Highschoolstarwarshansolochewbakka

敵方も含め、このシリーズでもっとたくさんのイラストが描かれています

この路線で本当にハイスクール・ドラマにしても結構楽しめそう。タイトルはスクール・ウォーズ?(違う)

via If Star Wars Was a High School Movie | The Mary Sue via Geekologie