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履歴書の機械学習が女性差別になってしまい、Amazonが止めたというニュース

ロイターの記事 “Amazon scraps secret AI recruiting tool that showed bias against women

アマゾン社の中の人による匿名の情報ということだけれど、2014年に組まれたチームが、求職者からの履歴書を機械学習して(アマゾンレビューのように)星5つでランク付けをしたら、ソフトウェア開発者や他の技術者の高評価が男性に偏ってしまうことに気づいた、ということです。

学習に使った過去10年の求職者に占める男性の割合が多かったために、男性的な言葉を多く使った履歴書が優秀とされてしまったそうです。入力にバイアスが掛かってれば、結果にも掛かるのはある意味当たり前ですね。アマゾンに限らず、アメリカのIT企業で社員の男女比や有色人種比率が公表されたり比較されたりしている中で、これまでのやり方をベストとして強化すれば、属性にこだわらず優秀な人を取るということができなくなってしまいそうです。

記事によれば、結局、このチームは解散となったということ。今は別のチームで、重複したデータを削除するとか、多様性が保たれるようにスクリーニングするとか、よりマイルドな使い方を追及しているということです。

[動画] 現在の人気ネット企業が、もし1980年前後に存在したら

レディット, インスタグラム, グーグル, アマゾン, サウンドクラウド, ユーチューブ, ツイッター, フェイスブックらのネットの人気企業が1970-1990年代にもし存在していたとしたら、こんな企業ロゴを作っていたのでは、という動画です。

作者は、このようなレトロ風デザインを専門に請け負うデザイナーFuture Punk氏。

80年代から持ってきたような作品群ですが、現在作成されているものです。当時はいろんなところでこういうロゴを見たものですが、今の道具でこれを作ろうとすると、却って再現が難しいかもしれませんね。

動画はいい感じににじんだり、ノイズがのったりしています。音楽のほうも、当時のテレビ番組のオープニングにありそうな曲になっています。

via Geekologie

1980年代のアマゾンがどんなサービスだったかを紹介する動画

「ワールドワイドウェブ(WWW)の不思議」という1980年代のテレビ番組で、当時の Amazon 社のサービスを紹介している動画が見つかったようです。

「パソコンで行けるデパート」であるアマゾンを使うのに必要なのは、モデムとインストールディスクだけ。

初回はお店のデータベースのダウンロードに、モデムをピーガーと言わせながら15分ほど掛かりますが、2度目からは1分以内に起動するそうです。

アマゾンのトップは、アドベンチャーゲーム風のエレベータ。買いたいもののカテゴリーを選ぶと、そのカテゴリーのページに移動できます。

各メニューのタイトルの一文字目がブリンクして、そのキーを押すと移動できる、というあたりのギミックも昔懐かしい感じ。商品の型番を手で入れないと見られないのは、マウスとリンクが当たり前の今の時代からみたらだいぶ不便そうです。

アマゾンといえばユーザーレビューは外せません。ちゃんとレビューを見ることもできます。ヤニー・ローレルさんはこのテレビが気に入らなかったようですね。

3:30 頃からは、アマゾンprime の紹介(あったんだ!)。送料無料やレンタルビデオ店で使えるクーポンの他に、音声応答サービス Alexa が紹介されています。

Alexa の番号に電話を掛けると、なんでも答えてくれるそうです。デモによると、掛け算の答えを訊いたり、今の大統領の名前を訊いたり(ロナルド・レーガン!)、モーニングコールを予約したり、テレビ番組がどのチャンネルでやってるかお訊いたり、音声でいろんな手伝いをしてくれるようです。

# Amazon の前身である Cadabra.com 社の創業は1994年、ウェブの登場は1991年です。念のため

via Laughing Squid

悪のUIデザイン、ダークパターンの実例を見せる動画

ダークパターンについては2010年、概念が提唱された際にこのブログでも紹介しました

ユーザー体験を向上させるのではなく、ウェブサイト運営側の都合でものを買わせたり、ユーザー登録させたりするウェブサイト構築上のトリックを分類して名前をつけよう、というのがダークパターンです。

先週、そのようなダークパターンを解説する動画が公開され、注目を集めています。

とにかく退会したいんだ!

動画の最初はアマゾン。「アマゾンを退会しようとした人はどうなる?」で、一回入ったらそこから出ることは難しい Roach Motel (ゴキブリホイホイ)ダークパターンの実例を見せています。(00:15)

アマゾンを止めようと思ったことがないので知りませんでしたが、日本語でも止めるための手順を説明するブログ記事がいくつもあり、なかなか止め方が難しいのですね。動画と同じように日本のアマゾンでも退会ページを目指してみたのですが、退会に関してはアメリカ版と同じサイト構造になっているようです。

直観的にまず開くであろう、上部ナビゲーションバーの「アカウント&リスト」からは、様々なリンクが表示されるものの、そのどこからも退会ページに辿り着くことはできないそうです。

動画が教えてくれる手順は、

  • ページ最下部のリンクから「ヘルプ」をクリック
  • 「問題が解決しない場合は」から「カスタマーサービスに連絡」
  • 1の「プライム、その他」タブを選んで
  • 2のプルダウンから「アカウントの確認、変更、閉鎖」 (アメリカ版ではここが”Login & Security”だそうで、さらにわかりにくいですね)
  • もう一つ出てくるプルダウンから「アカウントの閉鎖」
  • 「チャット」「電話」「eメール」のいずれかを選び、先方からの連絡を待つ

なるほどこれは大変ですね。多くの人は途中で諦めてしまいそうです。

メルマガ退会を難しく

次はニュースレター/メールマガジンの購読停止(02:15)。メールの末尾に購読中止のためのリンクがあり、それを開けばその相手からのメールはもう来なくなる、という仕組みは良くあります。

日本のメルマガでは手動で依頼しないといけなかったりするのがまだまだ多いので、これでも助かる方かと思いますが、動画作者はここにもダークパターンがある、と喝破しています。

購読中止のリンクが地のテキストと見分けにくい色や太さになっていたり、ガチャガチャと関係のない情報が列挙されて非常に探しにくくなっていることが多い、と言います。

言われてみれば、たしかにこういうのよく見ます。

流れで購入ボタン

3つめのスマートフォンゲームアプリでの事例(02:30)は、「ゲームを始める」「次の面へ行く」などのボタンを全部グリーンの角丸ボタンで続けた上で、ゲーム内課金のダイアログで「購入」の方を同じデザインのボタンで描画する、というパターン。

動画では他に、やたらと「こちらは先ほど売り切れました!」「あとn時間で無くなります!」といった警告を散りばめるホテル予約サイトや、友人のメールアドレス情報を(サービスに招待する目的で)預けることをわかりにくいボタンで8回も押す機会があるような登録フォームをデザインして訴訟を受け負けたリンクトインの裁判、などの事例を紹介しています。

写真共有サービスPhotobucket、ホットリンクでの画像掲載に突然年$399 課金を開始

Flickr500 Pixel などと並び、英語圏での写真共有サービスの大手の一つであるフォトバケット(Photobucket)が、そのサービスを非常にわかりにくい形で突然改変、ユーザー達によれば改悪、し、騒ぎになっているようです。

変更内容はというと、Photobucket のサイト以外からアップロード済の画像ファイルを参照して表示させる、いわゆる「ホットリンク画像」での表示が、別料金を払わないと行えなくなる、というもの。

AmazonやeBay、Etsy などの販売ページの商品画像に Photobucket を使っていた出品者がかなりいるため、それらサイトでの商品画像ページがこんなことになっています。

商品画像のところに出ているのはこれ。

「アカウントを第三者ホスティング対応に更新してください。」 リンク先では、Plus 500プラン、なるプランへ変更すると、画像が他サイトでも表示され、広告も隠される、と案内されています。

このPlus 500プランの料金が年$399(4万4711円) ということ。容量2Gの無料プランの解除が年$99(1万1093円) なので、Plus 500 というのはトータルで約$500(5万6029円) というところから来ているのでしょうか。

6月26日に公式ブログで、6月20日から利用規約を更新したという数行のメッセージが出ていたようですが、これが今回のサービス仕様変更に関するものだったのだとか。わかりませんよねこれ。

切手収集愛好家のフォーラムで先月末にこの問題について声が上がったのが最初の一つのようです。そこから各ニュースサイトに取り上げられ、自分の商品ページがひどいことになってると気づいた Photobucket ユーザーがさらに不満の声をあげる、という状況。

登録ユーザー数1億人、掲載画像数150億枚、というサービス規模は、Flickr ほどではないにしても、日本から利用しているユーザーもいるでしょう。ホットリンクで画像を外部サイトに掲載しているところは、まだこのトラブルに気づいていない場合もあるかなと思います。

ネット上での写真の共有は、Facebook や Instagram など後発のソーシャルサービスに大きく喰われていると思われます。その中で既存の容量アップ年$99(1万1093円)、ではやっていけなくなったのかもしれません。しかし、隠すようにサービス内容を変更し、代わりに表示された画像で支払いを迫る、というこの動きを「身代金目的の脅迫だ」と感じたユーザーも多く、目先は大量の商品画像を差し替えることもできず$399(4万4711円) 支払う業者がたくさんいたとしても、長期的には他サイトへの流出は避けられないように思います。

via PitaPixel

1994年アマゾン創業期の人材募集メール

1994年、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が、Usenetのミシガン州の採用に関するニュースグループに投稿した人材募集のメールが残っています。

資金豊富なスタートアップが、インターネット販売の先駆者を助けてくれる非常に才能のある C/C++/Unix 開発者を探しています。巨大で複雑(だが持続可能)なシステムの設計と構築についての経験が必要で、世間で競争力のある人たちが見積もるのの3分の1程度の時間でそれをこなせなければいけません。計算機科学かそれと同等の専攻での学士・修士または博士を持つこと。一流のコミュニケーション能力は必須。webサーバーとHTMLに詳しければなお良いが必須ではありません。

才能があり、自発的で、集中力があり、興味深い同僚たちを期待できます。シアトル地域への引っ越しは覚悟してください(引っ越し代は支払います)。

報酬には会社の相当の持ち分が含まれます。

履歴書とカバーレターをジェフ・ベゾスまで送ってください。

メール: be…@netcom.com
fax: 206/828-0951
US mail: カダブラ社.
10704 N.E. 28th St.
ベルビュー, ワシントン州 98004

私たちは採用において差別を行いません。

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「予測するより作ってしまう方が簡単だ」 – アラン・ケイ
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Well-capitalized start-up seeks extremely talented C/C++/Unix
developers to help pioneer commerce on the Internet. You must have
experience designing and building large and complex (yet maintainable)
systems, and you should be able to do so in about one-third the time
that most competent people think possible. You should have a BS, MS,
or PhD in Computer Science or the equivalent. Top-notch communication
skills are essential. Familiarity with web servers and HTML would be
helpful but is not necessary.
Expect talented, motivated, intense, and interesting co-workers. Must
be willing to relocate to the Seattle area (we will help cover moving
costs).

Your compensation will include meaningful equity ownership.

Send resume and cover letter to Jeff Bezos:

mail: be…@netcom.com
fax: 206/828-0951
US mail: Cadabra, Inc.
10704 N.E. 28th St.
Bellevue, WA 98004

We are an equal opportunity employer.

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“It’s easier to invent the future than to predict it.” — Alan Kay
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“most competent people think possible”の3分の1でやれ、というのは強烈ですね。

Wikipediaによるとアマゾンの前身カダブラ社の創業は1994年7月5日。このメールは1994年の8月22日ですから、会社の形ができて翌月のことです。

ジェフ・ベゾス氏が連絡先として書いている netcom.com ドメインはウェブサイトは無く、Earthlinkという別のプロバイダに転送されます。

まだ今の Amazon の影も形もない時期に、これだけ高い要求を満たせる人でアマゾン社に身を投じた人はどんな人だったのか、今同社の中枢にいる人だったりもするかもしれません。興味ありますね。

via Geek.com