「IoT」タグアーカイブ

あえてレトロな機械式掲示板 Vestaboard

空港にある、というか最近の空港はもうどこも電子掲示板になっているように思うので空港に「あった」と言うべきでしょうか、あの板がカタカタと回って表示が変わるサインボードを再現したガジェット Vestaboard が登場しました。

94 cm x 53 cm の黒板のようなボードに、23 x 7 個のデバイスが並べられています。となると一度に表示できるのは 161 文字でしょうか。

インターネットと連動していて、Android/iOSアプリから操作し、ツイッターのつぶやきやSMSのメッセージなどを表示させられるそうです。Google HomeやAlexa などと繋げて、今日の予定を表示させたりも。

こちらは表示板一個分のデバイスがCESで実際に展示されていたところ。動作がわかりやすいように、アルファベットではなく模様のついたカードを使っていますね。

Vestaboard is now showing at #ces

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アルファベットを入れて動かしてる動画はこちら

ノスタルジックな外見に、ネット接続の便利さ。構造上、自由な文章を表示するには英語など文字の数が少ない言語でないと使えないですけど。インテリアとしてそれなりに売れるかもなと思いますね。

via Product Hunt

Prophix – ビデオカメラ内蔵スマート歯ブラシ

Prophix は、カメラを柄のところに内蔵した電動歯ブラシ。

磨き残しのチェックなどを、リアルタイムに自分自身でできるようにしましょう、ということで、歯磨きしながら口の中が撮影できるようにした新製品ということです。

prophix-seeing-in-mouth

このように、カメラが映している口の中を、スマートフォンに飛ばして観ることができるので、磨きながら磨いている様子を確認することができます。

prophix-teeth-photos

ポイントごとに写真を残すこともできて、後から見直すことも。気になったところを後で歯医者に見せましょう、みたいな使い方も想定されているそうです。

# FacebookやInstagramでシェアされたりしたら嫌ですけどね

prophix-price

価格は先行予約で$100(1万655円) 割引になり $299(3万1858円) 。歯ブラシ以外にも充電台やアタッチメントがつきます。

毎日自分の歯を見ながら歯を磨く時代が来るのかどうかはちょっとわかりませんが、歯磨きを習い始めた子供とかに使わせると、うまく磨けていない箇所なんかを自分でわかりやすくなるかもしれないですね。

Prophix Toothbrush Lets You See Inside Your Mouth

ネット対応インターホンが「まったく知らないどこか他人の家の玄関」を映していたというバグ

Ring 社の Doorbell Pro は、インターネットのクラウドサービスに接続できる玄関用のインターフォンです。

外出先からでも、スマートフォン等で訪問者の様子を確認できる、という機能も販売ページでは強く打ち出されています。

ring-doorbell-pro-remote-access

他にも、カメラに映る玄関前の特定の領域を指定し、そこで動きがあったら警告を受け取れる、など、自宅を守りたいというセキュリティ意識の高いユーザーに好まれそうな機能を持ったIoTガジェットですね。

しかし、このDoorbell Proユーザーの中から、「自分の家のインターフォンに、まったく知らない他の景色が映っている」という声が挙がったというのです。

このユーザーからの相談を受けた
Android Central が、Ring 社に問い合わせをしたところ、Ring社はソフトウェアバグによる間違いが「一部のユーザーで」発生していたことを認めました。

Ring社では、Doorbell Proの一台一台に、ランダムに振った重複しないIDを持たせているそうで、このIDを使ってどこに設置されたDoorbell Proかを判別しています。

しかし、ベータ版の運用に参加していた初期ユーザーの機材については、ベータの時に使ったデータベースで割り振ったランダムIDを持っていたのですが、本番運用に移行した際に、別の新しいランダムIDを与えてしまっていたということ。その結果として、機材が認識している自分のIDと、本番運用のデータベースが知っているIDが一致せず、自宅の玄関を映そうとしたらまったく違うユーザーの玄関が映るという事故が発生していた、と。

「実際に映像の取り違えが起こったのは、一日に処理される400万回のうち、10件にも満たない」とも説明しており、たまたま気づいたユーザーが、Ring社ではなくブログメディアに伝えたためにバグの存在が発覚した、という感じでしょうか。

「家の中が見られたとかならともかく、どこかわからない遠い他人の家の外の景色が見えたことはたいした問題ではないだろう」というコメントもありますが、セキュリティのための商品ですから、ユーザーや製品ファンの中にはがっかりした人もいるのではないでしょうか。

しかし、呼び鈴がなってインターフォンを見たら、まったく知らないどこかで知らない誰かが映っていた、というのは、ちょっとSF的な体験かもしれないなあ、とも思いますね。

「電源が切れたよ」と電話してくれるIoTコンセント iSocket 3G

iSocket 3G は、一見ただのコンセントタップに見えますが、SIMが挿せて通信もすることができる賢いコンセントです。

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このタップ、自分自身に電気が供給されなくなると、あらかじめ指定された電話番号に対して、音声またはSMSで通知を送ります。内蔵したバッテリーでアラートを送る間の電源は確保しているそうです。

isocker-3g-alert

セットアップは、SIMを挿してSIMの番号に指定のテキストを送るだけらしく、使い方もこれ以上ないぐらいシンプルですね。

家じゅうが停電しても、携帯がつながればアラートが受け取れるということで、家庭のネットワーク機器に依存せず通知ができます。これは、従来の通知なら取りこぼしていたケースを拾えるということになりますね。

# もちろん、地域全体がブラックアウトしていたら、携帯基地局も止まりますが、自分のところだけ、とか近所だけ、みたいな場合でも動くと

こちらのユーザーレビューでは、マリーナに止めているクルーザーの通電が切れたら知りたい、という男性の利用法が書かれています。たとえば、クルーザーの中の冷蔵庫が止まったままだと中身が溶け出して問題になるとか、そういうのをマリーナの係員にチェックさせることで防げるということ。

他にも、別荘の水道管の凍結防止装置、遠隔の灌漑装置、研究室の実験装置など、止まると損害が大きな電気機器に使う事もできると、製品サイトでは言っています。

サービスが悪くてよく停電するような貸倉庫とか、予告メンテナンス以外でも停電しているのに報告しない事業者のサービスレベルの監視にも役に立つのかもしれません。

デバイスはSIMロックフリーで、主要なアメリカの携帯ネットワークのSIMに対応しているということです。アメリカ以外では動作確認していないとのことですが、前掲のクルーザーの人はアメリカではなくオーストラリアで使っているということです。

そのまま使えるわけではないでしょうが、日本でも低速で維持費の掛からない格安SIMなどもあるので、こういうコンセントが欲しい人もいるのではないでしょうか?

via The Verge

Smarttress – IoTマットレスで不審なベッドの利用をスマートフォン監視?

簡単に出会えるようになったこの時代に、不倫対策として新たなガジェットが登場しました。

# たぶん嘘製品です。たぶん…

スペインのマットレス会社Durmetga(実在するとしたらですが)が発表した Smarttress は、インターネット接続されたマットレスです。

smarttress-sensors

マットレスには超音波を発生するセンサーが24個埋め込まれており、ベッド上の各地点の沈み込みや衝撃力などを収集します。

smarttress-notified

その結果、自宅に置いた Smarttress が怪しい使い方(questionable way)をされたと判定された時、自分のスマートフォンアプリに通知が届くようになっています。

ネット接続ガジェットもここまできたか、と興味深いのですが、購入フォームがエラーになりますし、iPhone/Androidアプリもリンクはありますがリンク先にアプリが無いので、普通のマットレスのちょっと変わったプロモーションか、手の込んだジョークサイトである可能性が高いのではと思います。製作が4月1日に間に合わなかったのかな?

反響がすごければ本当に作ろうとかいうことになったりもするかもしれませんけど。

via The Local

スマート・インターフォンの Ring に WiFi パスワード奪取のセキュリティホールあり

家のドアに取り付けて、室内だけでなくインターネット越しにスマートフォン等から来客や配達人の応対ができるというスマート・ガジェット Ring に、初歩的な設計ミスが見つかっています。

ring-on-door

こんな感じで、ドアの外に取り付けられる Ring は、中にカメラと電池、無線LAN機能を内蔵していて、来客が来たらネット経由で持ち主を呼び出してくれます。

ペン・テスト・パートナーズ(Pen Test Partners)が今回指摘した問題はこうです。

  • ドライバーで2本のネジを回し、 Ring の本体部分を取り外す
  • オレンジ色の「セットアップボタン」を押す(Ring 自身が WiFi のアクセスポイントAPになって、内蔵のwebサーバが立ち上がる)
  • スマートフォン等で見つかったAPに接続する
  • HTTP で /gainspan/system/config/network に接続する

すると、Ring が接続するように設定されている家庭内の WiFi SSID とパスワード情報が、プレーンテキストで返ってくるようになっていたそうです。つまりは、玄関の外にいる人から、家庭内の WiFi がアクセスし放題になり得るということ。

ring-top-page

「Ring は新レベルのセキュリティーを提供します(Ring provides a new level of security.)」というサイトの宣伝文句は、そういう意味では無かったはず。

Ring 社は、この問題を伝えられて2週間で、問題を解決したファームウェア・アップデートをリリースしたそうです。平文での保存とwebサーバでのアクセス機能を閉じたのだと思いますが、このアップデートを適用すれば、ここまで簡単に WiFi パスワードが抜かれることは無くなりそう。

しかし、暗号化されているにしても、家の外に剥き出しのデバイスの中のどこかに、家の無線LAN の接続情報が記録されていることには変わりがないですね。

屋外設置するものといえば、ウェブにつなげる監視カメラなどインターフォン以外にもあります。自由にアクセスできる屋外のデバイスには、室内に設置するものよりも十分な設計が必要なようですね。

なお、この Ring の値段は $199(2万1203円) 。ペン・テスト・パートナーズも、このスマートなドアベル自体の機能自体については「IoT デバイスにしては珍しく実用的だ」と評しています。

via The Register