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2010年10月

2010年10月28日 (木)

第1回神泉セキュリティ勉強会

徳丸さん春山さんのお誘いを受けて 「第1回神泉セキュリティ勉強会」で30分の講演をしてきました。

第1回神泉セキュリティ勉強会 AJITO

過去のハックネタを10本披露するという発表で、セキュリティ脆弱性とは仕様と実装の差で生じることが多い、攻撃コードの多態性によりブラックリスト方式では検知できない攻撃手法(防御手法)も研究されている、というお話しでした。スライドが170枚を超えていたので最後の方はちょっと早口だったかもしれません。

プログラムを騙す10の方法 – シグネチャマッチを回避する攻撃と防御

懇親会は噂のAJITOで開催され、みんなで大航海時代の海賊気分を味わうことができました。 IT勉強カレンダーでこの勉強会のことを知って参加してくれた人が意外と多くてびっくりしました。 素敵な会場を提供していただいたECラボの皆さま、発表者の皆さま、来ていただいた皆さま、素敵な時間をありがとうございました。

追記 2010.10.29

感想を見ると 「純粋に面白かった。もはやイリュージョンの世界w」 「一言で表すと"異次元"」「めくるめく竹迫ワールド」 「ひどいデモの連発w」 など、好意的に解釈していただきありがとうございます。徳丸さんのデモ7連発に負けないように、なんとか時間内に10連発できたのでよかったです。 あと、懇親会で東北情報セキュリティ勉強会でお世話になった方や、大学時代の同じ学部学科研究室の先輩にお会いできて嬉しかったです。世間は狭いですね。びっくりしました。

参考リンク

  1. Togetter - 「第1回神泉セキュリティ勉強会まとめ」
  2. 神泉セキュリティ勉強会第1回 に行ってきた - ichirin2501の日記
  3. 第1回神泉セキュリティ勉強会資料「WordPressセキュリティー」
  4. 第1回神泉セキュリティ勉強会資料 ECナビ 春山 征吾(@haruyama) (PDF)
  5. Kazuho@Cybozu Labs: XSSに強いウェブサイトを作る – テンプレートエンジンの選定基準とスニペットの生成手法 (第1回神泉セキュリティ勉強会発表資料)
  6. 神泉セキュリティ勉強会に参加してきました - Webクリエイターのひとりごと
  7. 神泉セキュリティ勉強会に参加してみた。 - heroweenの雑記帳
  8. 第1回神泉セキュリティ勉強会でLTしました - ありがとう。また会おう。

2010年10月25日 (月)

第1回 エンジニアの未来サミット for students 開催終了

先週末の10/23(土)、技術評論社×サイボウズ共催の「エンジニアの未来サミット for students」の第1回目のセミナーが開催されました。

エンジニアの未来サミット for students

2008年2009年と過去2回に開催された「エンジニアの未来サミット」のスピンオフ的な位置付けで、より若手向け、というか学生にフォーカスした新卒対象の企画になります。 昨年のイベントの感想で「「エンジニアの未来サミットがこの形で続くならもう次は行かなくていいかなーと思った」などと厳しいご意見もいただいたりしましたので、 今回は限られた時間の中で聞きたいこと、言いたいこと、伝えたいメッセージをより明確にするために、 聴衆対象と登壇人数を絞り、10月、11月、12月と3回に分けて開催することにしました。

IT泥10年の発言に代表されるように「受託中心の日本のSI業界の先が明るくない」ということは、このようなイベントに来るITエンジニア志望の学生さんにとっては誰に言われるまでもなくわかりきっていることなので、 高度経済成長を終えた日本の今の時代に適したキャリア形成の指針について、人生の選択を突然迫られた学生さんに向けてメッセージを送る、ということに明確にターゲットを絞りました。

第1部:"首藤一幸のこれが私の生きる道 - We do best the things we enjoy"

まずはセキュリティ&プログラミングキャンプ2010で特別講演をいただいた首藤先生に、 ご自身のキャリアの選択の中で考えたこと・悩んだこと・選択したことを中心にご講演いただきました。

技術フェチ日記 (2010年10月23日)

当日のTwitterのつぶやきはハッシュタグ #cybozusummit でまとめられています。

Togetter - 技術評論社×サイボウズ共催「エンジニアの未来サミット for students」第一回 2010年10月23日
http://togetter.com/li/62188

これからはクラウドの普及により初期投資ゼロで新サービスを始められる、個人ネットワーク社会が来る、それにともない「reputation capital」という概念が重要になる、 という示唆に富む貴重なお話しをいただきました。

2009~IPA未踏ユースPM(首藤一幸) 個人ネットワーク社会へ(首藤一幸)

今後、年功序列システムが崩壊し、経済も低成長期を迎える日本では、お金や富を求めるという価値観は達成しにくくなるので、 自分が楽しめる好きな仕事を続けられるという価値観を主軸に置いた方が幸せになれるのではないか、というメッセージがあり、私も共感しました。

後半:パネルディスカッション

第2部パネルディスカッション 開始 Q&A 質疑応答

後半は竹迫MC(司会進行)のもと、首藤先生をパネラーの主役として、サイボウズ社長の青野、サイボウズスタートアップ社長の山本も登壇し、 パネルディスカッションを行いました。私の用意した資料は以下の通りです。

第1回 エンジニアの未来サミット for students

20才の段階で最適な就職先を決めるといった現在の就活は元々無理難題なのではないか、という私の疑問から、 パネラーの皆さまからの経験談を交えつつ、様々な切り口での指針の提案ができたのではないかと思います。

(30才までに)動機と能力が交わる部分で仕事を見つける 学生さんからの質疑

良い質問をしてくれた学生さんには技術評論社の雑誌「Software Design」「WEB+DB PRESS」の最新号をプレゼント!という特典があったのですが、 こちらの想定以上に人気があり、予定数をオーバーしてしまいました。もしもまだ質問したけど雑誌を受け取っていないという方がいらっしゃいましたら後ほど郵送しますのでイベント事務局までご連絡ください。

Ustream中継&録画

Ustream 録画 - 「エンジニアの未来サミット for students」第一回「首藤一幸のこれが私の生きる道」
http://www.ustream.tv/recorded/10363914 (※注:20:00より第1部開始)

Ustream.TVでの録画が上記URLで公開されていますので、もしも興味のある方は1時間程度ですので視聴して感想をお寄せいただけると嬉しいです。

次回予告

第1回の10月は首藤先生にお一人にご講演いただきましたが、 第2回の11月は(アルファブロガーとして有名な)小飼弾さんと(プログラマーの採用試験で一躍有名になった)岡嶋さんが 竹迫司会の元、日本のIT業界の未来について語り合います。 第3回の12月はmatzさんのご講演の後、技術評論社の馮さんのモデレータにより言語ヲタク学生の水島君・林君がパネルディスカッションを繰り広げる予定です。

首藤 一幸(東京工業大学 准教授) 小飼 弾(アルファブロガー) 岡嶋 大介(株式会社ラガルト・テクノロジー) まつもとゆきひろ(「Ruby」開発者) 特別モデレータ 馮 富久(株式会社技術評論社) 竹迫 良範(サイボウズ・ラボ)

また若干数座席に余裕があるみたいですので、興味のある方はぜひ第2回、第3回のセミナーも申し込んでみてください。 学生じゃない方の参加もTwitter経由で申し込めるようになりましたので、社会人の方もお気軽にお越しいただければと思います。

Cybozu Developers Conference 2010 無事終了

先週の金曜日は、サイボウズ技術発表会2010秋「Cybozu Develepers Conference 2010」が開催され、 サイボウズ本社、サイボウズ総研、サイボウズ・ラボ、松山、上海、ベトナムの開発エンジニアが 一同に集まり、普段の研究開発の発表を行いました。

第1部 パネル展示

Cybozu Developers Conference 2010 サイボウズ技術発表会

お昼過ぎからパネル設営の準備をはじめ、各所で普段行なっている研究開発成果のお披露目会という位置付けです。 開発部以外の営業の方にもお越しいただき、大変盛り上がったパネル展示となりました。

CTO賞:49カ国語言語判定ライブラリ

49カ国語言語判定ライブラリ Windows Mobile テストの自動化

まだ未公表のプロダクト・サービスの研究開発紹介もあったりしましたので、全部が公開できるものではありませんでしたが、 CTO賞として中谷さんの「49カ国語言語判定ライブラリ」が表彰されました。 このライブラリは既にオープンソースとして公開されています。

FYI: 自然言語処理勉強会で「ナイーブベイズによる言語判定」を発表してきました - Mi manca qualche giovedi`?

第2部 特別ゲスト:和田さん、角谷さん

和田さん「TDDのこころ」 角谷さん「30分でだいたいわかるアジャイル開発」

第2部の夜のセッションでは、特別ゲストとして和田さんと角谷さんにお越しいただき、最近のTDD、アジャイル開発の現状について貴重なお話しをいただきました。 Ustreamの中継は今回行わないということで、普段はオープンにならないような貴重な体験談や情報などを教えていただき、 当日は上海やベトナムからもエンジニアが来ていましたので、会場では中国語・ベトナム語の同時通訳付きという豪華セミナーでした。

和田さんにデブサミの打ち合わせの日にサイボウズの社内勉強会でご講演いただる人を紹介してもらえないかと突然無茶なお願いをしたのですが、 快く引き受けてくださって本当に感謝感激でした。角谷さん、和田さん、どうもありがとうございました!

今回のセミナー講演には、社長、副社長も駆け付け、 「テストは目的ではなく手段」「テストは健康のために行う」「カバレッジの数値を気にしすぎるのも問題。テストが仕様を満たしているかどうかがもっと大事」とか 「非ウォーターフォールがアジャイル開発」「Scrumはマネージャ層には受けがいいけど…」など本音も交えた様々なキーワードが印象に残りました。

サイボウズ開発陣+トークセッション

トークバトルの勇者たち! #cdc2010 パネルディスカッション聴衆

そして、最後はサイボウズ開発陣を交えながらの本音トークセッション。 現場でアジャイル開発を定着するにはどうすればよいか現実的な議論が行われました。 会場でのつぶやきは西尾さんがTogetterでまとめてくださいました。

FYI: Togetter - 「Cybozu Developer Conference 2010 まとめ」

現状では未発表の開発途中の製品情報などもあったりするので、 聴講可能なのがサイボウズグループ社員に限定されてしまいますが(それでも聞きたいという方はぜひサイボウズグループの社員に!)、 オープンにできるところは徐々に情報を公開しつつ、今後も継続的にこのような活動を続けていければと思います。

2010年10月21日 (木)

YAPC::Asia 2010 Tokyo に参加して

10/14-15、東工大の大岡山キャンパスで開催された「YAPC::Asia 2010 Tokyo」に参加してきました。 いくつか手持ちのデジカメで写真を撮影しましたので、それらを交えながら自分の発表を中心にレポートしたいと思います。

■ Day 0 - 前夜祭 (10/13)

P1040355.JPG Free Beer

前夜祭ではPerlCasual#4のイベントが開催されていましたが、 入り口のロビーでビールが振舞われ、日本語のわからない海外スピーカの方も和気藹藹と楽しんで行かれたようです。 yusukebeさんも一発表者としてではなく運営側に立つと真面目になるんだなぁという、意外な一面も垣間見れたりしました。

■ Day 1 - Lightning Talks (10/14)

絶対コケるなよ! P1040430.JPG

初日のライトニングトークの一番最後に「That Goes Without Alpha-Num (or Does It?)」という内容で発表させていただきました。 元々は「all your base10 are belong to us」という発表タイトルを予定していたのですが、 朝一番のLarry Wallさんのkeynoteで「That Goes Without Saying (or Does It?)」という発表で他のプログラミング言語を紹介されていましたので、 急遽タイトルを変更し、スライドの構成を変えました。

発表スライドはslideshareに、動画はyoutubeで公開されています。

LTの途中で披露したコンソールでgccでコンパイルして実行するデモは、ttyrec録画したものをTeraTerm+ttyplayで再生しています。

二日目のnipotanさんのライトニングトークで、シャッフルするコードで使える文字を禁止して何とかプログラミングをするという発表がありましたが、 最初にアルファベットをすべて使用禁止した状態でさらにどの記号を削減するか、というスタートラインが違うだけで、基本的にはやりたいことは同じです。

わかりやすくPerlの例で説明すると、

sub{print'YAPC!'}->();

ここで使われているsub、print、YAPCのアルファベットの使用を禁止してみますが、evalでできてしまいますね。

eval"\x70\x72\x69\x6E\x74\x22\x59\x41\x50\x43\x21\x22";

全部のアルファベットを使用禁止にしたらどうなるんでしょうか? → それ、Acme::EyeDropsでできるよ

''=~('('.'?'.'{'.('`'|'%').('['^'-').('`'|'!').('`'|',').'"'.('['^'+').('['^')').('`'|')').('`'|'.').('['^'/').'\\'.'"'.('{'^'"').('`'^'!').('{'^'+').('`'^'#').'!'.'\\'.'"'.'"'.'}'.')')

ということなのですが、Acme::EyeDropsでは記号32種類が全部使われるのでもっと少なくしたいです。というわけで必要文字種類をさらに24個減らして、

""=~(("('''''''''(''''=)"|"(=)''=))')('')'|)"^"~~())(='|(^)^'|~~")^("~~~~~~~~'~)~'~'~~"^"~~~~~~~~~~=~=~~~~"|"~~|~|~||)^'^())~~"))

"(^=~)|'の8種類の文字を組み合わせるだけで、任意のPerlコードを実行することができました。 Brainf*ckは+-[]<>.,の8種類ですが、PerlはBrainf*ckと同様8種類の記号の組み合わせでチューリング完全ということがわかりました。よかったですね!

32bit x86では10種類の文字 %-#),[_]`~ だけを使って任意の機械語が実行できるよ!(時間が足りなかったのでデモは省略しましたが)Perlのインタプリンタも実行できるよ! という簡単なお話しでした。

元ネタは 2006-12-19 - 兼雑記 ■[Program][Bin] プログラムは ASCII で書くべきだよ から着想を得ています。shinichiro_hさんは4年前に既にこのようなテクニックを開拓されていて本当に偉大だと思います。

10文字オンリーのx86で任意のコードを実行できるにはEIPが取得できないので「mainの絶対アドレスが既知」もしくは「既存レジスタの値からmainの絶対アドレスを計算可能」という条件がつくのですが、 詳しくは今年11/6(土)のAVTokyo2010で内部の仕組みを発表しますので、もしも興味を持った(奇特な)方がいらっしゃいましたらぜひお越しくださいませ。

■ Day 2 - Perl6 Talks (10/15)

芝生カンファレンス Larry Wall & Takesako @ YAPC::Asia 2010 Tokyo Day 2

2日目のトークは、Perl6正規表現に関する初心者向けの入門セッションでした。 直前の発表でRakudo Star遅すぎて使えないよとか、すっごいネガティブな発言が連呼されていて、 しかも発表時会場にはLarry Wallさんが座っていて、大変緊張しました。

基本的には5年前のShibuya.pmでPugsを紹介したときのスライドと、3年前のYAPC::Asiaでの発表と同じです。

元々のPerl6で検討されていた言語仕様も、Pugsの実装で検証が行われ、Rakudoの実装段階でさらに変わっている部分もあったので、発表スライドを修正しています。

RakudoはWindowsのmsiインストーラも用意されているので、簡単に使い始めることができます。 Perl6言語仕様のPDFファイルと以下のチートシートも付属しているので、Rakudo Perl6 REPLで1行ずつ実際に実行しながら結果を確認し、気軽に試すことができます。

Perl 6 cheat sheet v2                                                »ö«

SIGILS    MAJOR/MINOR CONTEXTS         ACCESS ARRAYS      HASHES
$scalar   item   list       sink       whole: @array[]    %hash{}
@array     Str    flat/slice         element: @array[0]   %hash{'a'}
%hash      Num    lazy/eager/hyper       (or)             %hash<a>
&code      Bool                        slice: @array[0,2] %hash{'a','b'}
                       COMPOSERS         (or)             %hash<a b>
TWIGILS                [ ] array
$normal-lexical        { } block/hash     AUTOMATIC DEREFERENCE
$?compiler-constant    < > quotewords     &($foo)(1,2)     == $foo(1,2)
$*dynamic-or-global    (,) parcel         @($foo)[1]       == $foo[1]
$.public-accessor      :() signature      %($foo){'bar'}   == $foo<bar>
$!private-attribute    \() capture        @(@($foo)[1])[2] == $foo[1][2]
$^positional-param
$:named-parameter         CONTROL SYNTAX
$=pod-info                for LIST { }                # implicit $_ arg
$<named-match-capture>    for LIST -> $a, $b { }      # explicit args
$~slang-variable          while/until EXPR { }
                          repeat while/until EXPR { } # do at least once
OPERATOR PRECEDENCE       loop { }   loop (a;b;c) { } # parens required!
.method .[] i             if EXPR { } elsif EXPR { } else { }
++ --                     unless EXPR { }             # no else allowed!
**                        given EXPR { when EXPR { } default { } }
unary + - ~ ! ? ^         EXPR if EXPR for LIST;    # list comprehension
* / % %% div              next, last, redo            # loop controls
+ -                       proceed, succeed            # switch controls
x xx       TYPES
~          Bool Bit Int Rat FatRat UInt Num Complex int32 complex64 etc.
&          Str Cat Blob Char Byte Codepoint Grapheme Buf buf8 buf32 utf8
| ^                               IO Mu Any Cool Junction Whatever Match
sleep abs sin temp                              Parcel Capture Signature
<=> leg cmp .. but          SCOPE DECLARATORS         Pair Range Set Bag
~~ > == gt eq === eqv !op   my  lexical scope      KeyHash KeySet KeyBag
&&                         our  package scope     Scalar Array Hash Code
|| ^^ // min max           has  instance scope       Enum Order TrigBase
??!! ff                   anon  no scope at all        Block Routine Sub
= := op= =>              state  persistent lexical          Method Regex
so not                 augment  benign parasitic       Failure Exception
, :                  supersede  deadly parasitic        Instant Duration
X Xop Z Zop ...                                            Date DateTime
say die map etc.  OPERATOR DOMAINS
and               Numeric: ==  !==(!=) + <      >     <=> <=     >=
or xor            Stringy: eq  !eq(ne) ~ lt     gt    leg le     ge
<== ==>             Value: eqv  !eqv     before after cmp !after !before
                 ObjectID: ===  !===
METAOPERATORS                         LINKS      IRC
[op] reduce listop to A op B op C...  perl6.org  #perl6 irc.freenode.net
op=  A = A op B                       rakudo.org #parrot irc.perl.org
!op  !(A op B)
»op« hyper/vectorize    REGEX  METACHARS          REGEX MODIFIERS
Zop  zip with op        ^ $    string begin/end   :i   ignore case
Xop  cross with op      ^^ $$  line begin/end     :m   ignore marks
Rop  reverse args       +      one or more        :g   global
Sop  sequentialize      *      zero or more       :r   ratchet
                        ?      zero or one        :s   sigspace
SPECIAL VARIABLES       **1..3 repeat in range    :4th nth occurrence
$_     current topic    ()     capture to $0,$1   :4x  n times
$/     regex result     []     no capture
$!     error object     <foo>  subrule          REGEX CHARCLASSES
@*ARGS command line     <[]>   character class  .  == anychar, \N non \n
@*INC  include path     |      parallel or      \s == <space>, \S non
%*ENV  environment      ||     serial or        \d == <digit>, \D non
$*PID  process id       « »    word boundary    \w == <+alpha+digit+[_]>

Perl5→Perl6では、正規表現も全く別言語になりました。

Perl 6 will not replace Perl 5 nekokak++

Jesseの昼のトークにあった通り、Perl6がPerl5のかわりになるわけではありませんので、焦らず安心して新しい世界観を試してみてください。

■ Day 3 - Hackathon (10/16)

YAPC::Asia 2010 Hackathon miyagawa: "Perl is a glue between the human and the human."

今年のハッカソンは弾さんの家ではなく、hidekさんの家で海外スピーカーを囲む形で行われました。 miyagawaさんのkeynoteにあったように“Perl is a glue between the human and the human.”を感じたひとときでした。 ハッカーの集まりは楽しいですね。ホスト役のhidekさん、素敵な会場のご提供、本当にありがとうございました。

※未承諾広告※ ■「エンジニアの未来サミット for students」開催します!

YAPCの次の週のイベントと言うことで突然ですが、ちょっとだけ「エンジニアの未来サミット for students」について告知させてください。 これは、過去2回開催されたエンジニアの未来サミットのスピンオフ的な位置付けで、より若手向け、というか学生にフォーカスした新卒対象の企画になります。

10月は(YAPCの会場としてお世話になった)東工大の首藤さんがエンジニア研究者人生について語り、 11月は(YAPCの名物)小飼弾さんと(プログラマーの採用試験で一躍有名になった)岡嶋さんが語り合います。 12月はmatzさんと言語ヲタクの水島君、林君がパネルディスカッションを繰り広げる内容で、 (地方PMパネルの司会進行役だった)技術評論社の馮さんが特別モデレータを担当されます。

10月、11月、12月と3ヵ月連続開催で、記念すべき第1回目は今週末の10/23(土)です! また若干座席に余裕があるみたいですので、今からでも遅くはないのでぜひ申し込んでみてください。 学生じゃない方の参加もできるようですので社会人の方もお気軽にお越しいただければと思います。

■ YAPC 運営を振り返ってみて

昨年の2009年度よりYAPC::Asiaの運営を引き継いでいただけるという嬉しいお申し出がJPA様からありまして、 これまで3年間続けてきたホスト役を降り、普通のスピーカとして一般参加させていただくことになりました。

思い起こせば、最初の「YAPC::Asia 2006 Tokyo」は大田区在住というつながりだけでwakatonoさんに会場手配をお願いして某方面の聖地として有名なPiOで開催しました。 当時はまだ数百人単位向けの無線LANのAP構築ノウハウがたまっておらず、安定したネットワーク接続がなかなか提供できない頃でした。 会場で思いがけないトラブルがあっても寛容に許して下さる参加者の皆さまのご協力の積み重ねによってYAPC::Asiaの運営は継続できていると思います。

2006年は大田区PiO2007年は津田ホール2008年は東工大の大岡山キャンパスと、3年間それぞれ違う場所でYAPC::Asiaを開催してきました。 その都度、いろんな方々のご協力を得ながら、イベントの開催規模も自然に大きくなってきました。 当時からスポンサー様には多大なご協力をいただいていて、スポンサー発表枠、ノベルティ提供の他に、カップラーメンやスナック菓子の提供、 ランチ軽食の提供、懇親会でのスポンサー求人セッションなど、様々な試みを試行錯誤してきました。 今考えると、毎年違う場所で開催して、スポンサー交渉、会場予約からタイムテーブルの組版、パンフレットの制作、入稿、 看板出力、資材調達、本編での発表、発表スライドの翻訳、LT、会場のタイムキープ、司会進行、写真撮影、 エンディング動画のエンコードなどなど、当日は前後の動きを含め、振り返ってみると本当によくできたな、と思います。 プロデューサのmiyagawaさんも日本国内にいないし、イベント開催当日に初めてのスタッフミーティング開催とか、いろいろ常識から考えてあり得なかったと思います。 それも大変強力な運営スタッフや、無償で協力してくれるスピーカー、多くのボランティアスタッフ、動画撮影スタッフ、エンコード職人の皆さま、 参加者の熱意、そして現在の勤務先の会社の理解、スポンサー様の多大な支援のおかげでやってこれたのだと思います。 個別にお名前は挙げきれませんが、本当に大変感謝しています。本当にありがとうございました!

従来は、元々非営利のイベントということで、oyamaさん個人に会計処理をお願いしていたこともあり、収支で翌年に繰り越す利益がでると 税金の処理が面倒になるということで、収益の一部を The Perl Foundation に寄付したり、その後、懇親会の参加費用を無料にしたり少なくしたりすることで不確定要素から生じる部分の利益調整をしてスピーカーや参加者の皆さまに少しでも気持ちを還元するようになりました。 やはり余剰金の繰り越しは大規模な非営利イベントを開催するときの一つの問題のようで、参加者が500人を超える他のイベント運営でも同様の悩みを持っている、という話も聞いたりします。

今は継続的にイベントを開催・運営できる母体としてJPAが設立され、個人でお金の入出金をする会計上のリスクやキャッシュフローの問題は解決されたと思います。 Jesseの「Perl5 is Alive!」の講演でもあった通り、YAPCの運営もPerl5のPumpkinに通じるものがあるかもしれませんね。 YAPC::Asiaの運営はこれからもこれまでも、参加者の皆さんのアツい想いと、スピーカーの皆さまのご協力と、運営スタッフの情熱の維持によって成り立っていますので、 ぜひ引き続きご協力を賜ればと思います。今年の941さんのようにイベントプロデューサーに立候補すれば、(控え目に言っても)いいことあると思いますよ!

既に来年のYAPC::Asia 2011建設予定地のページ(次の開催候補地及びプロデューサーを募集中)も出来上がっているみたいですので、 我こそは、と思った方はぜひ名乗りをあげてください。

YAPC::Asia 2010 Tokyo お疲れさまでした!

■ 参考リンク